元祖・東京きっぷる堂 (gooブログ版)

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薔薇と書いて、ただ、うれし

2021-02-11 08:09:08 | 夢洪水(散文・詩・等)

     薔薇と書いて、ただ、うれし   


 ○【うそつきもんの子守唄】☓
【ひき、ひかれもんの小・大うた】


 バンド演奏の状景、パック、化粧をした人、振り向く。

 大きな白い紙にをぶつける。

 、大きな窓、青い空

 、窓にスワッタ人、

 ガラスのコップからカメラでとらた状景、ビールの色、

 “夏・死にたい・・・”

 首くくる少女、垂れ下がる足の間から少女自身が歩いているのが見える。

 階段、白装束の人、風鈴をもって歩く、

 コ ー ン

 太陽に、かざす手、まぶしがる奴、奴は地下へと階段を転がる。

 “おれ、マブシンダ”

 醜い存在の摘発、   奇形的美少女

 夏。

 が来れば彼女は青白い砂浜に佇む
 が来れば彼女は田舎道で大きな影となる
 が来れば彼女は熱い屋根のかげろうを吸う
 が来れば僕は湿度100%の密室で体を溶かす煙を吸う
 が来れば僕は思い出の涙と供に死のうかと思う
 が来れば僕は旅の幻想に思い悩み憧れる

 彼女は幻想の旅に憧れる
 は去る。

 緑のボールだけが、夜の電車内を飛ぶ、
 淋しそうな青年が、空を部屋から見上げる。
 オレンジ色のが。
 “彼女は歩いていた、彼女は道にしゃがんだ、そしてをあおいだ”
 急にパン
 風鈴が、ふわふわと上昇してゆく、彼女をガラス越しに見る青年。

 夏。

 彼女は僕を見ていた。
 絵の中風鈴

 女はを灯ける、をみる、は街と重なる
 内臓燃えるわ

 パックをした人々が停止している中を男はを抱えて通り過ぎる。
 ある日、
 アパートに帰ってドアを開けると自分が笑って振り向いた。
                                 



 秋。
 僕らは道端で愛し合った。吸殻の多く落ちた地面。
 笑いながら震えている少年の手、死んだあの娘の笑顔。
 “君を僕は、君の生まれる前に見たことがあるんだ”
 のついたナイフ太陽と「あたし人を殺してしまったの」と女。

 胸一杯の怠惰。

 白痴白痴青年義足の男の人生観
 善と悪と劣等意識の結びつき、

 車に飛び込み血だらけになった青年が、
 海浜の膝の上で、息絶える
 :“あんたの息、くさい”
 :“くそぅ、なんだって?”
 :“あんたなんか最低よ”
 :“最低って何の事だ?”
 は自分の閉じた目蓋を自分の手で、見開いて、
 かっ!を睨みながら死ぬ。

 化粧した男が路上で踊っている。
 暗闇の左隅で女の子が光に照らされて、
 「アッ、アッ、アッ」と口に手をあてて叫ぶ。

 に沈む、顔がうつった

 “世界が、ひとつになって、
 みんなやさしく人に気を使い合うようになればよいと思う”

 僕はエンピツみたいに、いつも真を出すんだ。外側を削ってさ。
 でも、真は使うと、どんどん減って、また外側を削らなきゃならない。
 そんで、しまいにゃ、何も、なくなっちまう。

 チンポに毒を塗れ!

                                 

【ひき、ひかれもんの小・大うた】おしまい。


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