地図が読めない女のハイキング日記

山と温泉と季節の草花と

東京・雲取山②        10.08.29~30

2010-09-05 18:31:39 | 関東
ハイキングチームLAMNの例会2日めは、三条の湯から、雲取山山頂へ。
朝5時起床、6時朝食、6時半出発。
宿泊者の朝は早く、6時半には大半の人がすでに出発している。



三条の湯を出て、しばらくは沢の音が聞こえる。
朝のうちの木陰歩きは、本当に気持ちいい。



こんな林の中をゆるゆる歩き、高度をあげていくと、
途中、展望が開け、樹間からきれいな山並みが見える。



出発から2時間半。三条ダルミに到着。
おお、あれに見えるは富士山!
こんなにくっきりした姿は久しぶりに見ました。



三条ダルミから、山頂へは約40分。
傾斜が少し急になるけど、道がよく整備されているので、危ないところはない。


山頂の看板右手、木の右奥に、富士山が写っていますが、見えますか~?

10時、雲取山山頂に到着!
ぐるり360°視界が開け、遠くには美しい山並み。
富士山も見えるけど、山頂についたころには残念ながら、少し雲がかかっていた。



たっぷり昼食休憩をとり、下山開始。
小雲取山あたりまでは、こんなガレ場がつづく。



正面~右手に、南アルプスや富士山を見ながらの下山は、なかなか楽しい。
しかし、照りつける日差しが、とにかく暑い。
途中、湧き水がくめる場所があり、補給できて助かった。
(しかし、この湧き水、下山ルートから外れて、少し下ったところにあり、ここでの時間ロスが後半に響くことになるのだが)



お花の時期は過ぎていたのか、あまり種類は見られなかったのだが、
下のマルバダケブキだけは群生し、あちこちにお花畑が広がっていた。
山頂で、花の分布状況を調べていた研究員の方にうかがったのだが、
ほかの花はシカに食べられてしまうのだが、
マルバダケブキは苦いため、シカが敬遠するらしい。
結果、この花だけが生き残り、群生をなしているということなのだ。



日光の千手ヶ浜でも、同様の原因で、クリンソウが群生していると
テレビで見たことがある。
シカの害は、あちこちで広がっているんだなぁ…。



けっこう快調に下ったつもりなのだが、下っても下っても、下りはつづく。
この日、登りは標高差900mだけど、下りは1,500mもあったんですね。
バスの時間がギリギリだったので、最後はかなり飛ばし、
足はガクっガク。疲れた~。

暑さもあり、後半バタバタでしたが、なんとか無事下山。
幹事さん、ご一緒いただいた皆さま、どうもありがとうございました!

●コース概要
所要時間 7時間40分
三条の湯6:30-三条ダルミ9:00-雲取山山頂10:00(昼食11:00まで)-奥多摩小屋-ブナ林-堂所13:30-鴨沢のひとつ先のバス停15:10


→ 登山の人気ブログ