12月7日(土)AM9時半 診療所へ
受付で財布の中から診察券、健康保険証を探すがない。
受付する医師のお奥さんが「前に来た時、忘れて行った」
確かに 自宅に忘れた連絡を女房が受けた。
それもすっかり忘れた。
最近は一日一度は、何らかの事を忘れるようだ。
記憶の退化は加速度的に進んでいる。
11年前 生まれ故郷で自営業している学校同期が
「仕事で出かけるが、必ず忘れ物する」と嘆いていた。
彼はまもなく脳腫瘍で亡くなった。
懸命にアンチエイジング運動しているのだが?
元々、幼い頃より学業劣等なので、物覚えは悪いから
致し方ないか!
血圧と痛風の薬を受け取る。
老先生の前に緊張して座る。
前回、ピロリ菌検査をした。
先生が検査報告書を見ながら解説
呼気試験 結果0.5 基準値2.5未満
ピロリ菌は胃に住んでいないことが判明。
医師が言う「幼い頃、とても環境の良い生活をしていたからだ」
私は言った。
小さい頃から貧乏で井戸水を飲んでいました。
両親は那須の寒村出身で小学生の頃
遊びに行っては、川の水を飲んでいました。
50代以上の日本人は戦後、水環境が悪かったのでピロリ菌保有者が多い。
ピロリ菌が原因で胃炎、胃癌になった。
それから、恐る恐る訊ねた。
「私の肝臓は通常人の4倍に膨れ上がりフォアグラ状態ですが
体重減少させれば小さくなりますか」?
「会社の女性が一度大きくなった肝臓は元に戻らない」と言ってますが?
「いやそんなことはないよ。痩せれば戻るよ」
ホットして診療所を出て、同じ通りの製麺所行く。
古い木造2階建て、一階奥が麺製造、手前道路側に
ガラスケースにサンプルが置いてある。
奥に声かけると
カーテン越に、お上さんが、元気よく
「幾つ」?
私は大声で「五つ」!
互いに年取ったので大声で叫ぶのだ。
冷蔵庫から出してきた。
お上さんが「あっ!100円玉が落ちている」
私が立っている足下を見る。
100円玉を拾いお上さんに渡そうとする
お上さんが「福よ!福が来たのよ」
私が買う生麺代の金にしなさいと言う。
製麺所のオバサンはおおらかな人柄だ。
「さっき来た○○中華店のお兄ちゃんが落とした」
「あのソースラーメンの店」?
私は聞き返した。
先週 テレビでふなっしーが出演した。
船橋市内特集で、ふなっしーが行き着けのラーメン屋と紹介した。
タレント・ダイゴがふなっしーの背中ファスナーを開けて
ソースラーメンを食べさせていた。
ずっと昔からある裏通りの中華店で
通るたびに客がまばらに入るだけだった。
それも、殆ど爺さん達が酒飲みながら食べていた。
最近 船橋発生の元祖ソースラーメンで有名になり
ふなっしーが食べるのを放映されてから
場末の古びたラーメン屋に、似つかわしくない
若い女性が押しかけてきた。
道路から店内を見ると
上半分が曇りガラス、下半分が透明ガラスなので、下半身の
艶めかしいミニスカートと生足がずらりと
4人掛けテーブルなので8本並ぶ。
ふなっしー人気でラーメン店に客が行列。
思わぬ経済効果で細々と営んでいた
生麺製造が
大量注文で間に合わない程になった。
又、その中華店も親父が引退を考えていたが
人気が出たので急遽、息子が引き継ぐらしい。
先月 義母の一周忌をしたが
親族がふなっしーの近くに住んでいることが分かった。
又、このラーメン屋でしょっちゅう食べていたのなら
年齢的には中高年である。
しかし、ジャンプ力は中高年とは思えない高さだ。
深く詮索するのは止めよう。
周囲は儲かって、私も100円儲かって
ピロリ菌はいなくて
年末なのに、早々に福が来たようだ。
初冬の穏やかな陽差しの漁港の橋を渡って
幸せ気分で自宅に戻った。
そう言えば ふなっしーは船橋漁港で
体鍛えていると言っていたな?
ひょっとすると、船溜まりを周回している
あいつかな?
事務所で食べるラーメンはふなっしーが好きなラーメンと
同じだったのだ。
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