遊んだらいいじゃない!

平凡なサラリーマンの週末日記や映画鑑賞日記です。自分の活動の備忘録として記事を書いていきます。

劇場映画 - モールス

2011年08月15日 | 映画
http://morse-movie.com/

@TOHOシネマズ川崎

考えれば考えるほど、謎が残る映画ですね。

アビーはなぜオーウェンに近づいたのか。

アビーのオーウェンへの興味なのか、アビーに取憑く悪魔の指示なのか?

「父」が死に、オーウェンと共に旅を始めるラストシーン。

これはつまり「父」が新しい代に変わったということだろう。

これは、アビーの意思なのか、悪魔の意思なのか。

一旦はオーウェンのもとを去るアビー。

これはアビーの意思だろうが、その後オーウェンをいじめる奴らに「やり返す」ために戻ってくる。

この戻ってきたのは、きっと悪魔がやはり後継をオーウェンにするために仕向けたものであろう。


そもそもなぜ「父」が必要なのか?

悪魔に理解ある人間、つまり「父」が世間にばれることなく、血を用意してくれるからだろうか。

そして「父」はなぜ、「父」として居続けるのだろうか?

アビーへの愛のためなのか、悪魔への恐怖心からなのか。

殺人をおかしてまで「父」を続けられる人間の心情を少し描いてほしかったかもしれない。


残虐なシーンもあり、人によってはホラー映画にも見えそうだが、考える余地がたくさんあるサスペンスですね。

しかし、ちょっと謎が残りすぎて、消化不良かな。

この映画のタイトルにもなっているモールス。

モールス信号を使って、アビーとオーウェンがやりとりするシーンが幾度かあるが、特にストーリーに大きな関わりはなかったようで。

タイトルにすべき言葉としては、他にあったんではなかろうか。


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