「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

第2次世界大戦とウクライナ紛争<2024.3.8

2024-03-08 20:42:47 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

(1)第2次世界大戦もブスブスと東ヨーロッパで小規模な戦争がありナチス・ドイツはソ連とポーランドを分割して境界線を決めた後、一気に西ヨーロッパに侵攻を開始しました。それほどかからずにほぼヨーロッパ全域を占領することに成功しました。
ヒトラーが、もう少し普通の戦略を考えていたらその後の経緯は大きく異なっていたと思います。
北アフリカには侵攻せず、旧ソ連とは既に決まっていた境界線を守ります。
そしてバルカン半島からトルコ経由で中東の油田地帯を目指せば、おそらく占領に成功していたと思います。そこから北アフリカを目指せばドイツの得意な陸路で行けます。

第2次世界大戦の主要参加国は、ドイツ・ソ連・アメリカ・やや小粒のイギリスです。イギリスはブリテン諸島に押し込められて、手も足も出ませんでした。
ドイツがソ連と戦わなければ、敵は小粒イギリス+アメリカだけです。この組み合わせなら連合国が勝利できたかどうか・は、かなり際どいと思います。仮に勝つにしても相当長い期間が必要であったと思います。

ヒトラーの歪んだ世界観と人種差別が、連合国側の勝利につながったと思います。世界帝国になるのなら人種差別はしてはならない事です。史上最大のモンゴル帝国を見てもローマ帝国を見ても多くの民族を従えてこそ可能です。
独占を考えずソ連と分かち合う考えがあれば、ナチス・ドイツは結果として大きなものを手に入れたと思います。

しかし、今振り返ってみてもナチス・ドイツの支配する世界を好ましいと思う人は少ないと思います。

(2)ウクライナ紛争
ウクライナ紛争が第3次ヨーロッパ大戦になる可能性は十分あると思います。
特に西ヨーロッパの金持ち国を見ていると、まるでロシアとの決戦に備えているように見えます。

ロシアの方は、特にNATOと戦う気はないと思います。誰が考えてもウクライナ1国を相手に2年たっても勝利できない程度の軍事力でNATOと戦う無謀は分かります。経済力を比較しても遠くロシアはNATOには及びません。
だからNATOが手出しをしなければ、ロシアがポーランド国境を西に越えることは、ないと思います。

第2次世界大戦の主要プレーヤーを考えると・・・
ドイツは究極の平和ボケでほぼ戦力になりません。
イギリスは、大きく国力を失い軍事的には第2次世界大戦当時よりは、はるかに弱体化しています。
アメリカは、相変わらず強力ですが陸上戦力に限って言えば動員能力の面で大きく落ち込んでいます。200万人~300万人のアメリカ陸軍を編成するのは、不可能に近いと思います。
もしヨーロッパの戦争のためにそんな大動員をすれば、アメリカ国内では大反対が起きると思います。アメリカが第3次ヨーロッパ大戦が起きたとしても、100万人単位の陸軍を送るのは難しいと思います。武器・物資の支援と空軍の参加が中心でしょうね❓

一方でロシア軍も第2次世界大戦当時のソ連軍と比較すれば、かなり弱体化しています。

つまり❓
仮に第3次ヨーロッパ大戦が勃発すれば、このようなメンバーで戦われます。
今ロシアと戦っているウクライナが最強のように思います。今、3000~3500万人しか国民はいないと思います。その中で100万人を動員して、戦闘ではロシア軍と互角に戦っています。
これが出来る国は、西側では(アメリカの他は)ウクライナだけだと思います。

一方でロシアは、NATOとの戦争になれば全面戦時体制に移行するでしょう。衰えたとは言え300万人程度の動員は可能だと思います。

ウクライナがロシアに屈服してしまうと、お寒い限りのNATO軍が(推定)300万人のロシア軍と戦うことになりそうです。最終的にNATOが勝利するにせよヨーロッパのかなりの部分が戦場になると思います。
しかもロシア軍が攻撃ばかりするとは限りません。
防御を中心とする持久戦を志向する場合もあります。この場合は、10年単位の長い戦争になるでしょう。理由はロシアの戦争目的が侵略ではなく、NATOのロシアへの侵略を防ぐことが主眼だからです。だからこの戦争目的からすると、それほどNATO側に踏み込む必要はないわけです。
加えて核戦争のリスクもあります。

