真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

ノーベル賞、3年連続日本人受賞

2016年10月05日 | Weblog
2016年ノーベル医学・生理学賞に大隈 良典教授が選ばれた。これで3年連続受賞だが、とても誇らしい事だと思う。授賞理由は「オートファジーのメカニズムの発見」ということだ。

今回の受賞は、動物に必要なたんぱく質がどうやって作られるのか、そのしくみを遺伝子レベルで解明したことで、オートファジーを遺伝子レベルで調べると、ガン、神経疾患、肝臓病の治療に役立つこともわかり、今では世界でもオートファジーを使った治療が研究されていて、そのきっかけになったのが大隈教授の研究だ。

今、連日連夜、オートファジーって何?って、取り上げられている。今年の流行語大賞になるのではないかと思うくらいだ。
オートファジー、”autophagy”と書き、専門用語では”自食作用”のこと。簡単に言うと細胞が自分を食べて栄養にすることだそうで、たんぱく質のリサイクルのこと。

「体の中では細胞同士が共食いしてるのか?」って思ったら、体の中では生き物が生きていくためにたんぱく質を合成していていて、すべてが食べたものの栄養から作られるわけじゃなく、一部は体にある古いたんぱく質を分解してアミノ酸が作られそうだ。

そして、アミノ酸は新しいたんぱく質の材料になり、たんぱく質は私たちの肉や臓器、体の一部になるので、要するに、たんぱく質をリサイクルしているってことらしい。

人間は一日に200~300gのたんぱく質を作っていて、でも食べ物から直接作られるのは70~80g。残りはすでに体の中にあるたんぱく質を分解して作ってるだそうだ。知らなかったですね〜。

タンパク質は総て食べ物から作られると思っていたし、高度経済成長時代の時、団塊世代の私は、TVコマーシャルで『タンパク質が足りないよ」って毎日放映されていた頃のことを思い出し、食事をする時に頭に流れる。日本がまだ貧しかった頃は淡水化物中心の食生活だったからだ。

最近、東京オリンピック施設のことや、都政のことばかりで余り良いニュースが無かったのだが、とても嬉しいニュースだ。
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