元祖・東京きっぷる堂 (gooブログ版)

あっしは、kippleってぇケチな野郎っす! 基本、自作小説と、Twitterまとめ投稿っす!

天才、テープを飲む

2021-02-28 08:03:03 | 夢洪水(散文・詩・等)
   天才、テープを飲む   


ちょっと昔、ベートーベンに劣らぬ、ピカソ以上の、アインシュタインを遥かに上回り、


ドストエフスキーなんか足元にも及ばない天才少年が、おりました。

彼は中学生で、その才能を遺憾無く、発揮し、頭蓋の中に、ぷるんと不安定に納まった、

その脳みその中で、スゲェ曲、スゲェ絵、スゲェ発見・発明、スゲェ文学、

世界を全て解き明かす大理論を構築し、ニヤニヤしていたのですが、

まだ、文字が読めなかったので、高校に通えず、皆からもバカと思われ、

低脳の人のいく特別施設で働かされ、それでも人より動作が、数10テンポ、

並外れて遅いので仕事にならず、大不況の波の中で解雇のメに合い、

それで、やっと読めるようになった字を、鉛筆、使って大文学作品を書きました。

天才的構成力、天才的論理、天才的魅力、

宇宙を吹き飛ばしかねない天才的カルチャーショック、

その他、凄まじい天才が、みっちりと詰まっておりました。

しかし、あまりにも字が汚なく、コネもなく、中学しか出てなく、社会の仕組みに、

まるっきり適合できないので相手にされません。

物理化学科学の世界も、絵や音楽の世界も、そうでした。

しかるべき場所へ、自分の作品を持っていくための社会性が全く欠けておりました。

ケータイいじれませんでした。固定電話も使うことができませんでした。

もちろん不器用でパソコンいじれませんし、インターネットも使えません。

だいたい、キーボードが打てません。汚い鉛筆文字だけでした。

電車にも乗れませんでした。郵便物を出す事もどうしていいかわかりませんでした。

決定的なのは他人とのコミュニケーションが、

「こんにちわ」「はい」「いいえ」「そうですね」「ありがとうございました」「さようなら」

以外は出来なかった事でした。

結局、彼は、カセットテープを分解して、磁気テープを自分の内臓に通過させようと、

口から肛門までテープを少しづつ飲み込んでゆき、テープの端と端を、

口のほうと肛門の方とを、くっ付けて自分の肉体を音声再生機にしようとして、

失敗して、呼吸が止まり、死にまして、気狂いの自殺と、一件落着しました。


           kipple


世界同時ひきこもり革命

2021-02-27 08:07:09 | 夢洪水(散文・詩・等)
  世界同時ひきこもり革命  


ある時代の到来

突然、全ての人々の胸に孤立が、巣食い始める。

孤独が欲しくてたまらない。

人々は、人との関係、社会との関わりを拒み始め、全て部屋に引きこもり始める。

与えられた仕事だけ果たすと、すぐに人々は自分だけの自由な空間を求めて、

顔を強張らせながら別れてゆく。

仕事中も決して必要以上の口は開かれない。

そして笑い顔と声は消える。

家族との対話も、いっさい無く、赤ん坊から老人まで、全て、

その孤独の喜びを理解している。

そして人々は自分の孤独を守るため、他人に細心の注意を払い、

他人の生活と、孤独の喜びを傷つけぬように気をくばり合う。

皆が孤独にこもるため、決して、それを破ろうとはしない。

他人との接触から生じる犯罪は無くなる。テロも戦争も無い。

そして何十年かが過ぎさり、人々は孤独を、それぞれ極めだす。

確実に人々は、ことごとく切り離される。

そして、突然、孤独界の限界が突き破られる日が訪れる。



人々は淋しくて淋しくて人を、ぬくもりを優しさを、烈しく求めだす。

人々は孤独の部屋から、ついに解き放たれて他人の手を足を目を、全てを愛する。

人々、一人一人が全部になったのだ。



全ての人々にとって、彼も彼女も君も全て自分になる。

いとおしくてしょうがない。

だから彼の彼女の君の生活を考え全てを愛し、尊重する。

皆、光り輝く。

空気を光を水を賞賛する。

孤独の一人だけの自由な世界が最も高まった時、反対の最高次元に転化するのだ。

一人だけの自由な世界が、自由な世界の全てが、一人、

そして、全ての人が同じものとなるのだ!



へぇ~へぇ~へぇ~、感激~ぃ!




          kipple


スヴィドリガイロフは門番の息子にリズムだ、と言った

2021-02-26 08:53:23 | 夢洪水(散文・詩・等)

 スヴィドリガイロフは門番の息子にリズムだ、と言った 



リズムの喚起、躍動。

世界のゴム状の広がり。生命の薄いMAKU。

牛乳の表面の薄いMAKUだ。

混乱の中の秩序。開幕に秘められた終末の端。

木を知り、森を知らぬ。思考タンクの構造上、止むを得ぬ。

文字の乱れ。情報と、その収まる花束の消滅。

行く先、真っ暗。チャンネルは無数に。

右手で空を、つかみ、左手で地を。

大地が頭の中で広がる夢。


全て、生あるものの凄まじき悪臭を、じっとこらえ、こっそりと、世界の片隅で丸くなり、青い内面界の結集のような孤独に瞳を正面に注ぐ

それは門番のせがれ

頬はナイフで抉られたように、首は踏みつけられた指のように、鼻と口は存在せぬかのように、唯、自己の微かな理想と、生命の細い鎖だけを意識し、氷のように茶色く濁ったボロ椅子の上に端座している。