もうウクライナがロシアに勝てないことがはっきりした以上、停戦に持ち込まないでズルズルと長期戦を続けるとロシアの戦争体制はその分整っていくと思います。
戦争の負担でロシアが崩壊する可能性もありますが、それを期待するのは甘すぎると思います。

ウクライナがロシアに敗北し、アメリカがヨーロッパの戦争から手を引けば、ヨーロッパはロシアに屈服するほかに道はないように見えます。

仮に最終的にヨーロッパがロシアに勝てたとしても、ヨーロッパの多くは戦場になり荒れ果てるでしょう。戦費と破壊でヨーロッパ経済は崩壊すると思います。
第3次ヨーロッパ大戦では、結局ヨーロッパもロシアも崩壊すると思います。

そんなリスクを冒してまで、戦争を継続する意味があるのかどうか❓
ヨーロッパの政治家は、気楽に戦争を煽るのは止めて真剣に考えるべきだと思います。
動機の不純な戦争(ロシア潰し)を始めてそれを続ければ、結果としてその「大きなツケ(ヨーロッパが潰れる)」が自分たちに回ってくることを知るべきでしょう。

ヨーロッパが崩壊したところで困るのはヨーロッパだけです。局外中立の第三世界は全く困りません。アメリカは、参加しなければ大して困りません。
ここにヨーロッパの大きな誤解があります。ヨーロッパが潰れると世界が困ると勘違いしています。実際にはヨーロッパ以外の国々は特に困りません。
これが分からなければ、愚かに過ぎると思います。
過去の植民地時代のツケを払う事になるのかもしれません❓


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


ぬかるみの季節を迎えるウクライナ、東部戦線の現状(アウデイーイウカ西・クリンキー)<ウクライナ紛争2024.3.8

2024-03-08 20:39:20 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

3月の半ばを過ぎるとウクライナの大地は、ぬかるみ始めます。当然ながら、戦車や装甲車、大型軍用トラックなどは固い道路以外では移動が困難になります。
余程、接近して白兵戦に近い戦闘をしている戦場以外では激しい戦闘は出来ません。

アウデイーイウカ西の戦闘は、現在小競り合いになっています。理由は、ロシア軍は大体予定の地域を占領したからです。
アウデイーイウカ市街と市街西の強力なウクライナ軍の拠点であるコークス工場・ステポヴェStepove・ラストシュキネ:Lastochkyne・シエベルネ:Sjeverneを占領しました。陣地として強力なのは、この4か所で、ここまで制圧すると取り敢えず郊外の緩衝地帯が確保出来ました。

現在、小競り合いの続いている・・・
トネネキーTonen'ke、オルフリカOrlivka、セメニフカSemenivka、ベルデイチBerdychiは、単なる拠点でありどっちでもいい場所です。
ウクライナ軍が見栄で戦力を集めて防戦しているだけで、ロシア軍としては今すぐ無理に占領しなければならない場所でもありません。
逆にウクライナ軍は、後方の拠点から離れて補給のしにくいこれらの拠点を防衛していると地面がぬかるんで来ると困ると思います。接近戦から砲撃戦にロシア軍が変更すると逃げるしかありません。逃げ道は、ぬかるんだ畑や野原です。(戦闘地域が、そのような場所です。)道路は農道に近いような道路だと思います。
だからウクライナ軍は地面がぬかるむ前に後方に撤退するべきです。遅れると結構、ひどい目に合うと思います。すぐムキになるウクライナ軍が、それを忘れていないといいんですけれど❓

※ヘルソン市ドニプロ川東岸のクリンキー
ここも4月には、ウクライナ軍は相当危なくなると思います。
去年、ロシア軍が上流の巨大ダムを爆破しました。そのため上流で4月雪解け水で増水するドニプロ川の水量の調節は不可能です。
つまり❓
今年は自然のままに増水し流域が拡大します。
今年が、その状態が初めてなので誰もどこまで流域が広がるのか知りません。特にドニプロ川東岸が低地になっているので今ウクライナ軍がへばりついているクリンキー付近は、かなり流域が広がる地域だと思います。
以前にも書きましたが、多分今クリンキーにいるウクライナ軍は、さっさと撤退しないと水浸しになるか溺れ死ぬかもしれません。
ウクライナ軍の司令部が、このリスクを認識しているといいんですけれど❓

