Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

止水栓キーを修理する

2021-07-07 20:24:20 | 設備 水道工事
水道工事で使う止水栓を触る為の道具に 止水栓キーと言う物が有ります 長年使った道具ですが
少し不具合が出たので修理します そんな作業風景をご覧下さい





給排水設備の仕事をしてる人達なら多くの人が使う止水栓キー 簡単な構造の道具ですが
今回は壊れた部分を電機溶接機を使い修理します




止水栓キーとはこの様な形状の物です 先端は止水栓の四角い
頭に装着する為のボックスになっています 反対側は持ち手の
ハンドルです






今回の不具合はこのハンドルの曲がりの部分に亀裂が
出来ています このハンドル部分は止水ボックスの蓋を
開ける時にも使うのでこのままでは具合が悪いです




止水栓とは



道路の水道本管から個々の敷地内に給水管を引き込みますが
本管とメーターボックスの間に有る 第一止水と呼ぶ物に今回の
道具を使います
このボックス内に止水栓が有り 蓋の矢印部分にハンドルの端を
差込み蓋を開けます






修理をします 亀裂部分は電気溶接機を使いますが
溶接部分はサンダーを使い表面を削っておきます






ハンドルも開いています 実はこの道具を人に貸したのですが
この様な状態で返って来ました
そもそもハンドルが開くまで力を入れる物でも有りませんし
亀裂が入るまでやる必要もありません  ただ一言 残念です






開いたハンドルを元に戻し 溶接を行います






使うアーク溶接機は 交流 100V で使える物ですが
これは凄く調子が良い機械です まず亀裂部分を
狙って溶接をしました






少し亀裂周囲に肉盛りをしました その後サンダーで
表面を切削しています




溶接部分の錆の進行は凄く早いです 良く研磨と脱脂をし
透明の錆止めと黒い塗料をスプレーして仕舞いをしています






溶接部分の塗装と 先端の赤い色の補修までして完成です





買ってもそれ程高価な道具では有りません しかし 20年以上使っている道具はそんな簡単に
買い換える事は出来ません 使える間は手入れをしながら使ってやりたいです





近くの道路を歩くとこの様な柑橘類の実もみのっています
道具はどの様な古いものでもその人にとっては凄く大切な物だと思います
特に職人さんの道具には触れない方が賢明です
どうしても道具を借りる時はその辺の事を充分考え 扱いは慎重にしないと
いけませんね でも今回の奴は修理してまた使えるからもう大丈夫です

 

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