「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

そもそもロシアが、どんな国か知っているのだろうか❓<2024.06.20

2024-06-22 19:19:15 | ロシアと周辺国

『彼を知り己を知れば百戦殆からず』
永遠のベストセラーです。
こんなことを紀元前の大昔に考えた人がいたことに驚きます。余りにも真実すぎて、現在にも通用する考え方です。
人間がいて戦争がある限り、価値を失うことはないと思います。

であるのに❓
現在の人間は、愚かに過ぎますね❓

西側の敵(彼)がロシアであるなら、どれほど西側がロシアを知っているのか❓
ほゞ、ステレオタイプのロシアの漠然としたイメージしかないと思います。
日本も同じですね❓
単にプロパガンダと色眼鏡の決めつけしかないから、「鬼畜米英!」的なスローガンで済ませようとします。

ロシアは、単にロシアであってロシアでしかありません。
複雑なことは、私にも難しすぎるので書きません。

ごく大雑把に書くと共産主義ロシアは、東西冷戦に敗北し政治的に崩壊しました。
その後、10年近く混乱と悲惨な社会が出現しました。
第二次大戦に負けた日本の戦後の混乱期と大体同じです。
ギャングと新興財閥が支配する法も秩序も失われた貧しい社会が出現しました。
プーチン氏が政治権力を握ったのが、2000年です。
その後、政治基盤を固めるとともに混乱したロシア社会の秩序を取り戻しロシアの再建に取り組みました。
大混乱のロシアを掌握するには、強権的な手段を用いるしかありませんでした。

そこからロシアの再建が始まりました。
今、2024年です。
混乱し無秩序だったロシアをたった20年少々で再建したのが、プーチン氏です。
ロシア人の目から見れば、ロシア中興の祖と言えます。
最悪の時と現在を比較するなら、ロシア人は誰も最悪の時期に戻りたいとは思わないでしょう。

西側が極悪非道と中傷するプーチン氏は、ロシア人から見れば英雄です。

プロパガンダの色眼鏡とは、随分違うでしょう❓

その過程でプーチン氏がロシア国民結束の手段として用いたのが、ロシアの誇りです。
それは、何か❓
第二次大戦でナチスドイツと独ソ戦(大祖国戦争)を戦い勝利したロシア民族の誇りです。
ロシアでは大祖国戦争と呼びます。
『大祖国戦争に勝利した父祖を思い出せ!
今、我々は困難な状況にある。
しかし団結して勝利しよう!』

大体、このようなイメージで国内の結束を取り戻し再びロシアを一つの国にしました。

そのようなロシアの国内事情は一切無視してアメリカは、NATO東方拡大戦略を決めてウクライナを抱き込み、ロシア国境に迫りました。

ほぼアメリカ=NATO=ウクライナは、ロシア側から見るとナチス・ドイツと同じです。
だからロシアは、それを防止するためにウクライナへの軍事介入に踏み切りました。
ロシアにしてみれば正当防衛と同じ感覚です。
罪の意識などあるはずもありません。

それを歌で知ってほしいと思います。
「カチューシャ」
ほとんどロシア民謡と書いています。
これは戦時流行歌でロシア民謡ではありません。
大祖国戦争の中でロシア国民が愛唱してロシアの国民歌になりました。第2国歌と言っていいでしょう。
大祖国戦争をロシア人が思い出せば、まず「カチューシャ」を思い出すでしょう。
そんな歌です。

もう一つロシア人にとって神聖な歌があります。
「聖なる戦い」です。
独ソ戦の勝利を祝う歌です。
独ソ戦でどれだけのロシア人が犠牲になったか知っていますか❓
民間人も含めて2000万人から3000万人と言われています。
それほど過酷な戦いを戦い抜いてナチス・ドイツの勝利しました。
「聖なる戦い」は1941年6月22日に新聞に歌詞が掲載されその後すぐに軍歌になったそうです。
まさに独ソ戦を戦って勝利したソ連軍のための歌です。

①Елена Ваенга - Песни Военных Лет ✬ LIVE ✬ Elena Vaenga - Songs of the War Years
https://www.youtube.com/watch?v=Hl0myzExUaY
Священная война (Концерт "Песни военных лет"). Поёт Елена Ваенга.
https://www.youtube.com/watch?v=8Y4_2Qa0QQs

これは赤軍合唱団のステージの風景です。
見て欲しいのは客席の風景です。①では高齢者が招待されていて勲章を沢山つけたおじいちゃんとおばあちゃんがいます。
独ソ戦に参戦して生き延びた元軍人たちです。
特に高齢者には、こうまでして守ったロシアが再び侵略されるのを許せるひとはいないでしょう❓

つまり❓
ウクライナとNATOは、ロシア人から見ればナチス・ドイツと同じだと言うことです。
ロシア人からウクライナ紛争を見れば、こう見えると言うことです。
民主主義のための戦いなど笑い話でしょう❓
侵略のための戦争に決まっています。

見る立場が違えば、見える風景は全然違うと言うことです。こんなロシアに戦争を仕掛けたウクライナは、愚かと言うしかありません。

もっと気軽にカチューシャ
【和訳付き】カチューシャ(ロシア民謡)"Катюша" - カナ読み有
https://www.youtube.com/watch?v=LH6gREvUhlc
Katyusha dance War Army solo Военный танец Катюша сольный
https://www.youtube.com/watch?v=YoB4Vkvceo0

Катюша-Марина Девятова и Катя Рябова.
https://www.youtube.com/watch?v=rnt-7MWxb8M

③Sisters Tolmachevy Katyusha, Катюша Den pobedy 2007
https://www.youtube.com/watch?v=ivASIwtHALM

③は可愛らしいですよ。
幼い双子の女の子が、上手に歌います。

☆私の大好きなカチューシャ
これはシンガーが歌手としてデビュー前のステージです。
所属する歌謡団が応援でバック・コーラスを務めています。もう、ノリノリでひたすら楽しいです。
Katioucha - Tatiana Bulanova & Chœur Piatnitski -- English & French subtitle
https://www.youtube.com/watch?v=ngK_Cj5bH9I&list=PLYRpau8yECtTIHPM3ALRaQKTj8ooOGAPT&index=2


☆これはロシア民謡です。今風の「カリンカ」
Marina Devyatova - Kalinka Malinka
https://www.youtube.com/watch?v=cfg-PeG7pOE&list=PLYRpau8yECtTIHPM3ALRaQKTj8ooOGAPT

平和な時代には、こんな風景もありました。
平和は、尊いですね❓
André Rieu - Kalinka
https://www.youtube.com/watch?v=VuF9N0VFcfk

☆結論、私が言いたいのはロシアのステージでは必ず赤軍がバックにいます。
プーチン氏が目指すロシア、ロシア国民がイメージするロシアが分かるような気がします。
西側の感覚とは、全然違うでしょう❓


※関連記事目次
項目「ロシアと周辺国」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/c/a23a051cf8ecfe4e9a324034dc37f999


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