他では、最近記事になった戦場では・・・
マリンカMar'inkaの近くの
クラスノホリフカKrasnohorivka~ロシア軍が攻撃中
ノヴォミハイリフカNovomykhailivka~ロシア軍が攻撃中
ここでは接近した白兵戦になっていますので、戦闘は継続すると思います。ノヴォミハイリフカNovomykhailivkaにはロシア軍が増援部隊を送り込んだようですので、ぬかるみのシーズンはここを中心に攻撃するのかもしれません。

バフムト方面では、現在市街戦になっているイワニフスキーIvanivskeは戦闘続行だと思います。

南部ザポリージャ戦線のロボティネ村Robotyne方面は、やや戦域が広いので小休止かな❓と思います。

ぬかるみのシーズンは、両軍ともやや戦闘ペースを落として部隊の休養と再編と補充をするのではないか・と思います。

再び激戦が始まるのは、地面が固まる4月の半ば過ぎだと思います。ロシアの大統領選挙もそのころには終わっていますし、ロシア軍の方針や戦術に変更があるかないか・も気になるところです。
無理をせず今のペースで進めるのではないか・とは思います。簡単に終わる戦争ではないですからイーブン・ペースを維持することがポイントかもしれません。
ウクライナ軍はそのペースに対応できるかどうかが4月以降の戦いに影響してきそうです。

※これは希望的観測であり、大統領選挙が終わるとロシアは大規模動員に踏み切る可能性もあります。この場合は、今年中にドニプロ川東岸の広い地域をロシア軍は制圧を狙うと思います。こうなれば、ウクライナ軍はほぼ対応のしようがないと思います。問題もあり、ロシア軍が大規模動員に踏み切ってもそれに必要な武器・弾薬があるかどうかは疑問です。
もし、ロシア軍がその備蓄を済ませているとしたら❓


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
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EU各国がウクライナ支援に血眼になる理由>NATOがスカスカ>トランプの言う通り<ウクライナ紛争2024.3.8

2024-03-08 09:57:37 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

なぜ❓EUの金持ち国が次々とウクライナと二国間協定を締結し巨額の軍事支援をするのか❓
しかも、10年です。
余程、ウクライナに痛いところを握られているのか❓

そうではないようです。
結局、トランプが言ったことが正しかったということです。
つまり❓
アメリカを用心棒にしてEU各国は、自国の軍事力の強化を全くサボっていたようです。
軍事力の維持には巨額の軍事費が必要です。
それを出すのが嫌だから適当にやって胡麻化していたんですね❓
それを厳しく指摘したのがトランプです。
「ちゃんとやるか、アメリカ軍の駐留経費を支払うか・どっちかにしろ!」と言うわけです。トランプは、ごく普通のことを言っただけで、それを「極悪」のようにEUが言うのは自分たちの過去の怠慢がバレルことを恐れるのと、軍事負担が大幅に増加するのが嫌だからです。

ここにきてトランプが大統領選挙に勝つかもしれませんから、それまで軍事費負担を胡麻化してきたEU主要国も自分の国の軍事力を見直したのであろうと思います。
見直さなくてもほぼ全部の国で軍隊はスカスカです。

ロシア軍のボロと間抜けを笑っていましたが、EUの大国の方は、もっと酷い状態だと言うことです。到底、すぐ戦争できる状況にありません。
ウクライナを10年支援する意味は、ウクライナに10年ロシアと戦わせて、その間に自分たちの軍隊の強化を図ろうと言う考えです。

2024.01.11
『トランプ氏の大統領復帰を恐れる欧州、防衛産業を強化して自分達を守るしかない』
https://grandfleet.info/european-region/europe-fearful-of-trumps-return-as-president-has-no-choice-but-to-strengthen-its-defense-industry-to-protect-itself/

参考記事
運用可能な戦闘機がたった119機? 最も長い歴史を持つ英国空軍の没落
https://grandfleet.info/european-region/raf-serious-fighter-shortage/
2019.11.28
平均稼働率は20%? ドイツ軍、戦闘機「トーネード」や歩兵戦闘車「プーマ」等の稼働率
https://grandfleet.info/european-region/german-military-20-of-average-equipment-availability/
ドイツ空軍大ピンチ 使える戦闘機は4機だけ? 背景に「財政健全化」と「大連立」
2018/5/22 06:30
https://www.sankei.com/article/20180522-DQ4DGIYWUBJTBNGWJX64YTTXPI/
ドイツ空軍のいま2022・ウクライナ危機でケツに火が 【ゆっくり解説】
https://www.youtube.com/watch?v=cAJRsWafmoA

