自転車の塗り替え 泥除け チェーンケース

シティサイクルの塗装の塗り替えの為に作業を進めています　今回はフレーム以外の
泥除けやチェーンケースの塗装を始めます





自転車の全塗装をする為に自転車を分解し全ての油汚れを落とすまで準備を済ませています
今回はこれらのフレーム以外の物を先に塗装します






自転車の塗装では全ての色を剥してから行う場合と
現在の色を残しその上から塗る場合が有ります
今回は元の色は残します　そんな場合塗装の下地作りから
始めますが　その為に色々なペーパーを用意してます




元の塗装が強く手作業では時間が掛る時には
この様なオービダルサンダーを使う事も有ります






これは後ろの泥除けですが　かなりの凹みと錆が有ります
塗装にはひび割れが有り　洗浄する前にカッターナイフで
剥しました






凹みは有る程度成形しましたが　板金屋さんの様に
綺麗に叩く技術は無いのでこの状態で進めます






錆がどの様な状態なのか　空研ぎ用の 240番で磨いてみました
見た程、酷く硬い錆では有りません　なんとか行けるでしょう






この辺りまで磨きました　金属の地肌が多く出ました






他の場所も全体に磨いています　光沢が出ると
陰影がはっきりと表れ　凸凹が目立ちますね






泥除けの凹んだ部分はペーパーが入らないので磨き残しが出ます
そんな所には電動ドリルの先端に　ワイヤーカップを付けて
これに助けて貰いました






金属が露出すると錆の発生も早いので　出来るだけ早く
色を吹きたいですね　早速表面を脱脂します　油分の
拭き残しが有ると、そこには塗料が全く乗りません






塗装と地肌の境目は段差が無い様に調整しています
泥除けの裏側はペーパーを当てて足付けしています






先日作った簡易塗装用具の上で塗装します　今回の場合
塗料の食い付きを良くするミッチャクロンを先か
錆止めの効果が有るプラサフが先か、知識も無く迷いましたが
金属の露出部が多いので錆止め効果を期待して　プラサフから
塗って行きます








金属の露出部の塗り残しが無い様に　全体に 2度塗りしています

※ プラサフとは　塗料の食い付き、密着を良くするプライマーと
塗装の仕上がりを綺麗にするサフェーサー　その両方の性格を持った
塗料の事を言います






チェーンケースにはそれ程凹みは無かったんですが
少し塗装が薄く　特に裏側は塗装の下から錆が出いました
それらをペーパーで調整しました






このチェーンケースには透明の錆止めを使ってみます
深い意味は有りません　一度私が試してみたかったと言う
単純な理由です






先程のプラサフと比べると全く異質の手応えです
塗装の下地でも良いですが　金属そのものの地肌を
活かしたい時に使う方が面白いですね　塗装自体は
しっかりしています




前の泥除けはそれ程酷くは無くペーパーで足付けした後
一部にプラサフを吹き　次の工程に進みます






フロントフォークも全体にペーパーで足付けをしました
一部金属の地まで磨いています






フロントフォークは全体にプラサフを吹きました






プラサフも乾燥し次の工程に移ります　塗料の密着性を
高めるミッチャクロンを、上塗り塗装の直前に吹きます
この時期なら　15～20 分後には上塗りの塗装が出来ます




ミッチャクロンの下地が出来た部品から上塗り塗装を始めます






今回は緑系のカーキ色を希望しています　本人と一緒に
塗料売り場へ買いに行き　そこで選んだのはコロラドグリーン
と言う艶消し塗料です　どの様な色なんでしょうか・・・




試しに失敗しても怪我の少ない　泥除けの裏に塗ってみました
今は塗って直ぐなので光沢が有りますが、これは乾燥と共に
艶は無くなって行きます　この色なら大丈夫でしょう






泥除け全体に塗りました　もう凸凹は目をつむりましょう




フロントフォークも乾燥が進むと
落ち付いた色合いに仕上がっています





色を塗るまでは何時も楽しみで有り発色に不安は有ります　たまに思っていた発色では無く
がっかりする事も有りますが、今回は思っていたより良い色に仕上がっています
まあこれは本人が決める事ですが・・（笑）
奥に見えるチェーンケースは違う色を塗っています　これは下地なんですが少し予定
している事が有りその時までこのまま置いておきます　それは改めてご紹介させて頂きます

前回の作業　【 自転車部品に マットブラックを塗る 】

次の作業　【 シティサイクル フレームにマット塗装をする 】