黄色い拍子木

たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする

Revolution

2006-04-30 23:56:56 | Weblog
ジャケットを捜し求めてニシヘヒガシヘ、右往左往。
見かけてはキュンとなり、試着しては違和感を感じて
また次へ。

バスティーユはなかなか襲撃されずに、依然として
アンシャン・レジュームは続いております。このまま
では夏が始まって、そのまま終わってしまいそう・・・
優柔不断が憎い。

ところが出会いは突然にやってきました。街を歩いて
いて、ショーウィンドウを眺めたらたまたま、その
ジャケット。表地は麻で出来ていて、色は黒だけれども
素材とシルエットのお陰で涼しげなジャケットに
仕上がっています。それにお値段も・・・比較的
リーズナブル。

ここで買わないともう買わないかも、という得体の
知れない差し迫った感情が沸々と沸いてきます。

鏡の前で一頻り悩んで、ネクタイを借りて合わしたり、
横を向いたり後ろを向いたり。ボタンが白というのが
ちょっと気になるけれど、別に付け替えてしまえば
良い訳で。



・・・革命前夜の予感です。あとはこれを実際に会社へと
着ていけるかどうかです。手持ちのパンツと合わして
みても、品よく纏まっているように思われます。

これなら文句も言われまい。決行は明後日。
さようなら、アンシャン・レジューム?
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江國香織式

2006-04-28 22:12:20 | Weblog
お昼に551の豚まんを食べたせいか、無性に
シュウマイが食べたくなりました。ですので
帰り道、ついついシュウマイを買ってしまいました。

シュウマイに齧りつきながら、赤ワインを乾す。
こういう行動は非常に江國香織的と言わざるを
得ません。まあ、意識的にそういう事をしている
のですから、当然の事なのですけれど。

江國香織的行動は内面の美に、とても心地よく
作用するような気がします。静寂でも喧騒でも
ない、華やかな何か。でも、どこかしら哀愁が
含まれているので、決して厭味にはなりません。

彼女は単なる流行作家かもしれません。20年も
すれば皆に忘れられていく存在かもしれません。
でも、彼女の著作には生きることを楽しく、素敵に
するヒントが沢山隠されているように思います。

だから、私は江國香織を読むのかもしれません。
窮屈な心にゆとりやあそびを意識的に作るために。
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train goes on

2006-04-26 22:41:21 | Weblog
丁度一年前の今時分、私はニュース番組を見ながら涙を
流していました。先頭車両に取り残された乗客の生死や
突然に「遺族」となってしまった家族の事を考えながら。

あの時、私が「被害者」となり、家族が「遺族」となって
いたかもしれない、と未だに思います。過密ダイヤに
高速度での運転、神戸線で起きていたとしても何ら不思議
ではありません(原因の一つに急カーブ云々と言われて
いますが、神戸線にも急なカーブくらいありますしね)。

事故後、JRは非難に晒されて信頼を失い、安全対策として
多額の追加投資を余儀なくされました。さらには売りで
あったスピードアップも封印、これまでの経営姿勢を大きく
転換せざるを得ませんでした。

当然です。JR社内での要因が直接間接に影響して、このような
事故に至ったのですから。

ただ、そういったマスコミが好きそうな「吊るし上げ」に
流されずに意識しておかなければならないことがあると
思います。それはそういった速さや便利さを求めたのは、
乗客である私たちであったり、社会であったという事です。

ただ、乗らなくては日々は成り立たないのですから、仕方の
ない要求ではあるとは思うのですけれども。長い道のりが
5分でも短くなるのであれば、それに越したことはありません
から。

電車通勤しない人には解かりますまい(寧ろ、速さだけ追求
したことが悪い!怖い!などと空々しく申されていることに
憤りすら感じます。さあさあ、満員御礼の通勤電車にお乗り
やっしゃ)。

