馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

青春時代17歳の焦燥Ⅲ 同じ17歳の少年との出会い。

2021-07-31 07:08:03 | 日記
青春無頼17歳の焦燥Ⅱ

続きです。
いつも独りぼっち登山であった。
一人で写る写真はオートシャッターで撮った。
必要があったからだ。
もしも遭難事故死した場合に備えての行動記録。
当時自撮り棒などなかった。( ´艸`)




独りぼっち登山の17歳
深夜 山中で知り合うのだ。


その少年も私と同じく貧しい家庭であった。
一人大工の父親と兄と姉がいた。
母親は既に没していた。
バイトしながら高校大学へと進むのだ。


下記ブログ再掲


再掲50年前の新潟巻機山
2017年2月5日
巻機山は、日本百名山の一つ。
 
1963年 昭和37年
17歳の夏休み、深夜 丹沢札掛け林道を一人歩いていた。
外灯はなく、満点の星と月明りを見上げながら
数分おきに
流れ星の光線が走り、瞬く間に漆黒の宇宙に飲まれる。
少年だったので驚いた。
谷底から沢を下る水音と私の靴音だけ。
後ろから、もう一人歩くのがいた。
山小屋に泊まり、翌朝、丹沢山に直登する
キュウハ沢を登った。
その沢に昨夜林道を歩いていた者と一緒になった。
年恰好は私と同じようだ。
 
その少年は、沢沿いの廊下と呼ばれる岩壁を巧みにトラバースして
軽やかに登攀する。


いつの間にか、互いに語り合い
一緒に登りだした。
熊の足跡があるガレ場に慄きながら

藪漕ぎして、必死に丹沢山頂上目指した。枯れ枝と思って掴んだ木が
鹿の遺骸に繋がった角だった。
頂上で鹿角を持っている。


今も所有している。

鶴見に住む同じ高校生だった。
気が合い、二人で山登りするようになった。
丹沢山塊の沢登り、ロッククライミングの真似事。



互いに大学生になり
神津島にキャンプした。


 
彼の兄は、登山家でかなり高度な山登りをしていた。
 
その兄が上越に巻機山があり、ダイナミックな遡行が出来る
米子沢を登った。
その遡行に興味、二人で登ることにした。
 
初めて上越線に乗り、川端康成の小説 雪国 プロローグ
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」に憧れた。
トンネルを抜け雪は無かったが六日町駅に着き。
谷川最奥の清水まで60分バスに乗った。
 
 
渓谷美と頂きのなだらかな草原。池塘に魅了された。



  
二人だけで、全く人が来ない河原で数日間 幕営して歩き回った。
太陽の直射日光が照り付ける河原の大石に二人寝そべり昼寝した。
 
突然 隣で寝そべる奴が言った。
「なあ! 日焼けしない部分があるぞ。
海岸の砂浜に寝そべり、体全身日焼けさせるが
「パンツ履いているので、おちちんは日光に当てたことない」
「この際、誰もいないから、健康のために日焼けさせようぜ」
「なるほど、確かにそうだ」と頷き
丸裸になり、日光に当てたのでした。
ヒリヒリしたか憶えていない。
 
女性は馬鹿にしてはいけない。
スタンドバイミーに出て来る少年同様
他愛のないが真剣だった。
青年になる直前の心とはこんなもんだ。
その後、大学入学と同時に体育会山岳部に入部。
続く。

続く。


 トミー ・ コールドウェル 15ピッチ目の登攀:The Dawn Wall  


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
一心さん、こんばんわ (たか)
2021-07-31 19:12:19
ヒエ―!通りかからなくて良かった!
青春の思い出ですね。
又、やってみますか?
返信する
馬鹿も一心です。 (馬鹿も一心です。)
2021-08-01 05:51:18
大学4年5月 北アルプス
蝶が岳で熊の親子に遭遇しました。
返信する

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