朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

12月17日(木)のつぶやき

2009年12月18日 00時19分30秒 | つぶやき
05:20 from web
朝から選択問題集。PC立ち上げるとどうしてもそちらに気がいってしまうから(笑)立ち上げる前にやるようにしよう。
05:49 from web
「懺・絶望読本」ようやく発送とのこと。2ヶ月延びた。あまり期待しないが吉かも。
06:27 from web
宮崎哲弥「新書365冊」結局内容は読まず、目次の書籍リストのみコピー。今後、ここに挙がっている本から、興味のあるものを読んでいく。
06:55 from web
児童ポルノに関して、最大の提供元は「親」である、という話。http://news.livedoor.com/article/detail/3558486/
07:56 from web
次世代スパコン開発、仕分けから復活。あっても良いと思うが、本当に必要な部分が削られ、役人の人件費は昨年並み、なんてことのないよう内訳の監視が必要だろう。http://www.asahi.com/politics/update/1216/TKY200912160356.html
08:28 from web
同感の部分はあるが、今までは自民党が私物化していたのを民主党に奪われたから言っているのだろう。過去を反省しないのでは、説得力なし。http://bit.ly/62UQRI
09:15 from web
衆議院の小選挙区制が地域エゴ、それを利用する国会議員を作り出しているように思う。全国区の比例代表制が利益誘導を完全になくすとも思えないが、マシにはなる気がする。少し考えていこう。
17:40 from web
「懺・絶望読本」ようやく届いた。ぱらぱらと見ただけだが、けっこういろいろ盛り込まれており、良い出来だと思う。
17:45 from Twit
「Twit」を入れてみた。試しに投稿。
18:23 from Twit
そのまんま東がM-1の審査員。他のメンバーに比べると、漫才師・芸人としてのレベルは格段に低いと思うのだが。単に知事の知名度だけで選んで良いのか?http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091216-00000026-oric-ent
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12月16日(水)のつぶやき

2009年12月17日 00時21分14秒 | つぶやき
05:28 from web
議会がどれだけ言ったところで、市民の支持を受けているから、と拒否しそう。市民がリコール運動をやる方が有効だ思う。http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20091215-567-OYT1T00910.html
05:57 from web
視力落ちてるなあ。メガネ変えるか。
07:42 from web
普天間移設先の検討。時間をかけるのは賛成だが、時間稼ぎととられないよう、工程表等を作成して計画的に進めるべきだと思う。http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-091215X662.html
08:40 from web
blogramまだ復旧せず。とりあえずブログパーツ外すか。
12:33 from movatwitter
携帯でも呟いていってみよう。
12:37 from movatwitter
梅田で勉強中。問題集で挙げられた論点をテキストに反映、マーキングしていく。労基・安衛法は未着。年内にやってしまおう。備忘まで。
20:50 from web
茨城空港、国内線ゼロのまま開港へ。空港の維持管理費は国が持つらしい。甘い見通しに起因する損失の責任は、誰も取らないのか?http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20091216-567-OYT1T00746.html
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司法官僚の裁判支配

2009年12月16日 10時23分55秒 | 法・裁判
「司法官僚」(新藤宗幸)読了。
※画像をクリックすると、「楽天」のページに飛びます


今の司法が、「最高裁事務総局」を始めととする
司法内の官僚機構に支配され、
各裁判官の自主的な判断が損なわれている、という問題意識。
このあたりの実態を知らなかったので、
詳細な事実を積み上げて描写されていく光景は新鮮で、
腹立たしく感じさせてくれるものだった。

ただ、この本で対策として提示されている
形骸化した「裁判官会議」の実質化が、
果たして現実的なのか不安を持った。
方向としては良いように思うのだが、
実際には今、各裁判官は内容を理解し切れないほどの事案を抱えている。
その状況で「裁判官会議」に時間を掛けられるのだろうか。
結局、今の要員のままでは形骸化せざるを得ないのではないか?
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12月15日(火)のつぶやき