彼は門番の息子だ。捨てられた無為の人だ。さようなら、彼は私生児さ。彼の母は無、彼の父も無。無の集結が門番の息子さ。

モジリアニ、ユトリロ。胸の中には石油ストーブの、あの青い火が、いつもチロチロ。いつしか蛇の舌と間違えそう。

白い指が、空気の隙間から、たくさんのびてきて、僕を掴む。僕は白い綺麗な無臭の指を、いつまでも、なめていたい。

身体全体で、指をさわり、喉の奥深く、飲み込んでやる。

暗闇の向こうには、いつも赤い電波が、不規則に気の狂いそうな、やり方で跳ねまわっている。


突然、自然の鋭い空気を吸い込みたい。

願え、願え、灰色の固い空は、いつも彼を、あざけり笑う。

いつしか、彼の足元へ、我ら、こぞって降り立つことだろう。

待っていろ。


しかし、待っていては、いけないのだ。全ての相克が、彼への侮蔑を、生み出す要素となるのだ。 僕のディテールを。僕のを、そして、彼のディテールを。
めんどうくさいのは分かっている。気分が邪魔するのは分かっている。でも知るのがいいんだよ。 ガラスの壁を作りたいんだね。かごの中の自由を欲する。自分の心の1ヶ所を、かごに閉じ込めておきたいんだよ。 そうしないとね、まとまりが、つかなくてね。すぐ、バラバラで、方向が全てに溶かされていって、時間と空気だけが全てに変わるからさ。


ああ、気味が悪い。電波のクズめ!JUNK


通過するのさ、加減を持ってね、意欲を通過し、反自己を通過し、過剰なる意識を通過し、リズムで通り、底の方には、とうとうと、一般原則とやらを、放っておけばよいのだよ。

机上の空論だと。それが、真理を引っ張り出す、唯一の方式じゃなかったかい?

しかし全て、超固なる壁に、ぶちあたり、バラバラに砕けて、地の底に沈み、深く静かに絶望は始まる。通過は行き詰まり、Deadend


全ては霧中であり、決して晴れる事は無い。皆が、皆、志向する。

低き暗き闇の中の真理よりも、我は尊ぶ、高き偽りを、とね。ありがとうよ、プーシキン。

あの素晴らしき未来の時代は絶対にやって来ることは無い!

全てが、ある限り、全ては霧の中で、争いを繰り返さにゃならんのだ。

簡単なのは全てが消えて、見えるものが見える、という事実だよ。

だって見る者が、いないんだから。

僕は黒いキャップとマフラーが欲しいよ。



灯台守の近くで、自殺してやる




          kipple


都会から来たシリメツレツ

2021-02-25 08:12:00 | 夢洪水(散文・詩・等)

   都会から来たシリメツレツ   



けらけら けらけら


あれのを走る冷たい風が、絵画的遠近感を私と、その奇妙な石と、木に垂れ下がった首吊りの縄の作り出す、この風景に、やけにボウッと、眼球にゼリーを、はりつけたように、ぼんやり印象づけている。

けらけらけら   この冷たい風は笑い声のようだ。

けらけらけら   風は北から吹いてくる。北は都会だ。私の故郷“都会”。

けらけらけら   そうか、この笑い声は都会なのだ。


都会

人々の憎しみ、苦しみ、悲しみ、妬み、狂気、嫉妬、快楽、幸福感、全てをひっくるめると、この“けらけらけらけら”の笑い声になってしまうのかも知れぬ。

風は、笑い声を、運んで来る。笑ってやるぞ、何が都会だ!

・・・・・さて。

私は、これから、この奇妙に積み重ねた石の上にのり、“いっち、にのさん”で、はねあがるのだ。

青一色の空に向かって跳ねるのだ。

そして、落ちる、落ちる。

私は木に、みのむしの如く、ぶらさがり、少しずつ少しずつ、落ちてゆく。

私の首が、細くなり、私の鼻から、口から、耳から、ジュルジュルと白いもの赤いものが、吹き出して、この笑い声を、子守り歌がわりにして、空に混じるのだ。

青い空の仲間入りをするのだ。

ふふ、君の笑い声に見送られて死ぬなんて!

私は最高に.......最高に、みじめじゃあないか。くそ!笑うな!

けらけらけら.......クソ!オレを笑っていやがる。貴様が勝手に、こんな俺を育てて、そして、そこから追い出したのだぞ!

滅びろぃ!滅んじまえェェェエエ!

やめた、やーめた。やめた。やめた。

自然に死ぬのを待つぞ。何が青空だ。この地球じゃ、どこ行っても、オマエの笑い声は、俺の耳を追ってくるんだ!あー、勝手にやるさ!

俺は勝手にやる!

私は、積み上げた石どもを、蹴り倒して、縄をひきちぎり、笑い声を聞くさ。

ここまできて、私は、オマエの思いのまま動かされていたことが、やっとわかったのだ。

逆転さ。こんな笑い声。今度は、その声の方が、みじめに聞こえらぁ。思いどおりにゃ、いかなかったろう。ヘーーだ。私は死なずに、又、オマエのところに戻ってやる。

オマエの中で死んでやる。できたら、オマエを道連れにしてくれる。

けらけらけら........くそぅ、又、笑っていやがる。

笑え!俺には、何一つできねぇ、できねぇよ。たった一つの反抗っていったら、オマエの中で、俺を変えてやる事だ。

(この男、幼児期、少年、青年、と人々に圧迫され続け、すっかり打ちのめされ怯えてしまい、いっさいの物事を判断できなくなってしまいました。人の顔色ばかりをうかがい、うかがわなきゃ何も出来ない、皆が皆がと、いつも世間を気にし、そのくせ、この男、変なプライドを持っていまして、回りの人々をバカにしてもいましたし、自分では孤独なアウトロー気分で、たちまわっておりました。こっそりと、好きな俳優の一挙一動を真似て、他人の個性を自分にかぶせて、かぶさったと信じて、自分は一級品だ、と思い込んで、まるで、卑小な精神異常者のような真の個性に目をそむけ、浅野忠信には似ても似つかぬのに、浅野忠信に、なっているのでした。)





