朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

文三襲名

2009年06月13日 07時41分55秒 | 落語・講談・お笑い
# 「下流社会」(三浦展)を今更ながら読了。
 まあ、学問的に云々するような本じゃないと思う。
 次に「反社会学講座」(マッツァリーノ)を読んでいるのだが、
 頭の中で混ざって妙な気分になる。

火曜は19時半ごろ仕事が終わったので、
堺筋線で日本橋、歩いて「ワッハ上方」レッスンルームに飛び込む。
文三襲名記念の「ラクゴリラの会」。
トリの文三が「高津の富」のマクラに入ったところだった。

・マクラで「棚からぼた餅、運のいい男の話」と言っていた。
 そういえばそうだ。
 あまり意識していなかったのだが、
 この噺はめでたい噺なんだな。

・ホラを吹く男の作りが良い。
 「2万両」とか「千両箱」といった大金持ちっぽい
 科白をあまり強調せず、あっさり話していく。

・「500両が当たる」という男も良かった。
 特にノロケの部分の少しイヤらしいところが。
 ただ、外れた時に「素うどん」を食べる、というのはイマイチ。
 リズムとして、「うどん」でないといけないと思う。

・当たった男、宿屋の主、おかみさんがエヅくのは初めて見た。
 ウケていたけど、良し悪しでしょう。

全体には、特に強く押してこない。
部分部分でいろいろ工夫されていて良かったと思う。

この後抽選会。
当たらなかったし長かったが、うだうだが面白くて良い。

終わった後後輩と飲んだ。
それも含めて、良い気分転換でした。
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自白偏重の警察・裁判所と尻馬に乗るマスコミ

2009年06月10日 22時04分26秒 | 法・裁判
釈放の菅家さんが会見「警察と検察、絶対に許せない」(読売新聞) - goo ニュース

実質無実が判明した今になって、
掌を返すが如く「良かったね」報道が繰り返されているが。

マスコミは被疑者が逮捕されたとき、
警察の大本営発表に乗っかり、
「国民の知る権利」の錦の御旗の下に
無罪推定されるべき被疑者の私生活にまで
泥足で踏み込んで穢しまくったのではないのか?

被疑者の父親を死に至らしめた、
その行為に対する反省はないのか?

結局、冤罪が判明してもそれまでの報道姿勢を振り返ることなどない。

それは、自白を偏重し、
自白を得るために拷問を繰り返す(本当に、懲りない)警察当局や、
密室での手続に疑義のある自白に証拠能力を見出す裁判所なんぞと
同じ穴のムジナではないのか?
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今月も文太

2009年06月08日 08時42分25秒 | 落語・講談・お笑い
せっかく大阪稼動になったからには
落語会にも通わねば、とて
昨日は「文太の会 in 高津の富亭」へ。

先月「深山隠れ」を取り止めたので
今月演ってくれるかな、と思ったのだが、
まあ、そうはいかず。
またどこかで聞く機会はあるでしょう。


「向こう付け」(文太):○+

「手紙無筆」などとは違い、
「無筆」の人の「知ったかぶり」をネタにする、というよりは
「無筆」属性もある喜ぃ公を巡るネタ、と捉えた方がいいだろう。

周囲の人に愛されていることがよく分かり、よい雰囲気。
この人のアホ、クサ過ぎず味があり、程の良さが好み。


「軒付け」(文太):○

一つ一つのエピソードできっちりとウケをとっていく。
ただ、「テンツテンテン」「うなぎの茶漬」の繰り返しで
次第にウケが大きくなっていく、というところまでは至らず。

三味線・浄瑠璃とも少しクサいかな。
特に最初の「てんさん」の動き。
擬音も非常に面白く、よくウケていたけど。


「看板の一」(わかば):△-

マクラのまとまりが悪い。日本語がおかしい。
キャリアを考えると不足感があるが、
昔の彼の落語を知っている身としては、
喋り方に余裕がある分「マシ」と思ってしまう。

ネタはごく普通。
どうこう言う程のネタではない。
特にトチリもなかった。


「無妙沢」(文太):△+

「鰍沢」だった。
疲れが出たのか、少しトチリがある。

しかし、人物に会話をさせ、それなりの雰囲気を作っていく
(人物の背景や思いが会話のバックボーンにあるからだろう)
あたり、流石。

「鰍沢」と比べて引っかかる点が2つ。
1つはオチ。別に「お材木で助かった」で良いと思うのだが。
少なくとも、夢オチはないでしょう。

もう1つは、「毒薬が底に溜まっている」設定。
そこから、
・帰ってきた猟師である主が底までさらって飲む
 →毒が濃い→より症状がひどくなる
・旅人は酒に弱く、薄い上澄みしか飲んでいない
 →あまりしびれない
という描写になっていくのだが、
そこまで主が底をさらう必要もないだろう、とか思ってしまう。
まあ、上方らしい理屈といえば理屈なのだが、
全体のバランスとして、「毒を盛られた」ことに気付くまでの流れは
もっとさらっと流す方が好み。


前売1,300円で満足できるレベルなのが有難い。
ネタを見て、この会はまた通うことになりそう。
休日以外は行きづらいが、
また文太以外も見に行きたい。
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世襲は某国だけの問題でなく

2009年06月07日 07時46分40秒 | 政治
上杉隆「世襲議員のからくり」読了。

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「世襲候補の出馬禁止」という出口よりも、
後援会や資金の継承、といった発端・入口部分を食い止めなければ
ラチが明かないだろうし、
「政治家が家職になっている」状況への打ち手としては、
むしろそこに手をつけるのが本筋だろう。

上杉隆が何を「悪し」としているか、
若干見えにくいところがあるが、
具体例や海外事例なども紹介されており、
まあ良い本だと思う。

時あたかも、某国で「三男が後継」てな
「片棒」か「三人兄弟」のようなことを言っている状況。
核実験もロケットも、それへ向けての地ならしだ、なんて言われている。
「子どもに継がせるとは、独裁国め」と嗤いつつ、
この国の首相・政治家も、形式的には選挙の洗礼を受けているが、
実際にはかなり優遇された状況で継いでおり、
公正とは言い難い。

某国を嗤っちゃいられまい。
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久し振りの大阪稼働で

2009年06月06日 07時41分17秒 | 身の回り
6月頭から(いちおう、3ヶ月の予定で)大阪稼働中。
おそらく、5年ぶりくらいになる。

仕事はまあまあ、今のところはのんびりと。
この調子でやっていければ良いのだが。
抱え込まずに、相談しながら進めていければ良いだろう。

電車に乗っていると、いろいろ東京との違いを感じる。
一つは、携帯を使っている人間が比較的少ない、ということ。
東京だと、半分以上が携帯でメールか何かを
かちゃかちゃやっている、という状況もあるのだが、
あまりそこまでの光景を見ない。
本や雑誌を読んでいる人も多い。

ちょっとしたことなのだが、何となく興味深かった。
コメント (2)
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