2009年12月16日 00時21分16秒 | つぶやき
06:14 from web
問題集をやっているが、どうも安全衛生法は頭に入っていない感じ。このあたりの記憶の定着方法、いろいろ聞いていく必要がありそうだ。
17:42 from web
「ツイッター 140文字が世界を変える」読了。いろいろ可能性はあるが、私はその内の一部の機能しか使っていない、というのが分かった。まあ、何か機会があればいろいろやってみようか。
17:44 from web
社労士講座、先生に個人面談して頂いた。勉強の進め方、メリハリの付け方など参考になること多し。せっかく金を払っているし、いろいろ情報を提供してもらう機会は多いので利用していきたい。
17:49 from web
自民党が「小さな政府」路線の勧告。既得権益にまみれ、与党と利益誘導競争を繰り広げそうなのだが。まず、この勧告が党内で受け入れられるかが見もの。http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/politics/CO2009121501000284.html
20:46 from web
帝人の担当、電話すると言って電話してこない。今月通院するのやめたろか。
21:50 from web
1ヶ月前ルールは法令化されていたの?国は明文化され、権威付けられた規範で動くもの。万一法令化されていなければ、今まで官僚が私的に天皇に命令していたということ。http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/m20091213029.html
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御進物の大根

2009年12月15日 19時04分06秒 | 落語・講談・お笑い
# 「必死のパッチ」(桂雀々)読了。
 ※画像をクリックすると、「楽天」のページに飛びます
 
 彼の入門前の生活が大変だった、ということは
 何となく(枝雀関連の本かな)知っていたが、
 そのあたりが具体的に描かれている本。
 ところどころ妙に硬い表現があるところが、
 逆に彼の肉声みたいなものを感じて良かった。
 枝雀に入門する直前で切る、というのも良い感じ。

 ただ個人的には、
 現役の芸人が己の(生活上の)バックボーン・過去を曝け出すのは
 あまり良いことではないと思う。
 この本を読んだ人は、彼の落語を見る際に違う目が入ってしまいそう。
 そのような目で見られることは芸人としてプラスにならない気がする。
 それも承知で出版したのだとは思うが。


九雀の「公家大根」について、感想を以前の記事に書いたところ、
九雀師から「軽口御前男」に載っている、と教えて頂いた。
図書館で借りて読んだので以下に紹介。

「御進物の大根」
尾張の国宮重といふ所は、大根の名所なるが、太さ七尺まはり、長さ二間半の大根生えたり。これはめづらしき物とて、やがて禁中様へさし上げける。この大根、紫宸殿のきざはし上がらず。公家衆、ふしぎをなしけるに、かの大根、臆病者にて、紫宸殿のきざはしを大根おろしかと思ふて、上がらなんだ。大根一の臆病者と笑はれた。

「軽口本集(近世笑話集(上))」(武藤禎夫校注 岩波文庫)より。
# この本、昔(読書記録によると中学生の頃)読んだことがある。
 覚えている訳はない。

なるほど、「公家大根」は
「紫宸殿のきざはしを大根おろしと思った」部分をサゲにして
前半を作り込んでいるんやね。

まあ、とりあえず元ネタ紹介まで。
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12月14日(月)のつぶやき

2009年12月15日 00時19分54秒 | つぶやき
16:36 from web
本宮ひろ志「天然まんが家」読了。彼のデビューからのマンガの描き方、スタンスなどが描写された自伝。力が入っていて良い。
17:16 from web
花緑ときく姫「離婚」。入籍はしていなかったようだが。しかし、大物カップルって程なのか?http://news.goo.ne.jp/article/sanspo/entertainment/showbiz/120091214001.html
17:19 from web
「日米安保体制の位置付けから協議する」は正しいと思う。惰性で継続されてきた政策を見直す好機。http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20091214-567-OYT1T00327.html
17:32 from web
「忍たま乱太郎」が腐女子にウケるのは、今に始まった話ではないらしいけど。(「となりの801ちゃん」によれば。)http://www.cyzowoman.com/2009/12/post_1232.html
17:42 from web
都市博中止の後始末話。しかし、都幹部とやらの「突然の政策変更は後々まで禍根を残す」発言はずれている。誤った政策を継続して税金を撒き散らす方がよっぽど性質が悪い。http://bit.ly/5ef9vd
18:41 from web
「セブンネットショッピングにセキュリティ上の不備があり、買い物をした会員の個人情報を誰でも自由に閲覧できる状態にあった恐れ」。これは危ない話だなあ。http://news.mag2.com/archive/20091214100000
20:57 from web
雑誌・新聞をちらちら見ていると、「政府が景気対策をしていない」論調が目に付くのだが、根本的に何かおかしい。自社で頑張って売って、利益を上げて給与に還元していくのが本筋だろう。政府に依存し過ぎている感。
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鶴志・小染二人会

2009年12月14日 18時00分47秒 | 落語・講談・お笑い
昨日は5時前まで梅田で自習し、歩いて「繁昌亭」へ。
まだ時間があったので、初めて「らくご屋」へ寄ってみる。
(紹介記事:上方落語のCD・DVD中心の専門店「らくご屋」-書籍や関連グッズも - 梅田経済新聞

