遊んだらいいじゃない!

平凡なサラリーマンの週末日記や映画鑑賞日記です。自分の活動の備忘録として記事を書いていきます。

劇場映画 - 名前のない女たち

2010年09月09日 | 映画
http://namaenonaionnatachi.com/

@テアトル新宿

成人男性ならほぼ100%の確率で一度は見たことのあるはずのアダルトビデオ。

女優さんは、単体女優と企画女優に大別され、この映画の主人公は後者の方をモデルとしてる。

かくいう自分もAVはもちろん見ている。

が、最近はどういう心境で女優さんは出演しているのだろうかと思いながら見てしまうこともしばしば。

内容がハード傾向にあることも要因かもしれないが、なんでここまで体張れるのか?をつい考えてしまうのです。

一個人を全面に売り出していく単体女優ならまだ有名になることを目指すとか理由の想像もつくが、名前が出ない企画女優はもっと出演理由が分からない。

この映画を見ようと思ったのは、そんな心境から。

この映画の主人公ルルが業界に入った理由は、素の自分とは違う自分を見つけ、変わりたかったから。

素の自分では勝負できないので、キャラを作り上げ、そのキャラを無理に演じ、やがて素の自分とのズレが生じ悩む姿を描いたストーリー。

自分の期待したポイントは、「体を張ることに対するその女性の思い」が表現されていることで、その点についてはこの映画ではあまりなく、そこは残念。

とはいえ、この映画は演者が本当に全裸を露にして、体当たりな演技をしているので、驚きもしたが、AV女優という職業をしっかり演じている内容は良かった。

AVに出ることで普段の自分を変えることができる、そういう理由でAVに出演する女性が多いというのは、正直ショックではあるが、それはあくまでAVだから、というだけで、別の方法であれば、誰も大して驚かないことなんだろうな。

そんなAVという一般人からは特殊な世界に生き続けることにしたのかどうかは良くわからない主人公の今後が気になる終わり方でした。

後半、オタファンが周りの人間を殺すシーンは、表現が稚拙でそこは残念だったかなぁ。

鳥肌実を6,7年ぶりに見たが、ずいぶんおっさんになってたのが印象深い。