ドイツの軍事力「ドイツ陸軍のいま・2021」動かない戦車に消える軍事費 【ゆっくり解説】
https://www.youtube.com/watch?v=jHnoAKU5JAM

世界軍事力ランキング2024年版
6イギリス
10イタリア
11フランス
18ウクライナ
19ドイツ
20スペイン
21ポーランド

去年はポーランドが韓国から大量の武器を買い付け急遽、軍事力の強化に励んでいます。
そうしている国は、ポーランドだけです。
全部、ウクライナと似た程度の軍事力しかありません。
(今、ウクライナは100万人動員していますから実際には現在のウクライナ軍とは比較にならないほど弱いと思います。現実を言うならウクライナにEUが守ってもらっている状態です。)
フランスとイタリアは、伝統的に戦争に弱いです。
このメンバーからするとドイツがヨーロッパを守るしかありません(アメリカ抜きなら)。
ところが、ドイツ軍の弱体ぶりは有名です。
平和国家を目指していましたから、国防軍の強化は全くしていません。
それどころか前首相のメルケル政権時代に徹底的にコスト削減をして、動く兵器がごく少ないという状況が生まれました。陸軍国家の癖に常備軍は陸軍10万人にも満たない「お寒さ!」です。戦闘機に至っては、数年前までは実際に稼働できる機数が10機あったのかどうか・と言ったところです。
戦闘機パイロットや整備兵の養成にはかなりの期間が必要です。整備兵は知りませんが、パイロットの場合は新米になるのに3年かかります。ベテラン5年。上級者7年。これくらいの養成機関が必要です。
日本の航空自衛隊を見れば分るでしょう❓
教導隊がいて、実戦配備されたパイロットをさらに訓練しています。
こんなことを2年や3年では出来ません。
ドイツ空軍を再建しようと思えば、最低10年はかかります。
陸軍も似たようなもので大体、兵士の数が少なすぎます。
海洋国家である日本の陸上自衛隊より数が少ないです。
おまけに兵士はノラクロ!戦車や装甲車だってどれだけ動くのかは不明です。30%あるかないかでしょう。
ドイツの兵器は、国防省が買い付けた後倉庫に直行して、そのまま保管されています。だから数は結構あります。軍事予算を買い付けに回して国防企業に金を落としていたのでしょうね❓
メルケルが8年かけて作り上げた究極の平和ボケ軍隊が今のドイツ軍です。

つまり❓
ヨーロッパでロシア軍と戦えるのは、現実にはアメリカ軍しかいないことになります。
あとこまごました国から有象無象を集めたところで、ほとんど戦力にならないと思います。

アメリカ軍抜きでNATOの防衛が成り立つはずがありません。
そのような手抜き軍隊を指摘されたからメルケルはトランプを嫌いぬいていました。

こうやって具体的に見ていくと・・・
誹謗中傷されて排除されそうな人が実は正しく。
誉められていた人が実は全然ダメでした。

このような本当のことが分かってきます。
今まで興味もありませんでしたが、実はトランプとEUの関係は、このような事であったと分かりました。

安上がりの用心棒が「お断り!」するかもしれないので、EUは「ワ~ワ~キャ~キャ~・・」と騒いでいるわけです。

しかし、そうも言っているわけにも行かず❓
遅まきながら、10年計画で自分の国の軍隊を強化しようと言うことのようです。
『金やるから!10年ロシアと戦え!(負けるんじゃないぞ!)』

★EU各国がウクライナ支援に血眼になる理由
⇒つまり、以上のような事であるようです。
※なぜなのか理由が分かりませんでしたが、やっと大体分かりました。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


2024.3.8>世界のニュース拾い読み

2024-03-08 09:10:16 | 世界のニュース拾い読み

イスラエル、ガザの食料システム破壊 飢餓誘発=国連特別報告者
Emma Farge
2024年3月8日午前 2:11 GMT+93時間前更新
https://jp.reuters.com/world/environment/NXZXK4ORIFM65CSZHDOBX3XAU4-2024-03-07/

スウェーデン、NATO正式加盟 32カ国に拡大
ロイター編集
2024年3月8日午前 4:13 GMT+943分前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/NUKYCR24QZM25JUUTJS3GDFPUM-2024-03-07/

