ベルばか日誌

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女社会と男社会

2009-07-23 10:56:15 | ベルばか日誌
娘さる子は公立保育所の年長さんで、今年の担任は、男性のA先生です。

昔は保母さんと呼ばれていたのが保育士さんという名称になり、男性も就業できるようになったのはいつ頃でしたっけ?
マンガ「めぞん一刻」で主人公の五代君が保育士さんになりましたから、昭和の終わりか平成の初めごろでしょうか。
(ちょっとググればわかるんでしょうが、時間がないためご勘弁ください。)
かれこれ20年たつわけですが、まだ男性の保育士さんは少数派ですね。
A先生は、保育所の黒一点でいらっしゃいます。

キャリア10年になるというA先生は、中堅職員として、黒一点としてがんばっておられますが、やはり何かとご苦労はあるのでしょう、参観日や懇談会の折、女性社会で働く苦労をポロっともらされたりなさいます。

給食の配膳で使うエプロンを注文したら、ピンクのものが来た、とか、口調がいつの間にか女性っぽくなってしまうとか。


オスカル様も男性社会の中で頑張っておられたわけですが、具体的で下世話ななことを想像すると、着替えやトイレなど不便な点もあったことでしょう。
でも、宮殿の中に個室も与えられていたでしょうし、アンドレもいろいろ気を回してただろうし。
周囲からも、あの人は特別、という目で見られていたでしょうしね。

それに比べると、A先生の場合の方がリアルで大変そうだなあ、と思います。
娘の保育所はかなり古い施設です。
教職員の更衣室や休憩室、私は立ち入ったことはないのですが、男性の存在を前提とした造りにはなっていないんでは。
大人用のトイレは一度だけ利用したことがありますが、洗面台の横に男性用小便器、その奥に男女共用の個室、という造りです。
これじゃあ、A先生も他の女性職員も気を使うことでしょう。

また保護者側からすると、女の子の保護者さんの中には、男性保育士におむつの交換やトイレの介助、着替えなどのお世話をしていただくことに抵抗を感じる方もあるでしょう。

何よりも大変だろうな~、と思うのは、女性社会特有の人間関係のドロドロです。
私も過去にいくつか経験した職場、そして今現在の職場も、女性ばっかりという環境です。
表面上は和気藹藹としていても、一皮むくとドロドロ、グループで対立したり、陰で悪口を言い合ったり、足を引っ張り合ったり。
あからさまに対立しているお局様同士がののしりあったり、なんてこともありましたね。
私は幸いトラブルの当事者になったことはないのですが、傍観しているだけでもかなり不快でストレスがたまります。

娘の保育所の職員さんはなぜか平均年齢が高く(つまりおばさんばっか)、この人たちみんなと上手くやっていくには、さぞかし気苦労が絶えないだろうな~、と勝手に想像してA先生にはご同情申し上げます。
でも、ご家族のため、後進の男性保育士さんたちのためにも、ぜひ定年まで頑張っていただきたいものです。