馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

青春無頼17歳の焦燥Ⅳ 57年前 ビルの窓拭きに想い馳せる。

2021-08-02 05:31:17 | 日記



青春時代17歳の焦燥Ⅲ 同じ17歳の少年との出会い。


続きです。
同じ年の17歳とは、ずっと交流が続いた。
彼はビルの窓拭きのバイトをしていた。
私もそのバイトをすることになった。
中学から大学卒業まで様々なバイト経験した。
中華料理屋でのスープの仕込み。
ガソリンスタンドでの給油と清掃
小学校の事務補助員



証券会社での黒板書き。
衛生バスに乗り企業での健康診断
東京駅高速バスの誘導員
スチール事務機の組み立て。
北アルプス山小屋への食糧荷上げ
デパート地下食品売り場。
数少ない休日には登山。
山に登ることは、17歳の少年にとっては都会での世の大人達との
如何にも優し気な会話だが心の底にある意地の悪いのが透けて見えた。
様々な思惑の中で互いを褒めながら口元は卑下していた。
大人不信に陥いるのだ。
その心の衝撃を和らげるため山に分け入った。



山で知り合った少年は、ビルの窓拭きのバイトをしていた。
私も窓拭きをすることになった。




再掲

50年前 ビルの窓拭きに想い馳せる。

2017-08-22 08:10:15

8月21日(月)

13時半 柳橋から馬喰横山駅に向かうには

薬研堀通りを歩く。

 

 

その通りのビルを見上げた。

ロープ一本を体に巻き付け

両足を蹴りながら壁に左右のトラバースして

バランスを取り、ガラスを拭き取る。

 

ビルの窓拭き

現在は、ゴンドラに乗って清掃するのが殆どだが

古いビルは、屋上に機械設備はない。

ロープ下降での作業。

 

もっと、昔

50年前のことだ。

バイトでビルの窓拭きをしていた。

 

当時高層ビルはなかった。

 

鶴見の工場地帯にある石油会社の5階建て

品川の港湾側にあった船会社の5階建て

 

二か月に一回交互に清掃した。

 

ロープもなく、窓枠に捕まりながら

身を乗り出し、雑巾にクレンザーを浸し拭き

次に乾拭きする。

朝10時から始め16時に終わる。

体育会山岳部の後輩3人も参加。

バイト代は、割合高額だったが

4階、5階の窓拭き怖かった。

ロッククライミングしているから

平気かと思われるが

雄大な山岳での岩場は高度感はあるが

恐怖は消し飛ぶ。

   

反って、街中のビルでは、地上の人、車が眼下にリアルに

話し声、車の音が響き、落下への恐怖を感じるのだ。

 

当時、保険をかけているわけでもなく。

凄い時代だったなと

想い馳せるのだった。

 続く。

 遠き山に日は落ちて