文華の自主制作CDもあって少し魅かれたのだが、
とりあえず「桂文太 噺の世界」を購入。
今後10枚×2シリーズ発売される予定だそうな。

18時頃に「繁昌亭」に戻り、入場。
2階にいたのだが、少し空席もあり。


「合格祈願」(三幸):△-

初めて見たが、声・口調は嫌いではない。
あまり落語家っぽくなく、いかにも三枝の弟子らしい。
マクラの橋下ネタも、もう少し整理したらもっとウケたと思う。

ネタは酷い。
人物分けがよく分からなかったせいでもあるが、
そもそも作品の出来が悪いと思う。
三枝の新作らしいが、何がやりたいのかよく分からん。
天満宮のご当地ネタ、というだけの代物か?
ギャグは「禰宜」の言い間違いくらいか。
サゲにつながる設定がよく伝わらず、一瞬サゲだと分からなかった。


「千早ふる」(鶴志):○-

好き放題のマクラ。
芸人の臭いが良い。

ネタはけっこう粗い。言い間違いもところどころにあった。
知ったかぶり、聞きにくる男とも雰囲気や間が良いので
面白かったし、よくウケていたが。

サゲの「とは」はいろいろなパターンを演って
「それでは降りられない」を繰り返して少し戻し、
最後は普通の「千早の本名」で降りる。
まあ、これもありかな、と思わせてしまう人だな。


「はてなの茶碗」(小染):△

マクラはよくある「骨董」ネタ。
小咄の持っていきようが拙い。

ネタは、油屋の人物描写は良いのだが、
やはり茶金さんが弱い。
細かいところでまずい科白もあったし。
米朝が言うような「店が騒がしい」で存在感を出す、までは難しいだろうが、
京都でお公家さんとの付き合いもあるような人、という
ただの商人でない、文化人の雰囲気は必要だと思う。

あと、このネタは「大阪と京都の違い」がベースにあると思うのだが、
あまりそこには力点が置かれていなかったように思う。


「牛ほめ」(小染):○+

今まで生で見た「牛ほめ」の中では一番良かったかも。
アホが「普請ほめるのに懲りている」というあたりから、
特に突っ込む側の言い捨てる声の調子や間の取り方が良く、
ダレずにウケ続けていた。

最後牛を褒めるところで
少しトチったのが勿体ない。


「住吉駕籠」(鶴志):○

茶店の主人・手尽くし夫婦・侍・酔っ払い。
科白を増やして説明する訳でもなく、特に表情も濃くつけていないが、
きっちりと間や科白の強弱を考えて表現すれば、
伝わるし、ウケる、という感じ。

ただ、「らくだ」風に酔っ払いがウソの感動話をするのは、
個人的にはあまり好きではない。
この酔っ払いの仁にあまり合わない気がする。
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今年(たぶん)最後の繁昌亭昼席

2009年12月13日 03時23分41秒 | 落語・講談・お笑い
昨日は、特に予定に入れておらず、前売券も買っていなかったのだが、
柳家さん喬が(松喬との二人会のついでだろう)
繁昌亭昼席に出る、ということを知ったので行ってみた。

例によって梅田から歩き、12時15分くらいに窓口に行くと、
まだ補助席があった。
次の人からは立見というところ。ちょうど良かった。


「大安売」(松五):△

マクラは「まつごと読むと縁起が悪い」話。
こういったエピソードを絡めてくると、名前も覚えやすい。

ネタに入ると、松枝の弟子だからなのか落研出身なのか、
妙な間・リズムがある。
「親方衆や御贔屓衆のお情け」を強く言っていた。
その部分でのウケは大きくなるかも知れないが、
全体のバランスは悪くなるように思う。
10日間の言い立てはウケていたが、
後の名古屋や奈良は流した感じもあり、あまりウケていなかった。

話していない方の若い男が途中でイヤになっているのを、
話している男が抑える科白があり、そこは良い工夫だと思う。
この人が入れたのか、元から入っていたのかは分からないが。


「初天神」(しん吉):△+

マクラは吉朝も喋っていた学校寄席の話。
メクリについて「桂ーん吉ではありません」と言うのが面白かった。

みたらしのみ。
そのくせ「隣のおじさん」は入れる。
子どもまでが父親に「天神さんが白粉塗って紅差して」と言うのは初めて見た。
雀三郎に比べて、子どもがちょっとませて生意気な感じ。
蜜の舐め方がイマイチ。
団子と団子の間に蜜が溜まっている感じがしない。


