「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

地震調査学と地震予知は、全然違う❓<2024.1.24

2024-01-16 23:06:45 | 自然災害・気候変動

以前から何かが違う❓と、うすうす思っていました。
気が付いたのは、過去の地震の調査と地震予知は別物だと言うことです。

従来の地震学と呼ばれている研究は、過去に起きた巨大地震を解明することであったと思います。
もちろん、それは非常に大切なことです。
過去に起きた巨大地震を解明することで、それを未来予測に利用することが出来るからです。

ですから、これまで行われてきた過去の巨大地震の研究には大きな成果があると言えます。

しかし、過去の地震の研究とこれから起こるであろう地震の予測は、全然別のものです。

文部科学省や気象庁のやっていることを見ると、それをごちゃ混ぜにしているのではないか❓との疑問があります。
だから、ほぼ無意味な「地震予測図」を作り上げたのであろうと思います。
地震発生確率は、ほぼ作文であろうと思います。
※理由は、全ての地域で正確な地震発生確率を予測するなど現在の研究のレベルでは、不可能だからです。しかし、しっかり全国的な地図が作成されています。色まで付けてね❓色気でだまそうってのか❓

研究者有志が、2014年に「地震予知学会」を立ち上げたのは、その間違いを是正し、実際に役に立つ地震予知を研究してそれを世の役に立てようという試みだと思います。

中々、関係者はこのように露骨には言えないのであろうと思います。

だから地震学会の研究者が無能なのではなく、まるで畑違いの仕事を押し付けられているのであろうと思います。そもそも過去の地震研究が専門の「地震学会」に地震予知を要求すること自体が、間違いだと思います。

現在の通説は・・・・
地震調査研究推進本部(文部科学省研究開発局地震・防災研究課)
『第2節 地球環境・自然災害に関する予測 南海トラフ地震については、マグニチュード8~9クラスの地震の30年以内の発生確率が70~80%(2020年1月24日時点)とされている。』

このようになっています。
その根拠が、どのようなものかは良く分かりません。

素人が、ウィキペディアの記述を参考に調べても合理性はないように思います。
過去の「南海トラフ大地震」の周期を調べてみると❓
南海トラフ大地震
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%B5%B7%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%95%E5%B7%A8%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E9%9C%87

内容は読んでください。
1096年永長地震から1944昭和東南海地震までの発生サイクルを見てみます。
左から時代の新しい順です。
①(~90) ②(~147) ③(~209) ④(~137) ⑤(~265)

結構、ばらつきがあります。
しかし、それほど短いサイクルで発生しているわけでもありません。一番新しい①が一番短く90年です。

あれ❓あれ❓
1944昭和東南海地震+90年=2034年です。

もう一つ不思議なこと❓
毎年、今後30年以内です。
1年経過したら29年以内になるのでないですか❓
2020年から3年たちましたから、27年以内でないと変ですよね❓
毎年、30年以内のようです。

ここら辺まで来ると❓
『第2節 地球環境・自然災害に関する予測 南海トラフ地震については、マグニチュード8~9クラスの地震の30年以内の発生確率が70~80%(2020年1月24日時点)とされている。』
相当怪しくないですか❓

1980年の仮説と「1944昭和東南海地震+90年=2034年です」を組み合わせて、適当に数字を作っているのではないか❓
との疑いをもたれてもやむを得ないと思います。
地震調査研究推進本部(文部科学省研究開発局地震・防災研究課)には、素人にもわかるような簡単で合理的な説明をしてほしいと思います。
(どうも、この辺りで税金獲得を試みているような❓)

※まあ以上のような疑問は、わきに置いて・・
普通に周期性に着目するなら、もっと長い周期もありますが安全に考えて130~150年程度の周期性を考えるのが妥当だと思います。最短+90年もあり得ます。

1944+130=2073年
1944+150=2094年
※最短+90=2034年

このようなあくまで周期性に見る仮定の推測が成り立ちます。

つまり❓
『第2節 地球環境・自然災害に関する予測 南海トラフ地震については、マグニチュード8~9クラスの地震の30年以内の発生確率が70~80%(2020年1月24日時点)とされている。』
これは、相当役人の作文臭くないですか❓

もちろん、合理的な根拠に基づくのかもしれません。
江戸時代の古文書とか❓1980年の仮説に基づくのでは、ないのであろうと思いますが❓


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