ドイツの鉄道・空港でスト 一部空港は出発便キャンセル
ロイター編集
2024年3月7日午後 6:10 GMT+94時間前更新
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/ECIAMGNDBNM6JH6AGVX6O2FMCE-2024-03-07/

スイス武器輸出、昨年は27%減少 中立国法で再輸出阻害か
John Revill
2024年3月6日午前 11:22 GMT+91日前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/Q6KNR5YL3FJNBESH6UGSU3WAXY-2024-03-06/

ロシア、内政干渉の米外交官に国外退去命令も 大使呼び警告
ロイター編集
2024年3月7日午後 8:21 GMT+92時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/EH5D3GVJUFOXNJVYKGJHRV5EO4-2024-03-07/

ロシア高官「核戦争寸前に」、仏大統領のウクライナ派兵発言批判
ロイター編集
2024年3月6日午前 9:48 GMT+92日前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/CCMVJDD3EFMMBP7T7K6YB5ZXNE-2024-03-06/
仏大統領、ウクライナ巡り同盟国の「弱腰」不適切と指摘
Jason Hovet
2024年3月6日午後 2:17 GMT+91日前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/QPOA6CZD65KG3LEBIG4NDCFZRI-2024-03-06/

ナワリヌイ氏妻、ロ大統領選当日に抗議呼びかけ 遺志引き継ぐ
Mark Trevelyan
2024年3月7日午後 1:56 GMT+98時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/XRU64WVSIFIUJAHMIFWSFMKB4I-2024-03-07/
「私を殺しても何も変わらない」 生前撮影のナワリヌイ氏取材映像公開
2024年3月7日 15:10 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ロシア ロシア・CIS ] 
https://www.afpbb.com/articles/-/3508667?cx_part=top_topstory&cx_position=2

ヌランド米国務次官が退任へ、ウクライナの強力な支持者
ロイター編集
2024年3月6日午前 8:01 GMT+92日前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/LSQRM3GCJ5PJVHSLZL7JFGD5IY-2024-03-05/

中国外相、米は「抑圧」的と批判 対ロ協力では「新たなパラダイム」
2024年3月7日 15:50 発信地:北京/中国 [ 中国 米国 北米 台湾 中国・台湾 ロシア ロシア・CIS パレスチナ自治区 中東・北アフリカ ] 
https://www.afpbb.com/articles/-/3508701?cx_part=topstory

ウクライナ紛争、欧州の全面戦争に発展も=ロシア軍幹部
ロイター編集
2024年3月7日午後 5:40 GMT+92時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/RZWVTXGATNM7PNIAMBBUTRXG3A-2024-03-07/

ウクライナ侵略で潤う米欧軍需産業、ロシアの脅威で「戦後」も好況か
2024.03.07 Thu posted at 19:50 JST
https://www.cnn.co.jp/business/35216238.html

スーダンに迫る「世界最大の飢餓」、人道支援は限界に 国連が対応呼びかけ
2024.03.07 Thu posted at 14:30 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35216209.html

豪ASEAN、南シナ海での平和脅かす行為を非難 中国をけん制
2024年3月6日 18:28 発信地:メルボルン/オーストラリア [ オーストラリア アジア・オセアニア 中国 中国・台湾 ] 
https://www.afpbb.com/articles/-/3508503?cx_part=top_category&cx_position=1

フィリピンと関係強化を図るオーストラリア、南シナ海問題には深入りせず
2024.03.06 Wed posted at 21:10 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35216160.html

動画:中国船が放水銃使用、フィリピン船で乗員4人負傷 南シナ海
2024年3月6日 10:08 発信地:マニラ/フィリピン [ フィリピン アジア・オセアニア 中国 中国・台湾 ] 
https://www.afpbb.com/articles/-/3508382

中国船がフィリピン船を連日妨害 南シナ海
2023年12月10日 12:59 発信地:マニラ/フィリピン [ フィリピン アジア・オセアニア 中国 中国・台湾 ] 
https://www.afpbb.com/articles/-/3495408?cx_part=related_yahoo

比は「理性的選択を」 中国、南シナ海問題で警告
2023年12月21日 20:22 発信地:北京/中国 [ 中国 中国・台湾 フィリピン アジア・オセアニア ] 
https://www.afpbb.com/articles/-/3497339?cx_part=related_yahoo