そう、判断力が欠け、プライドが異常に高く、能力が無く、身体が虚弱で、心が陰気で、エゴイストで、意志が弱く、欲望が強く、持続力が弱く、劣等意識が強く、ナルシストで、自意識が強く、堕落に憧れ、生きるためのエゴが欠如している、

この男。
自分を浅野忠信と呼ぶ、この男、
彼の考える事、行なう事は、すべて一見全見、支離滅裂です!

その後、彼は・・・・・・・・・・

伊豆から帰って来て、1週間が、まばたきする如く、気付かぬまま、何も残さず記憶にもならずに、過ぎ去った。この一週間、何があったのだろう。オレのアパートは静かだ。何も無いと感ずるのは、この一週間は、とてつもなく平和だったという事だろうか。

オレは小田急線で新宿に着くと、目を半分くらいつむって、人を、なるべく見ないようにして、京王線に乗り、そして・・・。電車の中でオレは、やっぱり恥ずかしかった。恥ずかしくて身体全体が引きつって硬直してしまい、ぴくりとも動けなかった。やはり都会は強い。オレは、口惜しくて涙を流した。胸が激しく鳴り、唾液が喉から込み上げて来た。

................オレは浅野忠信だ.......オレは浅野忠信だ........

人々は、冷たい灰色の顔をして、突っ立っていた。

それからは憶えていない。久し振りの都会の雑踏に接したオレは、今まで以上に人間たちの存在に圧迫されて、頭のどこかの線がプツッと切れてしまったのかも知れない。オレは本当に自殺しに行ったのか?

気がつくと、この仙川のアパートに帰って寝ていたのだ。そして七日間、1歩も外へ出ず、食事は全てデリバリですませ、頭を空白にさせていた。

そうか!オレの頭は、いつも空白になる事を、欲しているんだ!


ド~ン.....ドンガラガッタァ~.....ド~ン、ド~ン!


そして、その時、、「大日本絶対愛国同盟」が、やすやすと、いとも簡単に東京中にしかけた大型核爆弾が一斉に爆発し、本当に彼の頭の中は空白になり、彼の頭の中だけではなく、東京中が空白になった。空白よ・・・永遠に・・・

ああ、都会に戻って、めでたし、めでたし。

けらけらけらけら~

    


           kipple


憲法解放テロ

2021-02-24 07:52:50 | 夢洪水(散文・詩・等)
  憲法解放テロ  

これは最近、東京を中心として主に関東圏に勢力を延ばしている、「真の聖域無き愛国構造改革」を掲げる思想団体、「大日本絶対愛国同盟」の犯行声明文である。


我々は!真の愛国者である!歴史の真実から決して目をそむけずに我が大日本国を徹底的に愛し愛し続けてきた本物の愛国者である!我々は我が同胞たる大日本国民を心の底からこよなく愛している!そして、この四季豊な大日本国土を隅から隅まで徹底的に愛して止まない!我々は、唯、唯、大日本国と大日本国民を愛するが故に結束し、嘘と欺瞞に満ち満ちた現・日本政府に真の独立国家となるために3つの要求を突き付ける事にした!我々は真に誠に大日本国と大日本国民を国際世界で自立させる為に、事勿れ主義を排除し歴史的客観性を持って真実を語る!時は満ちた!我々は真の愛国者だ!偽者は真実を語ろうとはしない!我々は、真の愛国者であるが故に勇気を持ち得り真実を語ることが出来るのだ!よく考えてみろ!何故、我らが愛する大日本国は、かくも自虐主義に陥ったか!何故、我らが愛する大日本国は、米国と対等な関係を結べないのか!客観的に理性的に、よく考えて見ろ!自虐主義に陥ったのは、大東亜戦争の断罪を自らの手で為していないからである!大日本国を愛するならば!大日本国民みずからが大東亜戦争の総責任者であり自らを生き神と名乗っていた災禍の中心を排除するべきだったのだ!又、米国と対等な関係になれないのは世界第2位の軍事力を持ちながら、それを行使できないからだ!大日本国と大日本国民を愛する全大日本国民の総意により、いつでも強大な軍事力を行使する事が出来れば、米国に追随し顔色ばかりをうかがう惨めな隷属国家から開放され、真の独立国家となれるのだ!このまま東アジア諸国に自虐意識を持ち、米国の傀儡国家で有り続ける事は、断じて、許されないのだ!そして、この卑怯なる欺瞞を既得権益の為に保持してきたのは官僚や金満外道どもなのだ!
よって我々、真の愛国者は、大日本国と大日本国民を真実の未来へ導くため、本物の独立主体国家となるために堕落した偽りのみで国民を睥睨する現・日本政府に命ずる!
下記の、3つの要求を半年以内に全て実行せよ。そして現・日本国の真実と我々の要求をすみやかに全マスメディアで公開し全国民に知らしめよ!憲法解放!

