ベルばか日誌

ベルばら好き主婦、Kimeの妄想満載「ベルばか日誌」
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劇ごっこ

2013-09-18 10:29:27 | ベルばか日誌
少し前、夏休み前の頃です。
娘さる子がクラスのお友達数人と、劇ごっこを始めました。

リーダー格のAちゃんの指示のもと、さる子がストーリーを考えました。
日頃愛読している女の子向けファンタジーからパクった、お姫様や魔法使いが登場するお話です。
主役のお姫様はAちゃんの親友のBちゃん、悪い魔法使い役は普段いじられ役のCちゃん、大人しいDちゃんは小道具や音響の裏方、と役割分担は完璧です。
一同、休日に我が家に集まって和室に閉じこもり、何だかんだと楽しそうに相談し、セリフをしゃべったり踊りの振り付けを考えたり。

てーしゅは驚いていました。
「俺、今まで遊びで劇をやろうなんて思いついたこともないし、周囲の友達でやってる奴も見たことないし。
いや~、独創的なことを考えるもんだねえ・・・」

え?そう?
あたしも小学生の頃、劇ごっこやったよ。

そうです、ちょうど今のさる子と同じ、小学校高学年の頃でした。
ベルばらごっこに始まり、宝塚ごっこ、そこから発展して、お姫様や女王様が登場する劇ごっこ。
親友や妹たちと役を決め設定を決め、親の洋服ダンスから引っ張り出してきた服をドレスに見立て、みんなでワイワイと。
実際はまともな劇に仕上がったわけではないんですが、子供時代の楽しい思い出です。

男子校育ちのてーしゅは、そんな私の体験に更にビックリしたようでした。


そうよ、女子は劇ごっこやるのよ。
名作少女小説、「若草物語」や「赤毛のアン」なんかには、主人公たちが劇ごっこをする場面が描かれていますよね。
それに、そう!
マリー・アントワネット様も、プチ・トリアノンで取り巻きの貴婦人たちとお芝居やってたじゃないですか。
確か国民の血税で、専用の小劇場まで建ててしまったんですよね。


アントワネット様のスケールの大きさと比べると月とスッポンですが、娘たちの劇は私の頃と比べるとレベルアップしています。
お姫様や魔法使いのドレスは、ハロウィンの仮装に使った衣装や、ディズニー系のグッズを利用するとか。
効果音やBGMは、ケータイの着信音や着メロを舞台袖で鳴らすとか。

学校の懇談会で、メンバーのお母さんたちにお会いしたら
「発表できる場があればいいのにねえ」
なんて、お母さんたちもすっかり盛り上がっています。

いや、あたし、自分はそんな巻き込まれなくてもいいんですけど。
子供たちで楽しくやってくれれば、それで十分。

そう思っていたら・・・。

つづく