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茶飯、巾着煮/海外でも雑煮を食べる

2014年12月13日 | 江戸飯
 朝から午前中、大掃除に費やしました。毎日掃除をしていても、気が付かない場所や細かな部分は汚れているもので、一念発起。終えてみると、気持ちも晴れやかになります。
 まあ、1年の締めで正月を迎えるためなので当然なのでしょうが、どうしてこんな真冬に大掃除なのだ! と思いませんか? 5月と10月とかにこの習慣があったらもっと楽なのになあと、冷水で雑巾をすすぎながら思った次第です。
 池波正太郎氏の「江戸料理を食べる」を読んでいたら茶飯が出てきました。これなら直ぐに出来るぞっと、早々ほうじ茶で焚いてみました。本当は味醂や醤油も入れるのですが、高血圧症の為、ほうじ茶のみです。
 ほんのりと色が付き、ほんのりとお茶の香りがして、いつもと違っておつでした。





 お菜は、大根と巾着の煮物です。寒いいち日だったので、温かさが有難かった。





 今年は寒いように感じますが気のせいでしょうかねえ?

 海外でも正月元日には、雑煮だけは拵えていました。最も大晦日と元日しか休みではないのです。ただし、醤油が違い(大枚はたけば日本の醤油も手に入る)、真っ黒い雑煮でした(笑)。しかし塩分はそれ程でもありません。特に色の濃い物が丁度日本の溜り醤油のような風合いなのです。
 具は、大根、ニンジン、青菜、椎茸などの野菜でした。そもそも我が地方の雑煮は、醤油味のけんちん汁の中に餅を入れるのです。
 香港に渡り、最初の正月に失敗したのが、餅。日本からの輸入品は高価なので、ローカルの餅で賄おうとしたのがいけなかった。そもそも中国の餅は炒める用の物で、日本の物とは異なるのでした。
 翌年からは、餅だけは日本製を購入して、真っ黒けの雑煮で新年を祝ったものでした。何だか、腹黒い一年になりそうでした(笑)。



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