叔母元夫婦の話。
もともと中は良くないようで、いつも喧嘩していました。
しかし、子供(私の従兄弟)も3人いると言うことで
なかなか別れられませんでした。
叔母は口達者で相手が意見を述べる前に、絨毯爆撃によって
たたきつけます。この場合の相手とは叔父です。
叔父はお金にルーズで、さらに常識が欠如しています。
そして、それらは刷り込まれているためか、改善されることは
ありません。
お互い、そんなところを辟易として、夫婦の関係は極限までに
冷めていきました。
夫婦喧嘩は犬も食わぬと言いますが、ダイレクトに直撃している
人たちがいます。
子供である従兄弟たちです。
普通、こんなものをまざまざと見せ付けられては性格が捻じ曲がっても
不思議ではありませんが、彼らは非常に素直に育っています。
それは幸い、唯一の幸いです。
子供たちが始めに接する大人は母と父です。もうそれだけで、
いかに夫婦の関係が子供の成育にどのような影響を与えるかが
わかるでしょう。
影は外からではなく、内から広がります。
表に表れたときにはもう手遅れなのです。