Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

小さな テーブルを 作る

2011-06-26 20:11:55 | 製作・加工
みなさんは毎日使うテーブルはどうされているのでしょうか
最近は北欧家具なんかもお安く買える様になりましたね でも
今回は手作りが良い 是非作ってなんて依頼されたので 簡単に
テーブルを作りました






テーブルを作る時には あれして、これしてと色々な
材料や製作方法を考えるのですが 今まで家具もどきを
自作して思う事は 余程特殊なサイズの物を造る以外
 
自分で全てを加工するのでは無くある程度の出来合いの物を使い 
組み立てて行く方がはるかに綺麗な物が出来ます

今回使った材料は 天板はパイン集成材 買って来たサイズの物を
そのまま使いました 脚は最初から四角に加工されたテーブル用の
脚 これを金具を使い取り付けただけです




ここまで手抜きをすると もう自作なんて大きな顔は
出来ないよね(笑)

ただこの辺りの木材をそのまま使うと どうしても
角(カド)などの手触りに固いものを感じます そんな処を
優しく感じる様にしてやれば良いですよね




天板の周囲をごく薄く カンナで面取りをしてやります






カンナで面取りした所や手で触って感触の良くない所を
木工用のペーパーで少し削ってやります 木に限らず
ペーパーを使う時は 木片などに巻いて使うと仕事が
やり易いですね 
このタイプのペーパーは目詰まりがし難いですよ




面取り後はこんな感じです 何か優しく感じるでしょ?






地肌では無く明るい感じに塗装をしてくれとの希望です
テーブルの裏側に塗装は要らないので マスキングをします




マスキングの角は テープを切ったりカッターを使わず
この様に折り返し作業を進めて行きます コーキングや
建築塗装の本職の方達は皆この方法を使います






塗装に使う塗料は オイルステインを選びました
この塗料は浸透性が強く 木目をそのまま浮かび上がらせます




色を刷毛で塗る時は 塗装用のこんな容器を使います
樹脂製で使い捨てでも惜しくないお値段で買えますよ




刷毛を使う前には 毛の部分をしごいたり 両手に挟み
回転させたりして 抜け毛の処理をします




エアダスターなどを使い 塗る面の埃などを飛ばします






さて塗ってみましょう オイルステイン オークの
一回塗りです この塗料は塗り重ねる事で色を濃く
する事が出来ます






明るめを希望しているので もっと塗りたいのを我慢して
ここで止めておきます もう少し・・と思うくらいが何事も
丁度良いですよね






マスキングを剥がすと 裏側はこんな感じです
この時期の乾燥に必要な時間は 1時間弱かな






これで完成です 木目もそのまま出ているでしょ?





面取りした角の部分です こんな僅かな事ですがこれだけで手触りが凄く良くなりますよ

今回の小さなテーブルの製作 大きさは 90cm × 45cm 程 高さが約 35cm
必要な材料代 天板、パイン集成材 1500 円  脚、4本 1360 円  脚用の金物、840 円
塗料、オイルステイン 880 円  合計 4580円

何時も思いますが どの様にお安い材料を選択してもこの位の家具なら 完成品を買った方が
間違いなくお安いです でもお金では無い楽しさと、自分だけの物という満足感はありますよね

全くの日曜大工のレベルですが こんな簡単に木工事も出来ます 是非みなさんもいかがですか?


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7 コメント

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家具 (マリー)
2011-06-27 12:16:43
Kinoさん、家具まで作れるんですね。。凄いです。。長い間つかえそうなテーブルですね。

私は素朴なアンファンと言うカントリー家具が大好きで、少しずつ収集しています。塗装も凝っていてわざとアンティーク塗装加工してもらったり、ヤフオクで古いものを探したりします。ブログの名前もこの家具メーカーの名前つけるほどファンです。。(*^。^*)
お茶を飲みながら眺めたりするととっても幸せなきもちになって落ち着きます。
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小さなテーブル (forest)
2011-06-27 13:59:41
はじめまして。kinoさんのブログはバイブルとして欠かさずチェックしております。
ここ連日、自転車ではない面白い記事があって、違う意味で目が話せないですw