「飯店エキサイティング」(遊方):△-

昔は感じなかったのだが、一生懸命出している割に声があまり通らない。
マクラからして素人っぽい。
それがこの人の味だろう。
ネタも、別に大したものではない。その辺りによくある面白い経験談風。
よくウケていたが、あまり積み上がる感じでもない。

しかし、この人も45か。
出丸とは違う方向だが、この人も年を感じさせないなあ。


「曲独楽」(伏見龍水):△+

怪しげな人だ。
いきなり小さなケン玉をやり、その後で独楽に入っていく。
剣先、輪抜け。
腕はあるのだろう、と思う。ただ米八より下かも知れない。
やけにちょこちょこ歩くのが妙。


「試し酒」(小染):△+

酔っ払いの「日だ月だ」小咄。

ネタは、江戸のものには及ばんなあ。
このネタの田舎者って、何の鬱屈もない人で、
別に酔っても本性が出る訳でもないし、特に絡む人でもないだろう。
金が欲しい訳でなく、
一つはお酒が好き、
もう一つは本当に主人が散財するのが気の毒さに、
5升の酒を呑もうとするのだと思う。
今日の小染の田舎者は、けっこう鬱屈したものを持っているようで、
確かに次第に本性を出していくあたりの科白でウケをとってはいるのだが、
あまり快さを感じられなかった。
もっとさっぱり、機嫌良く楽しく酔っていくべきものでは、と思う。

あと、地の部分や素面の登場人物の口調が、何か焦っているように聞こえる。
客として安心して委ねて笑う、という感じにならず、ウケが大きくならない。

盃を飲み干していくところ、仕草や酔っ払いの話し方などは流石。



「片棒」(雀松):○-

タイガーウッズなどを取り上げたマクラ。
ここまでの演者があまり最近の話題を取り上げていなかったので、
それだけでもいろいろ意識しているのだな、と感じる。

ネタはよく演っているものだろうが、細かいところはいろいろ手を入れていた。
順番に出てくるのではなく、最初は3人並んだところから話をしていく。
まあ、その方が「兄貴は何を考えてまんねやろな」の科白は自然になるかも知れない。

父親は長男・次男に腹を立てるのだが、
それが「金がかかる」ことに対してなのか、
「無茶を言っている」ことに対してなのかが
よく分からない。
三男を気に入るところ、サゲを考えると前者であるべきだと思うのだが、
葬式を派手で奇想天外にする方向に手が付けられており
「金がかかる」ところはギャグ・ツッコミともあまり強調されないので、
そのあたりが不明確になっている感じ。


「赤垣源蔵徳利の別れ」(菊池まどか):○

マクラ(というのか?)で何か素人っぽい、自分を卑下したようなことを言う。
このレベルの人がそんなことを言わなくても良いと思う。

細かい節回しなどよく分からないのだが、声が良いなあ。
歌い上げて伸ばすところだけでなく、
地の会話の声にも微妙なゆらぎがあって心地良い。

最後は「この続きはCDで」。
最初のCDの紹介とつなげてウケをとっていた。
その後くどくど言うのはあまり好きではないが。


「時そば」(さん喬):○

東京でやるより、若干「引く」「突っぱねる」風味が強いマクラ。
マクラのウケ方を見ていると、この人を知っている客がけっこう多かったように思う。

ネタは、まあ、いつもどおりで安心して聞ける。
若干、2人目の「昨日と同じ科白」から「想定外でずれる」部分での
仕草・発声をクサくしていたかも。
筋を進めていく際には表情付けや間をあまり強調していないので、
ずれた時の落差が大きく感じられる。


「ハイウェイ歌合戦」(勢朝):△+

マクラから好き放題。良くも悪くも、米朝の弟子らしくない。

ネタはいつもどおり歌う代物だが、
町内会の人々はタイガースの選手ではなく
民主党政権の閣僚などにしており、
それに合わせたギャグ(ダジャレの類)も入れていた。
好きな演者でもネタでもないが、このような工夫をするところは良い。


「転宅」(三喬):○-

小染と逆で、やたら落ち着いた口調で喋っている。
安心して聞き、笑っていられるのだが、
まだ若いのにおさまってしまっているなあ、という感じもする。
実際にはおさまっている訳ではないと思うのだが。

妾が旦那を路地の出口まで送っている間に、盗人が忍び込んでくる。
この入り方は良いと思う。
旦那が「戸締りをきちんとするように」と言ったところが
次の日に盗人がやって来たときに雨戸も閉まっている所につながったり、
いろいろな部分の仕込になっている感じ。