1。憲法 第一章 天皇 の完全削除。

具体的には天皇一族の皆殺し。完全に血統を断つこと!一人も残してはいけない!DNAデ―タも残らないように完全に焼き尽くす。古墳から神社から鎮守の森から何もかも!徹底的に消滅させる!分子1個も残すな!



2。憲法 第二章(第9条) 戦争の放棄 の完全削除。

具体的には核武装。大型大陸弾道弾十万個以上を常時保持。恒久的戦闘態勢の堅持。プラズマ兵器開発(軍事衛星)。個別的または集団的先制攻撃権の設置。国民全員完全武装。全国民に携帯電話式小型核爆弾を配布(いついかなる時でも核爆発できるようにする)する!


3。君側の奸の完全削除。

具体的には君側の奸(天皇と庶民の中間で搾取してる人々)の皆殺し。つまり旧華族や爵位を持ってたりする人々、政治家、官僚、銀行や証券会社や大会社の金持ち、既得権益者たち、TVに出てくる知識人や評論家や学者たち、正義を口にする人達、年収一千万以上の収入がある金満外道どもだ!小林よしのりや三島由紀夫や2・26の青年将校と一緒にしないで欲しい。天皇も殺す!


なお、三日以内に我々、真の愛国者「大日本絶対愛国同盟」の真意を理解せず、明確かつ納得のいく回答が得られない場合は、東京都内で大型核爆弾を使用した連続同時多発自爆テロを行う決意である!


以上。


          kipple


緑のアホ!

2021-02-23 08:23:23 | 夢洪水(散文・詩・等)
     緑のアホ!     



穴のない穴におちる。

テキストの乱と、紙くずの、けしごむの唯物心。


へた。へた。空気の吐。

ふくらんだ土よ。

赤いライタのは傘に似ている。



緑のアホ!

空は鳥で、いっぱいの酒。

だめ?

ほ~う。法。


さっき、ひらめいた事、すぐ忘れる。


イドとリビドーと井戸と指わ!PLO vs ユダヤ人。後進国vs先進国。

コーラン VS 聖書。アラビア VS その他全部。


ジェニイエ ジョイ!ハッチャッチャッチャ、リスピーリジョン。

マリリンマンソンかっこいいね。

IQとは、100を年に応じた精神発育とするもので、僕は13才で160で、今、60です。~てぇ~ことは、18くらいで止まって退行してるのんかんしんらっちょい。ビタミンEが、ほしい。



愛。欲しい。欲しい。-うざってぇ。消えてなくなれ。淋しんだ愛。くれぇ。


僕は自閉症です。              


きのう読んだ本の内容と作者とタイトルとイメージ、みんな忘れてしまった。読んだ事さえ、今、作り出した空想なんじゃないかと思い始めた。



トカゲって珍しい?

イモリとヤモリは、どーちがう。タモリとなら区別つくよ。


狂気の中に住んでます


不気味なメロン。

パーッと散った、おいらの正気。ユダヤ商人かわいそう。


へぇ~っ  そうなのぅ。


ほぉ~っ  ほぉなのぅ。


ボボボ

ボ~クは、前向きに

せ・誠意を、も・もって“鳥のうた”を、うたいます。



「魔法の力
 ふりかかり
 天にめしめし、我らの意識
 今日を 今日として
 華となる。華となって鳥になる。
  トリッ.トリッ.トリッ.
 道行く人は色トリドリ
  ピンクにキーロにチョコにクロ
 僕はメタモル.はばたく空を。
 鳥になれた日,不安と恍コツと
 2つ我になく
        唯、飛んだ。 」


 光るよ 光るよ UFOかちら

                  いんや鳥だよ.

 じゃ、あっ何だ!UFOか?いやヒコーキか!

    バルンガか!


 い・いんや!あれはバードだ!!

一同驚倒口泡.

 



          kipple

 


トンビのビンタはカンミの・・・手を上げろい!

2021-02-22 08:06:49 | 夢洪水(散文・詩・等)

 トンビのビンタはカンミの・・・手を上げろい! 




トンビのビンタはカンミの・・・・・・手を上げろい!

私は素直に手を上げて、ついでにバンザイというと、“ふざけるな、このイモ”と、怒鳴られた。
そうか、やっぱり私は、どちらかというと、センスもないし、流行分からないし、小心者っぽいし、ガニマタで、ドン百姓みたいな顔してる。
どんなに自分を、カッコイイ、キムタクみたい、シドみたい、トヨエツみたい、ブラピみたい、なんて、いいきかして、ちょっとでも似てる部分を伸ばしたり縮めたりして、スタァに近づけて、うん、やっぱり似てるなんて思ってんのは、やっぱり自分だけで、他人から見れば、ヤッパ、イモの方に近いのか。
じゃ、イケてるかっこしてたオレ、街歩いててもミンナ、ア、ダサイナァ、ナァンダ、アレ、イモメ、なんて思われてたのかな。
そういや、そんな目してる奴、多かったな、またまた暗い気分になってきたので、ふにゃふにゃ筋力がゆるみ、手を下ろしてしまった。
そしたら、このヤクザっぽい通り魔、オレのこと、撃ちやがった。信じられんよ、胸に当たったみたいだ。死ぬのかな、ええい、どうせダサイんだ、生きてたって恥かくだけだ、ちょっと痛いが、死なんかバンザイだ。
でも、まだ、未練が、あるな、鏡にうつった自分やっぱり、キムタクに似てたもんな、たぶんキムタクの事、うざったく思ってる奴だけが、オレのこと、イモ視するんだろ、そうだよ、なら、生きてて、歩いてて、おっ凄い奴が歩いてくる、かっこい~い、なんて思われることもあるよ、うう、なんて苦しいんだ。

