一進二退

模倣すると言ったものの、ではそれを実現するには
どうすればいいのか？手段が全くわかりません。ですので
本を買う事にしました。私が選んだのはカスタマイジング・ズープスという
本です。内容も良さそうですし、さらに気に入っているのは
ザックリとした装丁です。

いや、重要なのは勿論中身なのですけどね。でも手触りが良かったり、
楽しい装丁ならついつい、読んでしまうでしょう？そういうのは
学んだり、調べたりする上で以外に重要な気がします。

話はそれましたが、基本的な説明から詳細なカスタマイズ方法まで
載っていて充実の内容！・・・なのですが、私にはまだまだ
使いこなせそうにありません。

折角買ったのに、ちょっと背伸びしすぎちゃいました。幸い、もう一冊の
入門書にも簡単なカスタマイズ方法は載っていましたので、これから
始めましょう。

今ふと気づいたのですが、環境を壊したって全然平気なのですよ。
レンタルサーバですし、シッチャカメッチャカになった時は
初期化してもらえばいいのですし。

昔は壊す事を恐れず、いろいろ試行錯誤したのになぁ・・・Cでポインタ
とか適当に弄るなんてもう出来ません。

臆病になったことに気づいてしまいました、こんなところまで。
あと弄る時間は沢山あるのに、手付かずになっていたりもします。
参考書を読むときが唯一のXOOPSとの触れ合いになっていたり。

ああ、いかんなぁ、いかんなぁ・・・これはアレを止めなければ。

満員御礼

時間に余裕を見て待ち合わせ、北野ホテルに向かいましたが
予約で満席でした。なんとなしに予期はしていましたが、
残念でした。「観光客め・・・」と小さく舌打ちをした事は
ナイショです。

もちろんこんな事もあろうかと代替の場所は用意してあります。
三宮でもあまり観光客のこない磯上町にあるファクトリーシンという
ケーキ屋です。

ジャズフェアか何かをやっていて人ごみ万歳！の居留地や北野界隈とは
違って、待たずにすぐ座れました。友人はピタゴラスと言う名前の
三角形のチョコレートケーキを、私は和栗のモンブランを頂きました。
普通のモンブランに比べてほんのり甘い感じです。素朴な感じの優しい
甘さが、秋らしい幸せを舌に伝えてくれました。友人のチョコレート
ケーキも存分にチョコレートが使われていてリッチな風味が魅力的
でした。

そんな素敵なケーキを頂けるここも、帰る頃には満員御礼です。

夕食までまだ時間があります。友人が新しいパンツが欲しいとの
事だったのでそれを見たり、はいたり、比べたり。売り場は秋を
通り越して、なんとなく冬の装いでした。今日は日差しが強くて
暑かったけれど。

夕食はイタリア料理の店で友人夫婦と更に友人を加えていただき
ました。好き嫌いを考慮して席だけ予約していたので、ワインと
料理はワイワイガヤガヤと決めました。イベリコ豚や鴨、雲丹の
パスタなど。あとはチーズのリゾット。ここはいつ来ても
美味しいなぁ・・・値段もそんなに高くありませんし。

デザートは別の珈琲店で食べて、そのあと1杯飲んで、解散。

今日食べたものはどれも素晴らしかったです。でも、一番
素晴らしいのは、そんな時間を過ごせる事だと思うのです、心の
底から。そしてそんな友人達がいる事も。

涼しくなったせいでしょうか、なんだか物悲しいのですよ。
そんな事を考えてしまうほどに。これ以上満ちても、欠けても
不十分になってしまうこんな状態を、いつか失ってしまうんじゃ
ないんだろうかと。

満員御礼のはずの、心のどこかが酷く空っぽなのに涙さえ流れるのです。