真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

いまだに同じ事の繰り返し

2019年10月07日 | Weblog
名ばかり希望退職という記事を読んだ。あいも変わらず、こんなことを企業はやっているのかと思う。景気が低迷した頃から、ずっとこの手のことは企業で行われており、何度も記事として取り上げられている。

会社で突然、上司から「まかせたい仕事がない」と告げられ、自ら退職するよう促される、「希望退職」とは名ばかりの退職勧奨が、大企業で広がっている。

電子部品子会社で約350人の削減を進める東芝の子会社に勤める50代男性は、上司から希望退職を何度も促されてきた。「断っても、また面談を入れて応じるよう迫ってくる。こちらが折れるまで続けるつもりなのか」

男性が上司に呼ばれて最初に面談したのは6月上旬で、経営環境のきびしさを説明されたうえで、希望退職すれば退職金が増え、再就職支援会社のサービスも利用できると言われた。「辞める気はありません」と告げると、上司は不思議がり、約1カ月後の再面談を約束させられた。

いくら退職金が増えたとしても、「やめるも地獄、残るも地獄」と言われているように、50歳の男性が今更早期退職したって、お先真っ暗なことは明白なことだ。こんな事例は20年前ならまだしも、今では巷にわんさと情報が流れているというのに。

上司から「会社に残ってほしい人と、外で活躍してほしい人がいる。あなたは後者だ」と宣告された。怒りがわいたが、口には出さなかった。上司の反感を買って、人事などで報復されるのがこわかったのだ。再び退職の意思がないことは告げたが、上司は納得せず、また次の面談の予定を入れられた。

今はパワハラなどで訴えることができるので、企業側も慎重で、以前のような脅しなどでは退職勧奨は行わない。だんだんと精神的に追い込んでいく方法に変わっているのだ。

退職するかどうかを選ぶ権利は労働者にあること、辞める気がないならはっきりと告げること、追い出し目的の異動命令は違法であること、そして、面談の内容を録音やメモで記録しておくのも自分を救う手立てだ。

今の世の中、いつ災難(?)が降りかかってくるか分からないわけで、いつでも戦える武器、つまり知識を蓄えておかなければ対抗はできないってことです。
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