目がさめると回りは白、病院でした。

閃光が襲ってきました。
カメラマンと記者とワイドショーのリポーターと医者と警察と何が何だかわかんない人々に取り囲まれました。
いろんな事、聞かれたので、かっこいいこと言おうとしたけど、自信がないので、平凡な答になってしまった。
でも、私の容姿が、こんだけ人々の注視を浴び、TVカメラで映され、記事になり電波になり、NETで話題モチきり、他人たちに評価されるなんて、思わぬチャンスだ。
果たして僕はイケてるのか?でも皆の見る目、オレを、ヒガイシャとしてしか見てない。
オレのカッコヨサ、ワカンナイ。ダメだ。みんな、かたよった方向から、とらえてるんだ。
これじゃ、たぶん、判ぜられぬだろ、まてよ、でもヒガイシャが、イケてる、皆より、イケてると、皆ザマミロ的な顔するんじゃないか!ジロジロ、人々の顔、見ると、皆、殺気だってた。
わかんない、こーまできても、わかんない。

次の朝、TVのワイドショーでオレの事、やってた、オレ出てた、朝刊にも記事が出た。オレ、出た。
目が重くなり、身体がだるくなり、何もかもやる気が失せた。イケてなかった。オレが、イケてないなと思ってた奴らと大差ねぇ、もっと、イケてねぇ感じある。
鏡、見ると、そうでもないのに、マスコミによって操作されたのかな。最近、加害者を、やたらカッコヨク描く的風潮ダモンナ、ウン、キッと、そーだ、マスメディアが、オレを、歪めて、イケてる加害者を作ったナ。その方が、大衆の感動を掴めるもんな、視聴率だもんな、ほら、サカキバラセイトとかさ、どれどれ、
やっぱ、この通り魔、イケてるーーーー!キムタクみたい!

これで、また大衆の強くてイケてる知的クゥ~ルな犯罪者を、マチコガレ欲求が少しは、満たされ、力に飢えてい
くんだ。加害者はイケてる。加害者になりたい。弱い国をアメリカみたいに通り魔みたいに先制攻撃権で襲って虐殺したい。ワーグナーだ、シュワちゃんだ、ターミネーターだ、ジェイソンだ、何でもいい、今度はオレ、加害者にナル

そして、俺は、女性2人、子供2人、男5人、を殺し、TVに出てあらゆる写真が新聞雑誌を賑わせ、あることないこと、デカデカと、悪魔の如く書かれた。

イケてた。デモ、ム所に入ると、イケてるのが、もっと、いたんで落ち込んだ。


          kipple


ディスカバーサイコ

2021-02-21 08:19:00 | 夢洪水(散文・詩・等)

      ディスカバーサイコ     



ハ~~~イ、シナントロプスペキネシス

ハ~~~イ、ネアンデルタール人

ハ~~~イ、オリバー君

バ~~~カ、現在人。ネオ参上。

うわあんんん。


やったタランティーノ的日本が好きなら次の映画の案。
水爆100コ盗んだ奴が人類を脅迫して征服を目論むが、抵抗されて、実行に移す。日本人だったので、日本を残し、日本以外全部ぶっつぶすが、実は日本軍・先制攻撃権を主張する軍事大国日本自衛隊軍のサムライ&ニンジャ作戦で、見事、地球は日本民族のものとなる。なっちまっちゃぁしょーがねぇ。っと、空からUFOが、いっぱい降りてきて実験材料として美男美女を2人、かっさらってく、この美男、水爆100コ事件の実際上の犯人で美女は情婦。宇宙船の中で、彼らは、あれやこれやとアホらしい技やトリックやワイヤーアクションを駆使して逃げまくる最中にゴジラに襲われ、次にバルタン星人につかまるが、なんとか逃げて、見知らぬ星に脱出ポットで不時着するとそこはコロナゾンビの惑星だった。
~あ~あ ダメダメ、くだらん。


ア~ア―ダメだだだ。

ダダダ。  地対空自動小銃ダ!


もっとリアルにしよーう。

一人の男が、ある日、幻覚を見る。
彼の幻覚は次第に大きくなり、人影や岩や戦車だったのが、 しまいにキノコ雲や月の爆発、宇宙の消滅となる。
こーいう精神病娯楽幻覚映画、あってもいいんじゃない?
そんで続きは?
彼は幻覚と現実のギャングに追われ追われ、 幻覚を利用し、悪党一味をやっつける、オワリ。

ツマンナイ。ワケワカンナイ。


バッカ。


今日、ママンにおこられた。いや昨日だったのかもしれない。“お酒や、たばこは、いけないのよ、やめなさい!あんた、ケッカクなのよ!”ケッカク?ケッサクのマチガイじゃないの?

ある、いやなゆめからさめると、オルゴール君は、死体になっていた。犬のようだと思った。恥だけが残ってゆくようだった。城は、まだ遠い。



おいしいもの、たべたい。

何?悪の力。人殺したい。


とがめられなきゃ強カンするかな。

耳は頭に作用する。

ベルトで生活をしめましょう


発狂したらリポビタンD。

テーブルに耳を置こう、そしたら君もナイスガイ。

汚れちまったゾーキンに精子の雨のふりかかる。

ピンクのゴミバコ。



ディスカバーサイコロナ!



自動精神。





       kipple


イロイロ島へ

2021-02-20 07:58:39 | 夢洪水(散文・詩・等)
   イロイロ島へ   


忍者は強いんだぞぉ。


強いって何の事?

