地図が読めない女のハイキング日記

山と温泉と季節の草花と

秋田・秋田駒ケ岳    09.08.02

2009-08-08 17:12:21 | 東北
ハイキングチームLAMN夏山 2日めは、花の百名山 秋田駒ケ岳。
雑誌で見て以来、ずっと行ってみたかった憧れの山である。



8合めまでバスで上がり、高山植物を楽しみながら、
秋田駒ケ岳最高峰・男女岳(おなめだけ)に登る、らくちんコース。
阿弥陀池をめざして歩きはじめ、やや急な登りをすぎると、
エゾニュウとオニシモツケの花畑に遭遇(上の写真)。
テンション、上がる~♪



眼下に、田沢湖が見えてきた。
このあたりから、ずっと登山道の脇に花畑が広がる。



紫の花は、ハクサンシャジン。
緑の中に、ニッコウキスゲやアキノキリンソウなどの黄色。
モミジカラマツやエゾニュウなどの白。実にカラフルだ。



黄色い花はトウゲブキ。
8合めから、阿弥陀池までの間に見られる高山植物は、
100種類とも、300種類とも言われている。さすが、花の百名山!



出発から1時間ほどで、阿弥陀池に到着。
ここから男女岳(上の写真)までは、約15分。



斜面に広がる花畑を眺めながら歩くと、あっという間に男女岳山頂。
一服した後、阿弥陀池に戻り、横岳をめざす。



阿弥陀池小屋の後には、雪渓が残っていた。
たぶん、上の写真の奥のほうが「浄土平」と呼ばれるところで、
チングルマやイワカガミのすばらしい群落が広がっていたらしいのだが、
知らなくて、ちゃんと見ないまま通りすぎてしまった。残念!
(あとで宿の奥さんに聞いたんだけど、出かける前に教えてほしかった…)



横岳からは、コマクサを探して、大焼砂の火山砂礫帯を少し歩く。
「群生」という触れこみだったが、時期が遅かったのか、
ぽつぽつ咲き残っているという感じ。
横岳に戻り、焼森に向かうと、あちこちにコマクサが咲いていた。



う~ん、かわいい。
コマクサは、他の植物が生育できないような厳しい環境に生育することから
「高山植物の女王」と呼ばれている。
確かに、よくぞ、こんなガレ場に咲けるものだ。



秋田駒ケ岳は、期待以上に、すばらしい花の名山でした。
幹事さん、LAMNのみなさま、今回もお世話になりました。
チングルマの群生が見てみたいので、
今度は、7月中旬くらいに来てみたいな~。

●コース概要
所要時間 4時間  男女岳 標高1,637m
秋田駒ケ岳8合め7:00-阿弥陀池-男女岳ー阿弥陀池9:00-横岳-大焼砂-横岳-焼森-秋田駒ケ岳8合め11:00


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