先日からメンテナンスをしている シマノのビンディング・ペダル
PD-R540 SPD-SL の組立 調整をします そのグリスアップの様子
手順を余す処なしに全てご紹介しましょう

すでに分解 洗浄は終わっています 今回は組み付けからです
分解やしてはいけない事 それは下記 過去日記をご覧下さい
【 ペダル シマノ105 分解 】
【 ペダルの分解整備で これはしたら駄目 】

マイクロロン メタル・トリートメントで事前処理をします
これによりテフロン樹脂が金属の多孔構造に埋込まれ
極薄の保護膜ができ マイクロロンが定着すると 劇的に摩擦が
低減し耐久性も飛躍的に延びます


まず軸 シャフトにゴム質のシールを入れます
このリングには方向が有り 溝が切って有る方が外側
クランク側です ここにはマイクロロンのルブ・リカント
を使いました


次は軸に硬質の樹脂で出来たロックボルトを入れます
軸には錆止めの為にグリスを薄く塗っておきます
ここはデュラのグリスで良いでしょう


スペーサーを入れます これにも方向が有り
アールになった方が内側 平な方がロックボルト側です
手の平に乗っている黒いブッシュ これもシャフトに差すのですが
これは後にしましょう


左右対称形の金属スリーブ 玉受け片方に鋼球を並べます
スチールボールは 3/32サイズ 12個です グリスはデュラを
使いました

その金属スリーブを 鋼球を並べた方をロックボルト側にし
ペダル軸に差込ます シャフトのこのボールが当る部分が
玉押しになっています

先にこの樹脂製ブッシュをシャフトに差してしまうと
この金属スリーブに並べた 鋼球が邪魔をし金属スリーブを
奥まで入れる事が出来ません


ボールを並べた金属スリーブを 軸に入れた後で
樹脂製のブッシュをシャフトに差込ます これにも
方向が有り 先の尖った方が手前で 平な方が奥です

ここで手前の金属スリーブの玉受けに 鋼球を並べます
やはり個数は 12個です


玉押しをねじ込みます 鋼球に当るまで締め込めば良いでしょう


玉押しの次はロックナットです この段階で玉当りの調整をします
使うスパナは 10mm と 7mm
玉当りは自分の感覚ですので 誰にもお教えする事が出来ませんが
これだけ軸間が短いと ピンポイントを探すのが少々難しいです


これで Axle アクスルが組みあがりました
次はこれをペダル本体へねじ込みます


ペダル本体にはねじ込むだけです しかしここでは
専用工具を使う事 シマノ純正専用工具 TL-PD40
ロックブッシュ工具です 使わないと酷い目に合います

そして組み上がったペダル
この時点でシャフトにガタを感じるなら 元に戻り
玉当りの調整から始めて下さい 実際この時点で無ければ
玉当りのしっかりしたピンポイントが分かりません
このペダル 玉当りの感触はストライクゾーンも広く
決して悪くは無いのですが この金属スリーブの短かな
軸間だけで負荷を受け止めているのは 実走行時にとても
組み上げた時の 玉当りを維持してるとは思えないですね
それと 金属スリーブの中に収まる樹脂製の小さなブッシュ
あれは何の役割をしているのか 感じ取る事が出来ませんでした
あえてその役割を見つけるなら スチールボールを並べ易くする
整備性の問題でしょうか しかしこれは無くても出来るしね・・
長い記事にお付き合い頂きました お疲れ様でした
PD-R540 SPD-SL の組立 調整をします そのグリスアップの様子
手順を余す処なしに全てご紹介しましょう

すでに分解 洗浄は終わっています 今回は組み付けからです
分解やしてはいけない事 それは下記 過去日記をご覧下さい
【 ペダル シマノ105 分解 】
【 ペダルの分解整備で これはしたら駄目 】

マイクロロン メタル・トリートメントで事前処理をします
これによりテフロン樹脂が金属の多孔構造に埋込まれ
極薄の保護膜ができ マイクロロンが定着すると 劇的に摩擦が
低減し耐久性も飛躍的に延びます


まず軸 シャフトにゴム質のシールを入れます
このリングには方向が有り 溝が切って有る方が外側
クランク側です ここにはマイクロロンのルブ・リカント
を使いました


次は軸に硬質の樹脂で出来たロックボルトを入れます
軸には錆止めの為にグリスを薄く塗っておきます
ここはデュラのグリスで良いでしょう


スペーサーを入れます これにも方向が有り
アールになった方が内側 平な方がロックボルト側です
手の平に乗っている黒いブッシュ これもシャフトに差すのですが
これは後にしましょう


左右対称形の金属スリーブ 玉受け片方に鋼球を並べます
スチールボールは 3/32サイズ 12個です グリスはデュラを
使いました

その金属スリーブを 鋼球を並べた方をロックボルト側にし
ペダル軸に差込ます シャフトのこのボールが当る部分が
玉押しになっています

先にこの樹脂製ブッシュをシャフトに差してしまうと
この金属スリーブに並べた 鋼球が邪魔をし金属スリーブを
奥まで入れる事が出来ません


ボールを並べた金属スリーブを 軸に入れた後で
樹脂製のブッシュをシャフトに差込ます これにも
方向が有り 先の尖った方が手前で 平な方が奥です

ここで手前の金属スリーブの玉受けに 鋼球を並べます
やはり個数は 12個です


玉押しをねじ込みます 鋼球に当るまで締め込めば良いでしょう


玉押しの次はロックナットです この段階で玉当りの調整をします
使うスパナは 10mm と 7mm
玉当りは自分の感覚ですので 誰にもお教えする事が出来ませんが
これだけ軸間が短いと ピンポイントを探すのが少々難しいです


これで Axle アクスルが組みあがりました
次はこれをペダル本体へねじ込みます


ペダル本体にはねじ込むだけです しかしここでは
専用工具を使う事 シマノ純正専用工具 TL-PD40
ロックブッシュ工具です 使わないと酷い目に合います

そして組み上がったペダル
この時点でシャフトにガタを感じるなら 元に戻り
玉当りの調整から始めて下さい 実際この時点で無ければ
玉当りのしっかりしたピンポイントが分かりません
このペダル 玉当りの感触はストライクゾーンも広く
決して悪くは無いのですが この金属スリーブの短かな
軸間だけで負荷を受け止めているのは 実走行時にとても
組み上げた時の 玉当りを維持してるとは思えないですね
それと 金属スリーブの中に収まる樹脂製の小さなブッシュ
あれは何の役割をしているのか 感じ取る事が出来ませんでした
あえてその役割を見つけるなら スチールボールを並べ易くする
整備性の問題でしょうか しかしこれは無くても出来るしね・・
長い記事にお付き合い頂きました お疲れ様でした