字幕:比外相、中国は「嫌がらせやめよ」 AFPインタビュー
2024年3月5日 16:30 発信地:メルボルン/オーストラリア [ オーストラリア フィリピン アジア・オセアニア 中国 中国・台湾 ] 
https://www.afpbb.com/articles/-/3508307?cx_part=related_yahoo

南シナ海に中国船135隻集結、フィリピンの警告無視
2023年12月4日 18:51 発信地:マニラ/フィリピン [ フィリピン アジア・オセアニア 中国 中国・台湾 ] 
https://www.afpbb.com/articles/-/3494509?cx_part=related_yahoo

外国人旅行者を集団で強姦の容疑、7人逮捕 インド東部
2024.03.06 Wed posted at 19:49 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35216159.html

ロシア新興財閥から差し押さえた豪華ヨット、維持整備に月1億5千万円 米政府が売却申請
2024.03.07 Thu posted at 10:38 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35216182.html

中国四川省 野生ジャイアントパンダが夜に村人の家を「訪問」
2024年3月6日 17:20 発信地:中国 [ 中国 中国・台湾 ] 
https://www.afpbb.com/articles/-/3508513
大みそかの夜にパンダが屋外に置き去りに、飼育員を解雇 中国
2024年2月26日 19:30 発信地:中国 [ 中国 中国・台湾 ] 
https://www.afpbb.com/articles/-/3506859?cx_part=related_yahoo


EU落日の予兆>EU諸国がウクライナ支援に傾倒する理由>国内の不満を外に向けるため<ウクライナ紛争2024.3.7

2024-03-08 05:04:15 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

生活に苦しみ、移民に反発する「庶民」が熱狂...マリーヌ・ルペン「国民連合」が再・旋風を起こすフランスの今
2024年03月05日(火)19時16分
https://www.newsweekjapan.jp/kimura/2024/03/post-250.php
英保守党の支持率20%で過去最低=イプソス調査
ロイター編集
2024年3月5日午前 10:40 GMT+925分前更新
https://jp.reuters.com/world/europe/X3UWCWCZYZLC3KXFN6CUQ5J4HU-2024-03-05/

コロナ不況以降、ヨーロッパ経済は不調と言えます。
そこにインフレが加わってユーロ市民の生活は苦しくなりました。
加えて移民・難民問題はどこの国でも社会問題化しています。移民排斥の動きは程度の差はあれ、どこの国でも見られます。
それが結果として右翼や極右勢力の台頭を招いています。その傾向が少ないのはスペインとイギリス位だと思います。

こんな状況の中でウクライナ紛争が勃発しました。
当初は周辺諸国も比較的冷静で停戦に動きました。
2022年3月~4月には、ほぼ停戦条件も合意に至りそのまま進めば停戦になり、戦争は終結していたと思います。

1/5(金) 10:02配信
『平和への最大のチャンス、ウクライナ和平合意を壊したのは誰か 交渉当事者から新証言相次ぐ 「ロシアを追い詰めろ」が生んだ悲劇』
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff53de37e631d2baba99327193dfc1573090ac84
(1)ロシア軍が侵攻前の地点まで撤兵
(2)ウクライナはNATO加盟放棄を約束
(3)NATO加盟の代わりとして、関係国により今後の安全を保障される
『2022年ロシア・ウクライナ和平交渉』
https://ja.wikipedia.org/wiki/2022%E5%B9%B4%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E5%92%8C%E5%B9%B3%E4%BA%A4%E6%B8%89

今考えても大体双方にとり納得できる内容だと思います。今の状況と比較してください。ウクライナは、今となってはこんな条件での停戦はあり得ません。

イギリスのボリス・ジョンソン(当時首相)が急遽キーウを電撃訪問し、その後ゼレンスキーは徹底抗戦を決意して停戦交渉は壊れて、こんにちに至っています。

その後急速にアメリカとEUの合意が形成されました。
①「ロシアを二度と立ち上がれないようにする!」
今も同じで、最近はややトーン・ダウンしました。
②「ロシアに勝たせてはならない!」
③「ウクライナが負ければ2000万人の大量難民が発生する!」
①は、今となっては無理なのが誰の目にも明らかなので②になりました。③で脅して戦争継続に賛成させようとします。ほぼ脅迫になってきましたね❓

