地図が読めない女のハイキング日記

山と温泉と季節の草花と

富山・白木峰    13.07.15

2013-07-27 11:04:53 | 東海・北陸
富山に帰省したついでに、どこかの山に登りたいな~と思いつつ、
お天気がはっきりしなかった3連休。
単独で立山に行くのは危ないかしらと迷っていたところ、
Twitterでフォローしている「エコロの森」の存在を、ふと思い出した。


今回、ガイドをお願いした森田さん。ブナの気持ちいい林の中を登っていきます。

富山でエコツアーを企画している会社なんだけど、
いつか帰省したときに利用してみたいなと思っていたのでした。
さっそくHPを見てみたところ、残念ながら、既定のツアーには、都合に合う企画がない…。
けど、要望に応じてオリジナルのツアーもつくってくれると書いてあったので、
思いきってメールを出してみた。


登山道の脇には、ササユリが咲いてましたー。

「15日に、白木峰に行ってみたいんですけど、一人なんですけど、
 ガイドって、お願いできるんでしょうか…?」
翌日、「ソロツアーだと少しだけ割高になりますが、企画は可能です」という
うれしいお返事。

 

 

ということで、ちょっとどきどきしながら、
「エコロの森」の森田さんの案内で、八尾町の白木峰ハイキングにやってきました!



白木峰は、富山と岐阜の県境に位置する標高1,596mの山。
高山植物が咲く花の山で、この時期はニッコウキスゲが満開~~♪


Photo by Morita

8合目までは車で上がれ、1時間ほどの歩きで、この景色。
ひゃっほ~い。気持ちいい~~。



いやいや、夏ですね~。
これで、空が青かったら、と思わずにはいられませんが、
贅沢は言いっこナシですよね。


Photo by Morita

明るい黄色に、テンションあがる~。
もう写真、とりまくりでっす!


Photo by Morita

ふだんの山行では、自分の写真って、ほとんどないのですが、
今回は、ガイドの森田さんがいっぱい撮ってくださって。
ニッコウキスゲにかぶりついてる自分の姿に、苦笑…。



実家の隣町に、こんな素敵なところがあるなんて、
50年近く生きてきたけど、知らなかったな~。
私は、「エコロの森」のHPで初めて知りました。
地元には、立山とか、一級の山がたくさんあるから、
こうした里山には、あまり光が当たらないんだろうけど、もったいないわぁ。



地塘もあるんですねー。
こちら、「浮島の池」という名前だそうです。



小さな小さな尾瀬のようですね。
地塘の中に生えている植物、森田さんに名前を聞いたのに
忘れちゃった…。



透明感のある水色のトンボが、あちこちに。
「ルリイトトンボ」だそうです。きれい~~。
「カオジロトンボ」というのもいたけど、写真がとれず。



地塘の向こうには、立山連峰。
この日は雲がかかって、残念ながら、姿は見えず。
一瞬、薬師岳が見えているときもあったのですが…
冬の晴れた日に、スノーシュ-でここまで来るのもいいかもね。

 
ワタスゲも終盤。地塘に浸かっちゃってます。              イワイチョウ。けっこう咲いてました~。



「浮島の池」で休憩したら、来た道を戻って、白木峰の山頂へ。



この広々した景色、山に来る醍醐味ですね~。
森田さんに淹れていただいたコーヒーを飲みながら、再び休憩。



山頂付近は、オオバギボウシとアザミの群生。
紫のグラデがおしゃれ~。


Photo by Morita

小白木峰方面に向かって、ちょっと歩いてみる。
縦走すれば、さらに2~3時間程度かかるそう。
しっかり歩きたい人におすすめですね。

 

 

ガイドの森田さんは、東京で新聞記者として働いていたそう。
8年前、ご家族で富山に移住して、「エコロの森」を立ち上げたそうですが、
外から来た方のほうが、その場所のいいところがよく見えるのかも。


同年代の森田さん。お友達と歩いてるような楽しいツアーでした~♪

こんな素敵なエコツアーが、地元で体験できるなんて思ってもみなかったな。
田舎の魅力、再発見! 森田さん、ありがとうございました。
帰省した折には、またぜひぜひ参加させていただきます。
今度は、お正月に帰ったときに、スノーシューでどこか行きたいな~~。


●おまけ


ツアーの集合は、JR高山線 八尾駅前。
実家近くにある笹津駅から、高山線に乗っていきました。
朝夕は1時間に1本。昼は2時間に1本の、希少列車。
30年以上ぶりに乗りましたー。


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