本38冊目－2017｜非常識な成功法則

マーケティング・コンサルタントである神田昌典さんの著作です。

よくある「こうしたら成功します」的な本ですが、よくある本とは一線を画しているという点で「非常識」とついています。

どこが違うのでしょうか。

エッセンスは８つの習慣の形でまとめられています。


第１の習慣　やりたくないことを見つける

目標は紙に書くと実現すると言います。

では自分がやりたいことは何なのか。

本当にやりたいことを見つけるためにはまずやりたくないことを書き出すこと。

そうすることで見えてきます。


第２の習慣　自分にかける催眠術

目標を書いた紙をクリアファイルに入れて常に持ち歩き、朝晩眺める。

そうすることで意識にしっかりと印象を残します。

これは『ザ・シークレット』の引き寄せの法則と同じような話ですね。


第３の習慣　自分に都合のいい肩書きを持つ

潜在意識は自分の行動を決める上で大切な要素。

前向きな肩書を勝手につけてセルフイメージを高めましょう。


第４の習慣　非常識的情報獲得術

オーディオ学習をしたり、フォトリーディングをしたり。

良質な情報をたくさん浴びて、これも潜在意識に呼びかける方法です。

また人は周りに影響されやすいので、付き合う人などの環境を目標に近いものに変えていきましょう。


第５の習慣　殿様バッタのセールス

お客に対して必要以上に媚びない。

見込みのあるお客だけを相手にする。

でないと結局、やりたくないことをしなければいけないところへ逆戻りしてしまいます。


第６の習慣　お金を溺愛する

日本だとお金に対するイメージがあまり良くないのは事実。

でもお金に罪悪感をもたないことが大切です。


第７の習慣　決断は、思い切らない

思い立ってすぐに会社をやめたりするのは実は良くないこと。

今ある環境を活かしつつ、どうやって次につなげていくかを考えないといけません。


第８の習慣　成功のダークサイドを知る

成功に向けて進んでいくと、良い面ばかりでなく影が濃くなるかのように悪い面も強くなっていきます。

それを頭に入れて備えておけるかどうか、それが重要です。


この本に書いてあることを実行すれば必ず成功します、と神田さんは述べています。

そんなわけない、紙に書いただけで成功するなら苦労しない。

そんな風に思って実行しない時点で成功は逃げてしまっているのかもしれません。