西ヨーロッパの金持ち国は、ウクライナと二国間協定を結び今後10年、合計3兆円以上の軍事支援を決定しました。

もうこれは、EU各国が抱える国内問題を外に逸らすためにウクライナ紛争を利用しているとしか言いようがありません。
最初にやったのは、イギリスです。イギリスの国内問題は当時すでに深刻でしたからボリス・ジョンソンは、ウクライナ紛争に国民の関心を向けて政局を乗り切ろうとしたのだろうと思います。
結局乗り切れず、ボリスは追放されました。
今年の後半には、イギリスは総選挙があります。戦争を煽ってきた保守党は、支持率20%でイギリス史上最低を更新しました。

ドイツでは、クーデター未遂事件がありました。
2022年ドイツクーデター未遂事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/2022%E5%B9%B4%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%BF%E3%83%BC%E6%9C%AA%E9%81%82%E4%BA%8B%E4%BB%B6
ドイツ、クーデター計画容疑で25人逮捕 議事堂襲撃を画策と
2022年12月7日
https://www.bbc.com/japanese/63884601

信じられますか❓
これは先進国の優等生のドイツで起きたことです。
しかも、これに共鳴する人間がどれだけいるのかドイツの治安当局は、全く把握していません。
その後、特に旧東ドイツ地域では、極右勢力が台頭しています。
ロイター
『アングル:極右台頭に頭悩ますドイツ主要政党、最善の対抗策は』
Andreas Rinke、Sarah Marsh
2024年2月5日午後 12:54 GMT+91ヶ月前更新
https://jp.reuters.com/economy/UNJSZ6UMRFJRPKRTJTXHUP5MK4-2024-02-03/

クーデター未遂事件に共鳴するドイツ人がどれだけいるかなど、把握することは不可能だと思います。だから今後もドイツでは極右による政権掌握やクーデターのリスクが続くと言うことです。

オランダでは極右政党が議会で第1党になりました。
BBC
【解説】 オランダ総選挙で極右政党が勝利 欧州が揺れる
2023年11月24日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-67516814

今年に入りEU政府への抗議活動が西ヨーロッパ全域で起こり、ほぼ農民一揆と言える行動が起きています。

フランスは、冒頭の記事にある通りです。

だからフランスのマクロンは、ウクライナ紛争を煽り立ててフランス国民の目を外に向けようとしています。
『ロシアに「臆するな」 ウクライナ侵攻で―仏大統領』
2024年03月06日00時07分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024030501233&g=int

国内での不満を外に向けるために外国に敵を作り敵愾心を煽るのは、ポピュリスト政治家の常とう手段です。
ヨーロッパ全域がこんな政治家ばかりです。しかも、それが民主主義なのだそうです。

では、今でさえ社会の混乱が増え経済的な落ち込みの傾向がはっきり見えているのにウクライナに巨額の支援を継続し、戦争を続けさせればどうなるのか❓
経済は落ち込みから不況に向かうと思います。
そうなると人々はさらに貧しくなり社会不安は増大し犯罪が増えるでしょう。
益々極右が台頭するという悪循環です。
既にヨーロッパは、この悪循環に陥っています。

そこから抜け出したければ、戦争前の状態に戻すことです。戦争の停戦を実現し、それ以前の経済環境に戻すしかないでしょう。
ヨーロッパ経済にとりロシアの格安のエネルギー、ロシア貿易の利益、ロシアがヨーロッパに投資したりヨーロッパで消費する金額は、ヨーロッパが考える以上に巨大であったと言うことです。
それを全部、経済制裁で締め出したためにヨーロッパ経済が徐々に落ち込み始めている現状があります。

加えてガザ紛争があります。
これもスエズ運河が使用できなくなっていますから、巨額の海運費用の増額になっています。

ウクライナ紛争を終結させて、ロシアとの関係を正常化しない限り、ヨーロッパは経済的には落ち込み続け、社会は不安定の度合いを強め、やがては極右勢力が各国の政治の中で権力を大きくしていくと思います。

極右勢力は、大体ロシアとの親和性があります。
ロシアも「極右+民族主義」の色彩の濃い政権だからです。
つまり❓
EU諸国は民主主義の擁護を言いながら、実際には民主主義を放棄しつつあるのと同じ政策を取っています。
ポピュリズムの行きつく先は、全体主義や軍国主義です。
ウクライナは、既にそうなっています。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27