馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

心の平穏と安定を求めて海へ。

2023-02-10 07:56:08 | 日記
2月9日(木)朝10時
エントランスオートドアが開き
ケヤキ並木道を100m程、速歩で門に着く。
ケヤキ並木道

県道と競馬場塀の側道を歩く。
数年前、側道に太い青竹が塞いでいた。
近づくと動いている。
長い長い蛇だ。
塀と地面の隙間を抜けようとしている。
それ以来、なるべく通らない。
競馬場側道  

遊歩道に入る。
冬枯れのススキが揺れている。
風が強さを増す。
海岸に近づいのだ。
遊歩道1  


久しぶりの茜浜。
名前のとおり、夕陽は茜色で海原を照らす。
海原の先に木更津の製鉄所の煙突から煙。
空には都鳥が舞う。
富士は霞に隠された。
幕張メッセとマリンスタジアムは冬場は閉じる。
茜浜1  


海浜霊園に入る。
整然と並ぶ墓石。
墓碑銘と享年日付を見る。
その人の人生街道に想像を巡らす。

海浜霊園  


霊園を抜けると再び陽光にさざ波はプリズムの煌き。
茜浜2  


ベンチに座り
昨夜、友人からの訃報を想い巡る。

「あいつは死んだよ」
「ずっと一人もんだった」
情感の籠らない言葉が
死んだ男の人生を表している。
学生時代、親しい間柄ではなかった。
山岳部上級生と同郷で高校が同窓であった。
確か、福島県大工町の出身?


卒業後、渋谷のスタンドバーで偶然会ったのだ。
彼は、一人で飲んでいた。
それから、時折、スタンドバーを
訪れると一人呑みをしていた。
私は結婚してからスタンドバーで飲むこともなく
彼を思い出すことも無かった。
加齢を重ねれば、葬儀参列は多くなる。
しかし、青春の輝くキャンパスで伴ににした。
山岳部であったので、山で死んだ仲間はいた。
タイトロープ人生であった僕より先に逝ってしまった。
妥協を嫌悪する少年時代
妥協を拒否する青年時代。
青春の焦燥に追いかけられた。
今は長い年月が年輪の皺を刻み
死が迫ってくる。
失った青春は二度と戻らない。
体に突き刺す海風だが、凍傷の痺れは感じない。
海原に雲の影が落ちる。
13時、帰路の遊歩道は未だ凍風でススキは騒めく。
明日は大雪警報がTVで報道。




【賛美】小さな祈り/Harp of David







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