.

.

「二輪二脚の八重山巡り」ピパーツ

2010年01月31日 | 八重山諸島の旅
 島胡椒とも呼ばれ、八重山では一般的らしい。特に、ピリ辛の薬味のコーレーグスの方が有名だが、八重山そばの薬味としてよく使われている。ほかに、豚の内臓の中味汁には臭み消しに欠かせないなど、八重山の台所には無くてはならないのだ。
 今回、八重山を旅して初めて知って、帰宅後、ラーメンに入れてみたのだが、最初は、独特の香りと南国っぽい苦甘辛味が嫌だったのだが、食べ続けると、天ぷらや焼き魚、焼き肉、何とでも相性が良くて、今は、目玉焼きもピパーツ(塩とのブレンドピパーツ)で食べている。切れたらどうしようってなくらい。まあ、そしやら通販ででも買えばいいや。もはや、我が食卓にも欠かせない。
 この聞き慣れない名前の主は、コショウ科南アジア原産のツル性木質植物、学名は、ヒハツモドキが原料で、沖縄本島や宮古八重山では、古くから栽培され、民家の石垣などに生育。沖縄ではピパーツ・フィファチ・ヒハツなどと呼ばれている。このヒハツモドキを手に入れられれば、自家製ピパーツも夢じゃないんだろうね。
 若葉は、そのままか、細く刻んで天ぷらの衣をつけて揚げたりもするんだって。
 写真のバックがヒハツモドキ。発汗作用があり、新陳代謝を促す、殺菌効果、消化促進作用などの効能で気がついた。これ、東南アジアにありがち。調べたら、インドネシア、ジャワ、マレーに分布してるということで、これは東南アジアから入ってきたのだろう。そうだ、あの癖のある香りは正に東南アジアだ。

コメントを投稿