解雇された工場の社長を殺害した容疑で逮捕された三隅（役所広司）。
殺人の前科があり死刑は避けられない。
弁護を担当した重盛（福山雅治）はせめて死刑を避けるために調査を始めた。
その過程で徐々に湧き上がってきた疑惑。
本当に三隅は犯人なのか？
定まらない三隅の供述や被害者の娘（広瀬すず）との関係などから、本当の真実はどこにあるのか苦悩する重盛。
はたして真犯人は他にいるのか、そして三度目の殺人の意味とは？
渋い作品です。
自分がこれまで見てきた是枝監督の作品とは少し趣が違いました。
こういう映画は役者さんの演技力が大事。
そういう点で非常にパワーをもった良い作品だと思いました。
ただし自分は行間を読み取ることが苦手です。
どうしても明確な答えを求めようとしてしまいます。
抽象的なセリフから背景にあるものを想像するのが難しいので頭はフル回転。
あのセリフはどういう意味があったのか、あのシーンは何を暗示していたのか。
結局は自分の力では決め手に欠けますが、見ている人がいろいろと考えて自分なりの解釈を持つことが求められているのでしょう。
難しい映画でした。
▼ 是枝監督作品
映画17本目－2017｜海よりもまだ深く
映画25本目－2016｜海街diary
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