最初の盗人が食べる場面が、若干長いように思う。
あと、妾が盗人を見て「自分も盗人だった」と設定して伝えるのがかなり早い感じ。
まあ、このあたりはこれでも良いかも。

次の日のタバコ屋の場面で、
騙されたと気付くタイミングが早いように思う。
この盗人の抜け方からすれば、
最初の「泥棒に入られた」では
「自分の後に泥棒が来たのか、女は大丈夫か?」くらいに思っており、
次の「間抜けな泥棒で」では「同じような話があるんだな」程度、
結局「向かいは平屋」で騙されたと確信する、くらいの流れだと思う。
今日の流れだと、
「間抜けな泥棒」の話で確信しているように感じた。
「自分が騙されたと気付かない間抜けさ」には、
あまり力点を置いていなかったのかも知れない。

サゲは「浄瑠璃の三味線弾き」「道理で上手く調子を合わせた」。
「語る」よりは分かりやすいだろう。


満員だし、大きな外れもなかったし、よくウケていたのだが、
全体に、東京ネタが多い印象。
江戸からさん喬が出ているのだから、
上方の人は上方っぽいネタを演った方がバランスが良かったと思う。

あと、今回初めて補助席で見たのだが、
座ったときに手すりが視界に入り、少しうっとうしい。
私より背の低い人はもっと邪魔になるのではないか。
台か何かを置いて、その上にパイプ椅子を並べるなど、
何か手を打った方が良いのでは、と思った。
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12月12日(土)のつぶやき

2009年12月13日 00時18分21秒 | つぶやき
18:47 from web
外国人参政権は微妙な問題だから、拙速を避けた方が良いと思う。どうも小沢のこのあたりの動き、公明党を横目に見た「選挙目当て」と感じられる。http://www.asahi.com/politics/update/1212/TKY200912120203.html
18:48 from web
さん喬目当てで繁昌亭昼席に行ってきた。何か、私の現役時代に同期・後輩諸師がやっていたネタが多かった気がする。
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「だれが「本」を殺すのか」書感

2009年12月12日 05時42分00秒 | 身の回り
「だれが「本」を殺すのか」(佐野眞一)ようやく読了。
※画像をクリックすると「楽天」のページに飛びます


400ページを超える本で、けっこう疲れた。

「本」を巡る出版社・取次・書店・図書館・書評などの現状や問題点、
改革しようとする人々を取材を通して描いていく。
「誰が悪い」ではなく、それぞれの病巣を抉り出そうとする意識で
けっこう重みがある。
個人的には、本の流通形態や金の流れなどを知らなかったので、
特に取次のあたりの話が興味深かった。
若干古い(特に電子出版やネット書店あたり)が、
挙げられている観点は今でも有効だと思う。残念ながら。
# 単行本で読んだのだが、
 このあたり、文庫版では若干追記されているのかな?

この人の「本」に対する思い入れはかなり強いのだと思う。
ただ、その分いろいろ複雑な感覚を持っているようで、
そこがちと分かりづらく感じた。
例えば、編集者は「自分の出したい本」を出すべきなのか、
「客が求めている本」を出すべきなのか。
今「ベストセラー」となっている本について
けっこう否定的に捉えている
(それは本当の「本」ではない、としている)と解釈したのだが、
他の部分では本を上から「与える」姿勢に嫌悪感を示している。
しかし「本当の「本」ではない」と断じる意識は、
読者の方を向いていない点で、
本を上から「与える」姿勢と同根なのではないか?

また、それとも絡むのだが、
「本」にまつわる関係者を章を分けて論じる中に
「読者」がないのは不足感がある。
各章の中で言及されてはいるが、
もっと集中的に取り上げるべき登場人物だと感じた。

私は「受け手」も本を殺していると思う。
読者が消費者になり、
本が物神性を削ぎ落とされた商品・消耗品になる中で、
分かる本、役に立つ本しか受け入れない、
退化した人間になっているように思う。
そして出版する側・書店も、そんな退化した人間から金を取るために、
劣化した印刷物を売る存在にならざるを得ないだろう。
まあ、今の時代、そんな状況も仕方ないのかも知れないが。
# 繰り言だが、本って
 「分からなくてもとりあえず読んでみる」
 「何か獲得することを目的にしない」
 「ちょっとでもヒットしたら儲け物」
 といった意識で読むと良いと感じている。
 具体的に目的を持って読む場合よりも、
 意外な発見・新たな視点を得られることが多いし。
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