彼は、自分の手で、まぶたを閉じて死んだ。

“おれは、強いんだ”

強いって最低の事?

・・・ジーン・セバーグは、ボーゼンと立つ・・・


そう、マルチェロは天使のような少女に、昨夜の自分の、くだらなさを恥じる。

悲しい。虚無だ。俺は不毛の人だ。

彼は、からっぽになったように再び、惨めにデカダン仲間の元へと行く。

少女は、嬉しげに、いつまでもマルチェロに向かって何か叫んでいた。

フェデリコ・フェリーニ「甘い生活」は、そういうふうに終わる。

もうマルチェロには、聞こうと思っても、純潔高潔な精神の声は聞こえてこないのでしょうか?

それとも、彼の前に煩い波の音が、あるからだけで静かになれば聞こえるのですか?


モニカ・ヴィッティは、きれいだ。なめたい。

なめたい空。のみたい海。

さあ!春のイロイロ島へ!

ナウイ、イロイロギャルが、いっぱい。


e と i は似ている、 i o i ロ、 e ロ e ロ、エロエロ。


そうです、私のささやかな生活、 うつくしいげんとうのようにくるくるまわります、幸福です。 のののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののののノノノノノノノ・・・・・の、を、これだけ続けて書いてゆくと、何だか、このよーに、おかしく、なってしまいます。オホホ。おかしなきぶん。オホホ。なんて、たのしいことなのでしょう。私は小さなしあわせを、みつけて、母や弟が家の中を走り回ります。のの字が○○字になったと、きゃっきゃいって、走ります。くるくるくるくる毎日が、回ります。とうろうのようにまわる、うつくしい、しあわせ、小さな小さな幸せの中で私は、生きているのです。私は楽しい。




ヤダ ヤダ ヤダダ!

私は薬ホしい。


死んだ父の酒を盗んで飲んで、ダラクしているのは、娘のあたしだ!

文句あるの!友人なんて全部、敵よ!

人間なんて一人残らず、大嫌いよ!白い雲め!バッカヤロゥ!


Force だよルーク。フォースだ!

はあ、馬ですか、馬というと、アタマ、トンカチで、わられて死ぬんだよね。


E3C  IMCO  せ~ふ間怪事協ぎきかん。



ム・ムルソーーーーー!



くろいたてものの前にしろいひと。

むろん、クロン。よろん、せろんさ。

だって白い陸に上がってくるのは黒いごみだから。太陽。


フェ・フェルディナーーーーーーーーン!

☆BAAAAAAAANNNNNNNNN


おろおろ、おろおろと、なぐさめに似た、あきらめだ。 POINT


〇ヘリウムガスの話。

人間が、ヘリウムガスを吸った直後、

発声は九官鳥(ムクドリ科)の音声と化し、面白い、唯、それだけ。

おわり。


超鳥の事、

その鳥は、六法全書、全部、最初から一句違わず言える。えらい。


ああ、塵、芥よ、またも、世を苦しむるか。

な・なぜだ(Why)何故、私をいじめる。

苦しい時のしりたたき。たのしいときのちびり病。

候。


花に嵐のたとえもあるさ、さよならだけがリビドーさ

(1946年.大原田沢之介,日本)


また見つかった、何が? 永遠が・・・・

(19??年,ダイナマイト頭に巻いて自殺した人)

 


       kipple


愛と青春の悩める老人(シリーズ:生まれ出ずる悩み)

2021-02-19 08:35:23 | 夢洪水(散文・詩・等)

      愛と青春の悩める老人      
  (シリーズ:生まれ出ずる悩み)  


ワシは、ひかえめで、おとなしくて、あまり責任を負わぬ人間になるべきだったが、そんな人間を、とことん軽蔑してやまない人間なのじゃ。しかし、ワシが積極的で情熱的で、ちゃんと責任を果たす人間になるためには、あまりにも無能じゃった!

ワシは前者のタイプの中に、必死に埋まり込まねば、生きてなんかこれなかったのじゃ。しかし、後者のタイプの中でも、殆ど偶然による無能の勝利を願ってきたのじゃ。まったく、そのような甘い期待がワシを蝕んできたのじゃ。全能になろうなんて、実に大それた夢を抱いている、ワシャー、この愚か者め!何故、ロボットじゃいけなかったのじゃ?

何故、小心者でいけなかったのじゃ?ワシはワシ。自分は自分の中だけで生きていればよいのじゃ。ワシの、殆ど偶然でもよいから、奇跡的な無能の勝利を意識していれば、いいのじゃ。よいではないか。他人には分からぬワシだけ、内に秘めた偉大な勝利を感じていればよかったのじゃ。

しかし、ワシは、この年になっても耐えられそうもないのじゃ。わかっちょるんじゃ。全てが屈辱なんじゃ。女房の顔も、息子や孫の態度も。家族の不参加。何もしない息子夫婦の怠惰。自分の利益にしか身体を動かさぬ娘の高慢で利己的な生き方。まったく、ワシャー我慢ならん。

それでいて、ワシのような弱い立場の人間の領域には、こそこそと調子よく足を踏み入れて、次第に安心と分かると、大きな顔をし始めるんじゃ。最近の奴らには道徳も理念もありゃしないのじゃ。

奴らの求めるものは狡知と、欲望の充足だけなのじゃ。そのために、偽善いや、いいわけじみた奸計を練るのじゃ。汚らわしいのう!見事に汚らわしいのう!無意識の域まで、しっかりと穢れているのう。腐っとるんじゃぁぁ!奴らは、その動作の中にチラチラと軽蔑の念を浮かべるのじゃ。ワシが老人じゃから少しボケとると思うとるに違いないのじゃが、あいにくワシは感性豊なのじゃ、まだまだ。

