プリキュアを見て思うこと

昨今の幼稚園女児に人気といえば、「Ｙｅｓ！プリキュア５ＧｏＧｏ！」ですね。
女の子達に将来なりたいものを聞けば、プリンセスかプリキュアです。

ご存じない方の為に簡単に説明すると、セーラームーンみたいな女の子の戦いモノアニメ、です。
数年前シリーズが始まった当初は「ふたりはプリキュア」ってことで女の子ふたりだったのですが、先シリーズではメンバーを一新、一気に増えて５人になりました。
今回は更に１人増えるらしいです。
（先週の放送で登場したらしいんですが、まだ録画を見ていないのです）

先シリーズでは、悪者軍団に滅ぼされたナンチャラ王国を再建するため、プリキュアとして任命された娘っこ５人がポケモンみたいな浮遊生物を何十匹か集めつつ悪者軍団を倒す、っていうストーリーでした。
今回のシリーズでは同じ娘っこ達が、再建したナンチャラ王国を助けつつ、再び何かを集め、何かを助けなきゃいけないらしい。
（すみません、真面目に見てないもんで、固有名詞もストーリー展開も不正確です）


それでですね、先シリーズでは滅ぼされたナンチャラ王国の王子様２名がプリキュアと行動を共にしていたのですが、この王子様、人間界では世を忍ぶ仮の姿としてイケメン２名の姿をとっています。
ところがその実体は、・・・謎の小動物なのです。
（私はサン●オキャラクターのシ○モンとかに類似していると思います）

ストーリーの中で、王子様とプリキュアのメンバーとの間には淡い恋が生まれ、という展開になっています。
ところがいい雰囲気のところに悪者軍団が攻撃してくると、娘っこはプリキュアに変身して果敢に戦うのですが、王子様は所詮サ●リオ的小動物、「ああっ！」なんて言いつつ、物陰からプリキュアを見守るのみ。

・・・なんかね、これがちょっと情けないな～、なんて思うのです。

プリキュアは娘っこだけど強いです。
お約束で、必殺技を繰り出すまでは、殴る蹴る体当たりするの肉弾戦。
本当にこんな強い女の子がいたら、怖いです。
それにひきかえ王子様たち、小動物状態なら弱っちくてもしょうがないかなと思いますが、イケメンの外見で観戦してるのって、ちょっとなー。
あんたら、ボーっと見てないで何とかしなよ、って言いたくなります。

これを見るとつい思い出してしまうのが、パリで馬車を襲撃されて「アンドレ　中にいろ！」とオスカル様に言われてしまったアンドレ。
考えてみると、それもやや情けない状況ですよね。
でもアンドレは、果敢に（無謀とも言うかもしれない）出て行って、オスカル様を守ろうという気概を見せました。

私の考え方が古いのかもしれませんが、やっぱり男性には女性を守ってもらいたいと思います。
個人差はあると思いますが、一般的には男性の方が体力も運動能力も女性より勝っているのだし。


娘っこが弱っちい男性を命がけで守り戦うアニメを見て育つ、いまどきの子供達。
ウチの娘が大人になる頃には、社会の男女格差も今より更に是正されるのでしょうかねぇ。