「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

EU各国がウクライナ支援に血眼になる理由>NATOがスカスカ>トランプの言う通り<ウクライナ紛争2024.3.8

2024-03-08 09:57:37 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

なぜ❓EUの金持ち国が次々とウクライナと二国間協定を締結し巨額の軍事支援をするのか❓
しかも、10年です。
余程、ウクライナに痛いところを握られているのか❓

そうではないようです。
結局、トランプが言ったことが正しかったということです。
つまり❓
アメリカを用心棒にしてEU各国は、自国の軍事力の強化を全くサボっていたようです。
軍事力の維持には巨額の軍事費が必要です。
それを出すのが嫌だから適当にやって胡麻化していたんですね❓
それを厳しく指摘したのがトランプです。
「ちゃんとやるか、アメリカ軍の駐留経費を支払うか・どっちかにしろ!」と言うわけです。トランプは、ごく普通のことを言っただけで、それを「極悪」のようにEUが言うのは自分たちの過去の怠慢がバレルことを恐れるのと、軍事負担が大幅に増加するのが嫌だからです。

ここにきてトランプが大統領選挙に勝つかもしれませんから、それまで軍事費負担を胡麻化してきたEU主要国も自分の国の軍事力を見直したのであろうと思います。
見直さなくてもほぼ全部の国で軍隊はスカスカです。

ロシア軍のボロと間抜けを笑っていましたが、EUの大国の方は、もっと酷い状態だと言うことです。到底、すぐ戦争できる状況にありません。
ウクライナを10年支援する意味は、ウクライナに10年ロシアと戦わせて、その間に自分たちの軍隊の強化を図ろうと言う考えです。

2024.01.11
『トランプ氏の大統領復帰を恐れる欧州、防衛産業を強化して自分達を守るしかない』
https://grandfleet.info/european-region/europe-fearful-of-trumps-return-as-president-has-no-choice-but-to-strengthen-its-defense-industry-to-protect-itself/

参考記事
運用可能な戦闘機がたった119機? 最も長い歴史を持つ英国空軍の没落
https://grandfleet.info/european-region/raf-serious-fighter-shortage/
2019.11.28
平均稼働率は20%? ドイツ軍、戦闘機「トーネード」や歩兵戦闘車「プーマ」等の稼働率
https://grandfleet.info/european-region/german-military-20-of-average-equipment-availability/
ドイツ空軍大ピンチ 使える戦闘機は4機だけ? 背景に「財政健全化」と「大連立」
2018/5/22 06:30
https://www.sankei.com/article/20180522-DQ4DGIYWUBJTBNGWJX64YTTXPI/
ドイツ空軍のいま2022・ウクライナ危機でケツに火が 【ゆっくり解説】
https://www.youtube.com/watch?v=cAJRsWafmoA

ドイツの軍事力「ドイツ陸軍のいま・2021」動かない戦車に消える軍事費 【ゆっくり解説】
https://www.youtube.com/watch?v=jHnoAKU5JAM

世界軍事力ランキング2024年版
6イギリス
10イタリア
11フランス
18ウクライナ
19ドイツ
20スペイン
21ポーランド

去年はポーランドが韓国から大量の武器を買い付け急遽、軍事力の強化に励んでいます。
そうしている国は、ポーランドだけです。
全部、ウクライナと似た程度の軍事力しかありません。
(今、ウクライナは100万人動員していますから実際には現在のウクライナ軍とは比較にならないほど弱いと思います。現実を言うならウクライナにEUが守ってもらっている状態です。)
フランスとイタリアは、伝統的に戦争に弱いです。
このメンバーからするとドイツがヨーロッパを守るしかありません(アメリカ抜きなら)。
ところが、ドイツ軍の弱体ぶりは有名です。
平和国家を目指していましたから、国防軍の強化は全くしていません。
それどころか前首相のメルケル政権時代に徹底的にコスト削減をして、動く兵器がごく少ないという状況が生まれました。陸軍国家の癖に常備軍は陸軍10万人にも満たない「お寒さ!」です。戦闘機に至っては、数年前までは実際に稼働できる機数が10機あったのかどうか・と言ったところです。
戦闘機パイロットや整備兵の養成にはかなりの期間が必要です。整備兵は知りませんが、パイロットの場合は新米になるのに3年かかります。ベテラン5年。上級者7年。これくらいの養成機関が必要です。
日本の航空自衛隊を見れば分るでしょう❓
教導隊がいて、実戦配備されたパイロットをさらに訓練しています。
こんなことを2年や3年では出来ません。
ドイツ空軍を再建しようと思えば、最低10年はかかります。
陸軍も似たようなもので大体、兵士の数が少なすぎます。
海洋国家である日本の陸上自衛隊より数が少ないです。
おまけに兵士はノラクロ!戦車や装甲車だってどれだけ動くのかは不明です。30%あるかないかでしょう。
ドイツの兵器は、国防省が買い付けた後倉庫に直行して、そのまま保管されています。だから数は結構あります。軍事予算を買い付けに回して国防企業に金を落としていたのでしょうね❓
メルケルが8年かけて作り上げた究極の平和ボケ軍隊が今のドイツ軍です。

つまり❓
ヨーロッパでロシア軍と戦えるのは、現実にはアメリカ軍しかいないことになります。
あとこまごました国から有象無象を集めたところで、ほとんど戦力にならないと思います。

アメリカ軍抜きでNATOの防衛が成り立つはずがありません。
そのような手抜き軍隊を指摘されたからメルケルはトランプを嫌いぬいていました。

こうやって具体的に見ていくと・・・
誹謗中傷されて排除されそうな人が実は正しく。
誉められていた人が実は全然ダメでした。

このような本当のことが分かってきます。
今まで興味もありませんでしたが、実はトランプとEUの関係は、このような事であったと分かりました。

安上がりの用心棒が「お断り!」するかもしれないので、EUは「ワ~ワ~キャ~キャ~・・」と騒いでいるわけです。

しかし、そうも言っているわけにも行かず❓
遅まきながら、10年計画で自分の国の軍隊を強化しようと言うことのようです。
『金やるから!10年ロシアと戦え!(負けるんじゃないぞ!)』

★EU各国がウクライナ支援に血眼になる理由
⇒つまり、以上のような事であるようです。
※なぜなのか理由が分かりませんでしたが、やっと大体分かりました。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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