何事もバランスが大事なのでしょうけれど、そういうご時世に
生まれた事を受け入れて、日々を過ごしていくしかないので
しょうね。

時に理不尽で悲惨な目にあうかもしれない危険を孕みながらも。
生きている=バンザイ!なのでしょうか。私にはわかりません。
コメント (2)
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アンシャンレジューム

2006-04-23 23:44:49 | Weblog
別に「28歳の老女が居る」と言われた絶対王政下フランスの庶民
みたいな気分って訳じゃありません。

昨日と今日は仕事場にも着ていけそうなジャケットを探して
おりました。良くても予算オーバーだったり、値段はいいけど
何処かなぁんだかなぁな感じだったり。

あちらこちらと彷徨って、最後にたどり着いたのはデザイン
ワークスのジャケットでした。試着してみるとピッタリ。普段にも
着れるけど(ああ、こういうところが貧乏性)、カジュアル過ぎ
ない丁度いいジャケット。値段もso-soで納得価格。参考に写真まで
とっちゃいましたよ 笑。ああ、私は変な客。

あとはこれにそれなり(無印良品とかGAPとかユニクロとか)の
黒やベージュのパンツを合わせて、中のシャツとネクタイの色に
さえ気をつければカンペキな訳ですよ。秘すれば花で言わぬが花。
黙っていればジャケットのカラーにパンツが染まっていくのです。

今の職場はスーツなので、大人しくスーツを買えばいいんだけれども、
私はスーツが嫌いキライ大嫌い。なんかシャラシャラしてて頼りない
生地感とメンテナンスの煩わしさが私の眉間の谷を深くしているの
ですよ。夏場にスーツ着るなんて狂気の沙汰・・・あんなに汗をかくのに
家で洗えないのも狂気の沙汰。メンテナンスし難いものを無理して
着るなんて、本当、非生産的でナンセンスです。スーツで無ければ
という風潮の元、利を得ているモノの匂いがします。

でも、ジャケット着て行っていいのかはわからないのです。社内の
就業規則は読んだ事ありませんから(ええ、派遣社員ですから)。
もしかしたら(超馬鹿馬鹿しくても)スーツのみ可かも(ヨレヨレ
クシャクシャの折り目も取れたスーツの方が遥かに対人的に失礼に
違いないのに)。

なので、明日プロパーさんに就業規則を見せてもらい、問題無さ
そうならアンシャンレジュームな服装をレジュームチェンジしよう
かと思います。

結果オーライでレジュームチェンジをしてもイラクの如く戦火が
上がるかもねむ・・・決まりの範囲内で生きやすく暮らしやすくして
いかないとなりませんのよ。

人間は社会的生物なのですから。
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レジュームチェンジ

2006-04-22 18:25:35 | Weblog
今朝から先日受けた会社の二次面接へ。

一次面接では仕事の内容についてのやり取りがあり、充分に
満足できる内容でした。今日はより実務的な、給与であるとか
有給であるとか社風であるとかについてやり取りを行いました。

うーん、微妙・・・サービス残業を肯定する発言に、「結婚は
しないの?恋人は?」という非常識な質問。仕事は非常に魅力的
なれど、就業環境が推して計られます。「ここなら今の待遇を
切っても就職したいかも」と思っていた私の考えは瓦解しました。

なんだかなあ。

今の職場でお世話になって早1年。派遣とはいえ、それなりの
待遇をしていただき、職場の方たちもいい人が多くとても
居心地がいいのです。勤務先が自宅より遥か遠方ではあるものの、
それにも慣れてきました。隙間の時間も資格取得のための勉強に
使えますしね。

さらに言えば、今のプロジェクトは契約期間の次の日から本稼動。
居なくなったら困るかもしれない・・・という心配に思うところも
あるのです。

今のところに正社員として雇ってもらえればいいのになぁ。
実情は1年も居るから良く知っているし、仕事にも人にも慣れて
きたし。これを無かった事にして、また新しい仕事に就くのは
とてもリスクの高い事のように思われます。

色々な職を探してみたものの、抜け出そうとしていた場所が
一番いいのではないかと思うなんて、まさに「灯台下暗し」の
気分です。
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