ペンギン効果

最近すぐに行列が出来る。やたらと店の前で人が並んでいるのだ。中には、何で並んでいるのかも分からずに、取りあえず並んでおこうという輩もいるいうから最近の人たちの行動心理に驚く。

例えば、ネットなどでA店の人気がとても高っかったとしよう。その店に向かって行くと、隣りB店に長い行列ができていると、人間は、目指していたA店よりもB店に入ってしまうという心理が働くのだそうだ。これをペンギン効果という。

勇気かかんに荒波に飛び込む一匹のペンギンがいると、次から次へと飛び込んで行くペンギンと同じだというわけだ。ペンギンは集団行動をするから、一匹が飛び込むと我先にと続くのだそうだ。

それでは、一体人間はどれくらい行列を作って待つことが出来るのだろう。福岡から東京に転勤になった人が始めに驚いたことは、ランチタイムに行列が出来ることだったと言っていた。もっともその人が住んでいたいたところは、相当田舎だったらしいから想像外だったのだろう。

一般的に行列を作って待つのイメージは、ディズニーランドだ。後はマスコミ等で有名になったラーメン店やレストラン、次いで、新商品などのIT機器くらいだろうか。

私は気が短くて有名で、さらに時間がもったいなくて、待つということが出来ないのだ。いつ来るか分からない順番のために延々待つ等とても信じられない行為だ。

開店時間前に行き、一番で並ぶなら待つ時間がはっきりしているので待てる。でもラーメン屋さんとかディズニーランドなど90分待ちなど普通なんて所も有って、私の想像を絶した世界だ。

多分、並んで待ってまで手に入れるとか、口にするということに価値を置いているんだろうけど、大体こんなものは、マスコミか誰かが作ったブームで、少し時期が経てば閑古鳥が泣いている店など山ほどある。要はマスコミに仕掛けられ、踊らされているだけだと思う私は、へそ曲がりかな？