珍品屋の店員はピンク色のスカートをはいていた。 珍品屋の店員はピンク色のストッキングをはいていた。 珍品屋の店員はピンク色のスニーカーをはいていた。 珍品屋の店員はピンク色のノースリーブを着ていた。 珍品屋の店員はピンク色に髪を染めていた。 珍品屋の店員はピンク色のピアスをしていた。 珍品屋の店員はピンク色の口紅を塗っていた。 珍品屋の店員はピンク色のコンタクトをつけていた。 珍品屋の店員はピンク色のマニキュアをしていた。 珍品屋の店員はピンク色のニーソックスをはいていた。 珍品屋の店員は透き通るような肌をした美しい女性だった。
平然と彼女から珍品を買ってる他の客がバカに見えた。 彼女に圧倒されない奴は、皆バカだと思った。 それから、たびたびロミ君はその店に通った。 いつの間にかロミ君の頭の中で彼女は絶対ピンクになった。 彼女のイメージは一つの超宇宙的絶対美のピンク色となった。
それを見たロミ君は激怒して2人に喧嘩を売った。 “表へ出ろぉい!このつるっぱげ野郎!” ところが裏の空き地でロミ君は2人にこてんぱんにやっつけられてしまった。 ロミ君は土の中に首を残して埋められ、血へどを吐いた。
ねちねちと、しつこく、ロミ君をつけまわし、いじめ始めた。
スキンヘッド達はロミ君の尻をネチネチと撫でたり揉んだりした。 ロミ君は死にたくなった。 ロミ君はピンク色の女神の事を一心に想いながら首を吊った。 しかし、こともあろうか例のスキンヘッド2人組に助けられた。 スキンヘッド2人組は恩をきせ、ますますロミ君をいじめ続けた。 “助けてやったじゃねぇかよぉ。俺たちゃ、命の恩人だぜぇい!”
ある日、スキンヘッドがロミ君の家に来て珍品屋で買った、 例の赤いゴミ箱を踏みつぶした。彼女の分身を壊した。 ロミ君は殺意を覚えたが、彼らが恐ろしく何も言わずに涙を浮かべた。
“おい、僕ちゃん、あの店の女の子を、2人でこましちまったぜ!” “俺達とあの娘と3人で一晩中やりまくったぜ!” “俺が彼女のマ◯コをいじくり回し、相棒のチンポを彼女がくわえてなぁ” “一晩中、ズッコンバッコンよぅ!ぬるぬるの、べちょべちょよぅ!” “いぃ~い、うめき声だったぜぇ。ああ思い出しただけでピュッだ!” “いぃ~い、テクニックだったぜぇ。ああ、思い出しただけでピュッだ!” “綺麗なナイスバディが、くねくねつるつる、よく動くんだぁぁあああ!” さらに2人は、もっといや~らしく下劣極まりなく彼女の肉体の評価をした。 あそこはA、あそこはB’あそこはチト黒いとか・・・ ロミ君は恐怖から平然を装ったが、彼らが帰った後、泣きわめいた。 “ぢぐじょう!ぢぐじょう!ぢぐじょぉぉぉおう!” そしてロミ君は大降りの雨の中を飛び出し、珍品屋に向かった。
彼女は相変わらず圧倒的に美しく輝いていた。 ロミ君は目に涙を溜めながら、 H「これ」 と言って、再び赤いゴミ箱を買った。 彼女はロミ君に天使のような笑顔で優しく微笑んだ。 “有り難うございましたぁ-” ロミ君は金を払い口を一文字に結び赤いゴミ箱を小脇に抱えて、 ダッと店を脱兎の如く猛烈な勢いで飛び出し、そのまま走り続けた。
そしてロミ君は線路に耳をつけて電車がやってくるのを待った。 そしてロミ君は線路の上に赤いゴミ箱を抱えて寝っころがった。
そう簡単にゃぁ死なせないぜぇぇええ、とスキンヘッド2人組は笑った。 ウオォォーーーン、ルルル。 |