しかしワシは平静を、どうしても保て無いのじゃ。だからといって、ワシも負けてはならないのじゃ。全力で、逆にワシが奴らを軽蔑する事だけに意識を集中し、侮蔑の言葉を空想するのじゃ。それでもって、やっとワシの中に、一つの高尚な平穏が現れるのじゃ。それは、一つの安心じゃ。生きることと死ぬことへの安心なのじゃ。

ワシは高校時代から60才を過ぎるまで、いつも死を意識しとったのじゃ。何万回も、自殺しようと思ったのじゃ。18才の時、とにかく60才までには死んでしまおうと決意したものじゃ。その死の決意の意識こそ、ワシの誇りだったし、理想だったわい。その意識があるということが耐えず、ワシを元気づけ、励まし、明るさを保つ糧となったんじゃ。

全ての生、息をしたり、太陽を見て暖かい陽射しを正面から浴びたり、わいわい仲間と話しをしたり、それら全ての対極にあるもの、それが死なのじゃ。その死を、耐えず意識してるっちゅー事が、ワシに、世間のたわけどもに対する超然たる優越の感情を与えずにはおかなかったのじゃ!

凡人どもめ貴様らみたいな、たわけたアホぅとは違うんじゃ、と心密かに、死の意識を隠し持つのだわい、この快楽よのう。ワシは生あるもの全てに対して、誇らかで高い気分で満たされてきたのじゃ!

時が、たったのぅ、一度だけ自殺らしき事をやって、還暦を迎えたわい。60才になった時、ワシの身体から強い力のようなものが、すぅっと、地の底か空気天井へ消えていったのじゃ。ワシに死の意識を与えるワシは完全にモヌケのからと化してしまったのじゃ。ワシは死ななかったのじゃぁあ!

18才から60才まで、ワシは死でいっぱいじゃった。毎日毎日。大学へ行き、就職し、結婚し、子供を作り、仕事をし、孫ができて、定年を迎えるまで、ワシは毎日、死を読んでいたのじゃ。太宰治や芥川龍之介が一番、貢献してくれたようじゃ。最近の文学はダメじゃ、漫画なんぞ、以ての外じゃ、あんなもの読んだら家系の恥じゃ。ワシは太宰の自殺のヶ所を何千回も酔いしれて読みまくってきたんじゃ!

ワシが人生で初めて心の底から感動を覚えたのは18才の頃じゃった。素晴らしい時代じゃった。それから60才まで、死を意識して超然と人々と付き合い、楽しげに暮らす事の素晴らしさじゃ。ワシは回顧する。18才から60才、あれは全てワシの人生の頂点と言っていいほどじゃ。

凡俗でたわけた貴様らが、どんな人生観を、どんな論理を知識を、まくしたてて、ワシを脅かそうとしたって、ワシの中に静かに不敵に流れる死の覚悟に対しては、何の効力も持たなかったのじゃぁぁぁぁぁアア!ざまーみさらせぇぇぇエエ。ワシは、得意だったもんね。貴様ら、たわけどもは、薄汚いブタなのじゃっとな。へーっへっん。薄ら笑いを、いつも浮かべてたのう。貴様ら、たわけどもの、あざけり笑いにも平気で同調してやったんじゃ、かっかぁ~。そんな事は何でもなかったのじゃー。じゃがのう、ワシは60才までに死ぬつもりじゃったもので、なんと気づいたら死ぬ予定を通過してしまったのじゃ。 死はワシの60才までの空想の中で実行されてしまったのじゃ。空想の中で理想は自殺を遂げ成就し、ワシは、現実のワシは、抜け殻になって、ポンと放り出されてしまったのじゃ。その後のワシに、ワシは何を要求したらよいのじゃろう。60才で定年を迎えてしまったワシに・・・・。

死の意識は単なる遊びだったんじゃろうか?抜け殻になったのは、単にワシが老いぼれて定年を迎えて、はじめて無職になって暇で暇で仕方がないからじゃろうか?それならば、それでよいんじゃ。それなら、まだ、ワシはワシの理想に望みをたくせるのじゃ。遊びを続けていけばよいのじゃ。くちびるに死を、心に死を持てじゃ!それにしても暇じゃ、、、いかん、いかん、遊びを続けるのじゃ。そうでなくては、決して定年前の平穏は得られないじゃろーう。

じゃが、今、死の決意ができるかのう。こんなに老いぼれて屈辱的で、ひねくれ、女房にも息子達にも疎外され、すっかり無感動になってしもうた、このワシが。還暦、過ぎてから幾年月、ワシは死ぬための感動なんか、実は、もう、ちっとも感じる事ができないのじゃ。うっうっ。還暦前に、やはり後に楽しみを残そうなどと、みみっちい事を思わずに、きっぱりと死ぬべきじゃったのかものぅ。

ワシは生きる死人なのじゃぁっぁあああああアア!もう、たわけた他人どもに触れて欲しく無い・・・ない・・・ないんじゃぁあぁあアア!ワシの消えてしまった死を、汚してほしくないのじゃ。お前たち、妻や息子たちや孫たちや友人や世間のたわけどもとは、縁を切りたいんじゃ。ちっくっしょーーーーーぃいっ!でも、ワシは貴様らタワケらに、どうにも切っても駄目な期待を持っとるらしいのじゃ。ガッチョーン!ほいほいと、のこのこニコニコ、てめぇらと供に行動してしまうのじゃ。くそぉ、たわけ!たわけ!ワシは、ますます、生きながら死んでゆくのじゃ。無感動にじゃ! 本当は貴様らタワケどもを全員、叩き殺してやりたいんじゃ。
かぁーーーーーーー!目玉を抉り出し、脳味噌を握りつぶし、内臓をぐちゃぐちゃに踏み潰しても、ワシは、まだ足りないんじゃ。貴様らタワケどもが憎いんじゃぁ。
ワシを邪魔くさそうに扱う、その薄ら笑いが死ぬ程、憎い!黙って念仏唱えてろジジイって顔に書いてある、その黙った顔が、ワシをぶちのめすんじゃ。くそぅ!スカタンめ!

