本と映画とアイドルと ~数少ない趣味の記録~

本や映画、アイドルについてまとめた、作詞家「福田花音」推しによる、記録のためのブログです

アンジュルム舞台『夢見るテレビジョン』

2017-10-09 21:19:23 | -アンジュルム
*一部ネタバレを含みますのでこれから観劇される方は読まないでください*

一昨日、昨日とアンジュルムの舞台『夢見るテレビジョン』を見てきました。

昨年の『MODE/モード』に続く、昭和のお話です。


昭和40年代、夢を抱いてテレビ界に飛び込んだ一人の女。

厳しい男社会の中で、鬼のようなカリスマ上司や、時代を彩るスターたち、そして仲間たちと共に、泣き笑い、挫けそうになりながらも、必死にしがみついてゆく。

『気絶するほど愛してる』、『MODE/モード』に続く、昭和三部作の第三弾。

アンジュルム主演でお送りする、かつてのテレビ業界を舞台とした青春物語。



アンジュルムの舞台を見るのは2回目。

この作品は役の個性が強く、笑える要素がたくさんあるとのメンバー評もあり、楽しみにしていました。


年下組をフィーチャーした作品となっています。

年上組は支える感じ。

奮闘している様子がうかがえる良い舞台でした。


たしかに笑えるところがたくさんあり、回替わりのセリフが少しあったりもして、何回見ても楽しめました(自分は3公演参加)。

ぜひ多くの人に見てもらいたいなと思いました。


キャラの立った役柄を中心に振り返ってみます。


和田彩花/池神とみ恵 女性プロデューサー

男社会の中で、女を捨てあらゆる手段を使ってのし上がってきた、誰もが恐れをなす女性プロデューサー。

主役である河合花子にきつくあたる憎まれ役。

静かに非情な判断を下す感じがだいぶ怖かったです。

あやちょも実際、静かに怒りそうで怖いです(あくまで想像です)。


中西香菜/青梅尚史 チーフディレクター

池神とみ恵とパートナーを組んでいて良き理解者。

「これだから女は、、、」と女性の進出をよく思っていないように見えて、その実、いろいろな調整役を行っています。

いろいろなところに気を配れるかななんらしさが投影されているようでした。


竹内朱莉/佐山宗太郎 広告代理店

番組のスポンサーである若社長についてまわるお調子者で、とにかく軽い(笑)

あまり役作りしなかったらしいですが、たけちゃんのキャラクターそのままな感じです。

実は『MODE/モード』に出ていたカメラマンの佐山孝太郎とは双子の兄弟という設定。

たけちゃんの歌声はやっぱり良いなと思いました。


勝田里奈/早乙女邦彦 制作部長

恐ろしい部下の突き上げにあい、中間管理職の悲哀を感じさせる制作部長。

いつも胃が痛くなるので常に胃薬を持ち歩いています。

冴えない感じのキャラクターがりなぷ~の醸し出す雰囲気にマッチしていて印象に残っています。

頼りなさそうに見えて決めるところは決める、そんなキャラクターでした。


室田瑞希/月丘万寿美 売れっ子歌手

この時代の売れっ子歌手で、同じく売れっ子役者の橋場剣一郎と新番組の司会を務めます。

大人の対応で橋場をなだめる一方で、河合花子には強めにあたる一面も。

普段のむろたんより大人な印象のある役でしたが、ところどころで出してくるむろたんらしい動きで笑いを生み出していました。

ただ、、動き足りないだろうな、むろたんは(笑)


佐々木莉佳子/橋場剣一郎 売れっ子役者

とにかくプライドが高い売れっ子役者(若干、滑舌悪し、、)。

そのプライドに見合った対応をされないとすぐに拗ねてしまいますが、おだてられると機嫌の戻りも早いです(笑)

この舞台、主役は上國料萌衣ちゃんですが、一番のキーパーソンは間違いなくこの橋場剣一郎です。

実は熱い思いも持っていますが、笑える場面もたくさんありました。

このキャラクターを演じきった莉佳子ちゃんは素晴らしかったです。


上國料萌衣/河合花子 ディレクター志望の女の子

ひどい目に遭いながらも自分の夢に向かって突き進んでいく主人公の女の子。

ほぼ出ずっぱりのかみこはセリフも多く、期待を背負わせすぎでしょと思ってしまうくらいでしたが、それを努力で乗り越えてくる姿に感動しました。

何なんでしょうね、かみこの逆境に立ち向かって乗り越えてくる感は。

アンジュルムに加入するまでのストーリーに重ね合わせてしまうからでしょうか。

推しとかそういうことに関係なく応援したくなっちゃいますよね。

この姿、ぜひとも多くの人に見てもらいたいと強く思います。


笠原桃奈/新田千代 メイクさん

ちょっと天然さんなメイクさん。

男社会の中で数少ない女性なので、同じ境遇の河合花子とお友達になります。

ふわふわしてる感じでいながらも大きな夢を持ってテレビの世界で働いています。

最年少のかっさーは今のうちはこういう可愛らしい役を存分にやっておいてほしいです。

まだまだ無邪気な感じでよろしくお願いします。


船木 結/石坂長介 若手の放送作家

放送作家を目指して頑張っている彼。

若手ゆえ苦労が絶えませんが、同世代の河合花子や新田千代、星みちると夢を語り合い、励ましながら成長していきます。

ふなっきは賢そうなイメージがあるので、この役が似合っていました。

服がダボダボで着せられてる感じがあって何とも可愛らしい放送作家でしたが(笑)


川村文乃/星みちる 橋場の付き人

役者を目指して田舎から出てきて、橋場の付き人をしています。

橋場のお世話係として時に持ち上げながら橋場が気分よく仕事をできるように尽くしています。

かわむ-と莉佳子ちゃんの掛け合いがすご~く良かったです。

テンポがよかったし、星みちるは橋場剣一郎をものすごく慕っているのですが、それがメンバーとしての関係性にも良い影響をもたらすんじゃないかなと思いました。

自分的にこの2人の関係性は大きな発見でした。


他にも須藤茉麻ちゃんや中島早貴ちゃんが出演していますが安定していて余裕が感じられて、さすがだな~と思いました。

ザ・カシューナッツとして登場した石井杏奈ちゃんと高瀬くるみちゃんも出番が多くおいしい役回りで良かったです。


ほんとに楽しくて良い舞台でした。

その良さをもっとうまく伝えられるようになりたいですが、いかんせん文才が足りず…

でも百聞は一見に如かず。

お時間がありましたらぜひぜひ劇場に足を運んでください!


【2017年-38~40公演目】


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