自転車ネタで口を挟むことはまったくできませんが、昔、木を扱っていたのでひとつ。テーブルのステインは裏面も塗布したほうが、板のそりが出にくくなるとおもいますよ。
返信する
マリーさん (Kino)
2011-06-27 21:28:48
へ~ マリーさんのブログ あんふぁん絵日記はそんな処から来ていたんですか
余程その家具が好きなんですね

今回のテーブルなんて家具の仲間にも入れて貰えないですよ ただ引っ付けただけ・・

木材を使う仕事でも 大工さんとは又違い
箱物や椅子、長持ち など等 釘を使わず
木材や板材を差し合わせて作る家具職人さんは
差物師と呼ばれ 凄い技術を持ってはるんですよね
そんな工作を見ていると飽きないでしょうね

ふ~ん マリーさんにそんな趣味が有ったのか・・
凝ると限りが無さそうな趣味ですね

そんなマリーさんの可愛いブログはこちら
あんふぁん絵日記
http://ameblo.jp/nasumarie/
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forestさん (Kino)
2011-06-27 21:35:19
コメントを有り難うございます

私が自転車屋さんなら毎日の仕事が 記事になるのですが
自転車整備の合間に色々な事が舞い込んできます

そうなんですか 集成材なので狂いや反りも少ないだろうと思っていましたが
片方だけに湿気を与えると反り返る・・ そう教えて頂くとそんな気もして来ました

勝手に湿度でそうなると解釈してしまいましたが
オイルステインが乾燥しても 片方の塗装では狂いや反りが出るのでしょうか
返信する
小さなテーブル (forest)
2011-06-28 00:19:59
たぶん、kinoさんならこのページをご覧になれば一発でご納得されると思います。
http://www.kasizai.com/sori2.htm
木は生き物で、ずっと水分を吸ったり吐いたりしているので、たしかに集成材は反りにくい部材ではありますが、両面を同じ条件にすることに越したことはないという事でしょうか。

又、お手軽に反りを防止するには
http://item.rakuten.co.jp/okamoku-s/10000778/
こんなものもあるみたいですよ。

あと、私から質問があるのですが、以前にクランク等をバフ掛けしていらっしゃいましたよね。メッキやアルマイトを剥いた後はサビの進行が早まると思いますが、特に油分を塗布したり、クリアー塗装を行ったりして対処されてるのでしょうか?
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forestさん (Kino)
2011-06-28 00:40:10
わざわざリンクを有り難うございます
表裏同じ条件にする これはそうした方が良いですね

知り合いの大工さんは 新しいカンナの台は
一ヶ月油に浸けてから調整するなんて言っていました 
これも反りを抑える為らしいです

下のリンクに登場する部材 丁度今日テーブルの下に付いているの見かけたのですが
何故こんな物が要るんだろうと思っていた処でした これでスッキリしました

アルミ部品の研磨後について
研磨~バフ掛け後にあれだけ艶が有るのは
最後に使うピカールに油脂分が入っているからですね
ピカールを使ったあと シンナーなどで拭くといっぺんに艶が無くなります

よってあの艶を保ちながら クリア塗装をするのは困難だと解釈しています
ただ 私が知らないだけで そんな方法は有るのかも分らないですね

自転車のアルミ部品 使われ出した頃はほとんどの物が
アルマイト加工もされず地肌でした 私の自転車にもそんな部品が多く使われています

そんな環境で育ったので アルミ部品を絶えず磨く これは苦にならないのでピカールとウエスは何時も側に有ります
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kinoさん (forest)
2011-06-28 16:53:03
ご返答ありがとうございました!
私もすっきりしました。
ピカールはてっきり研磨剤のみだと思い込んでいました。油分が含まれていたんですね
。という事は、ピカールの後、脱脂して、カーワックスとかでも同じ効果が得られるという事でしょうかね。

そして、kinoさんが磨いたパーツの防錆方法は、自転車への愛情だったという事がわかりました!
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