タワケめ、死にやがれい!苦痛にまみれて死にやがれい!お前もじゃ!お前もじゃ!全員じゃ!皆、泣き叫んで死ねばいいんじゃぁあ!


・・・ワシの中のワシの死は、もう、還暦過ぎてから老いてしまったからのう。老いた死は、ワシに無気力と無力と憤懣と退屈しかもたらさぬんじゃのう。死を決意させる感動すら、ないのじゃ!!ただ、生きたふりをするのみなのじゃ!さよなら、ワシの死。ちゃんちゃら可笑しいわい。ワシは死んだ生き老人として、物みたいに暮らしてゆく事じゃろーな、すっとこどっこいが。

ワシは人類の死滅を念願するのじゃ、イッシッシィ。楽しみは、それぐらいかのぅ。しかし、のう、生きてる限り、ワシにも無意味な欲の広がりが、時々、湧きあがるのじゃ。しかし、しかしじゃ、静かに、それは納まり消えるのじゃ。我慢じゃ。忍耐力さえ、あればじゃ、次第に、さらに老いて痴呆が進み徘徊でも、し始めたとしても、感動が無くとも、自然に死んでゆく事ができるのじゃ。ほら、みぃ。死は、やはり生きる糧じゃないかいな。死は、カスガイってね。がっはっは。

しかし、まあ、今後、現実問題どうするかのぅ。やはりワシは、静かにじっと内にこもっていようかのぅ。何も起きないのぅ。たわけた他人に言われれば、余りに屈辱的な事以外は無表情のニコニコで、すんなりと従ってやるんじゃ。そして屈辱が身体中を流れ始めたら、ダッシュでトイレの横のワシの部屋に逃げ込むのじゃ。そして、こーして、ぶつぶつ書くか、寝るかの、どちらかってことになるんじゃろうのぅ。もう、ワシは読書と日記と最低限の欲望の充足以外は何もしないのじゃ。何も、してはいけないのじゃ!ちゅーちゅーたこかいな。

仕事、するかのぅう。やはりのう、暇なんじゃ。けんどコロナ不況じゃし、サラリーマンで特に技能を持ち合わせぬワシにはなかなか仕事が見つからないのじゃよ。取り合えず、仕事を見つけるまで、当分の間は部屋に逃げ込んでおるんじゃ。ふん、所詮、仕事を見つけたら、この今のワシの中に仕事が入り込むだけじゃ。タワケどもに要求したり、自ら行動を起こしたり、タワケどもに挑んだりしてはいけないんじゃ。ワシは完全な受動人間になるのじゃ。それが、いかに、口惜しくてもじゃ。そうするのじゃ。それがワシの生きる道。そうせねば、ワシは限り無く続く、自己撞着と自分の無能に悩まされることになるからじゃ。

ああーよっこいしょっと。ワシは、遥かな光の溢れる草原で、ひとりぼっちになりたいのぅ。静かに、静かに。美しく厳しく正義感にあふれた、優しいオナゴたちと一緒に、ひとりぼっちになりたいのぅ。いひひぃ。でも、それも幻想なんだからのぅ。ラリパッパじゃ!

おお!ピンと来たぞな、もし!
ワシは、突然わかったのじゃ!ワシは愛してるから完全なものを求めてきたんじゃ。愛してる!完全なものを求めてる!からこそ、腹を立ててしまったんじゃ。たわけめ。本当に嫌いな人間はワシを、ただゾッとさせ、怖がらせるだけじゃ。きゃつら、たわけには、ワシは完全なんて一寸も求めとりゃせん。きゃつらは唯、消えてしまえば良いのだ。ワシの目の前から永久にのぅ。愛する人も嫌うタワケもワシは同じ様に憎むが、嫌いなタワケに対しては、おびえが混じるのじゃ。愛する人には、仄かな希望が混じるのじゃよ。その区別を、はっきりとつかむ事じゃ、ニガしては、いけないのじゃ!

と還暦を迎え、定年で無職になってから、ワシは、このように毎日毎日、延々と人生に悩み続け、気付くと、もう実は90才を過ぎておったのじゃ。仕事は無い、無いんじゃぁぁぁぁ!たわけめぇぇエエ!ワシには、まだまだ未来があるのでのぅ、仕事も探さにゃならんし、人間関係の悩みも尽きぬし、あれこれ戦略をねらねばならんでのう。しかし、老いても老いても悩みは尽きぬものじゃのぅ。自殺を支えに内に死を抱き死の理想に燃えて生きてきた還暦までの人生が懐かし~~~い!

しかし、なかなか死なんのう。いったい、ワシは、いつ死ぬんかいな!かえるのつらにしょんべんじゃぁー!

こりゃまた、失礼いたしましたぁぁっぁぁあ-------------!

かぁーーーー、ぺっ!ぺっ!


       kipple