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自然療法の原点2

ポメラリアンのまりちゃんの記事復刻を続けます。

まりちゃんやウサギ、ウズラ、ニワトリ、チャボ、アイガモ
ネコたち、金魚たち、柴犬アミと共に暮らす日々のなかで
気づき省察したこと、それが私たちの自然療法の
重要な原点のひとつとなっています。

テキストの文字から得た知識とは異なる強烈な体験が
原点になっているところがエンジェルファームの強みだと
自負しています。
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復活まりちゃん2001
2001/12/23

21世紀を一緒に迎えられるだけでも幸運と思っていたのに
小さな体に秘められた、まりちゃんの生命力には驚かされます


2001/03/04

2月下旬から3月初旬にかけて私たちは関西に滞在しました
↑これは別府~大阪南港間を航行する関西汽船
まりちゃんは騒音の激しい甲板に設置された檻のなかに入れられたけど
吠えたり騒いだりするわけでもなく、おとなしく状況を受け入れ
旅行のダメージはなかった


2001/03/04

↑帰りの車のなかのまりちゃん
むしろ、まりちゃんは旅行すると気持ちがしゃんとするらしい
旅行の間は呼吸が苦しくなったりもしない


2001/10/08

6月にネコのミロクとアミダがうちにやって来ました
どうしても、ちっちゃな子猫のケアのほうに気が向かい
愛情ひとりじめだった状況が変わってしまいました
夏に桂子が新潟出張に行ったときには
夜ごと激しい呼吸困難におちいり
安楽死させてやりたいと思ったほどでした

ネコたちと同じスペースにいることが嫌なのか
別の部屋にひとりで寝たきりの時間が多くなり
空腹のときだけ起きてくるというような生活になっていきました

あれは夏のおわりだったかな
まりちゃんの呼吸が異常に激しくなり
それが1時間くらい続き、そのあと昏睡状態になりました
もうどうしようもありません
覚悟していた桂子も、そのときがくるとやっぱり泣いていた
私は庭に墓を掘ってすぐに埋葬してやらなくてはと考えていました

夕方になって、桂子がシーチキンの缶詰(自分たちの夕飯用)の
フタをパカッと開けた、何とその“パカッ”の音で
昏睡状態のまりちゃんは突然目覚め
何事もなかったように尻尾を振って食べ物をねだったんです

“パカッ”の一音で
身体から離れかけていた、まりちゃんが再び地上に戻ってきました
そういえば、まりちゃんは体は衰えても食欲だけはありました
もう先がないと思ったので
東京にいたころから桂子が美味しいものを食べさせ
それが癖になって、美味しいものばかりをねだるようになっていました

きっと、まりちゃんは美味しいものをもっと食べたいために
地上に戻ってきたんでしょう・・・?


2001/10/08

夏の暑さで弱ったときに毛を刈ってやったんですが
10月になってもポメラニアンには見えない感じ
高齢なので毛も伸びてきにくいのでしょう
このころのまりちゃんを見て
ネコですか?と聞いたひとがあった


2001/10/08

まりちゃんは、とにかく吠えない犬だった
桂子が記憶するだけでも3回ほどだったという
それがネコがうちに来てからは・・・

とくにミロク(左)がまりちゃんと関わろうと思って
スリスリしたり、抱きついたりするんですが
まりちゃんは嫌でたまらないらしく
体の力を振り絞って大きな声をあげるようになりました


2001/10/08

まりちゃんは口がおごって
ありきたりの食べ物だと「フンッ」といって食べない
本当に鼻で「フンッ」という音をたてるんです
そんなときでもネコたちが近づいてくると急にガツガツ食べる
ネコたちに取られるくらいなら私が食べるっ、ということです
まあ、まりちゃんが安らかに逝くためには
満足いくまで食べていただくしかなさそう


2001/10/08

美味しそうな食べ物を見つめるまりちゃんの真剣な表情


2001/11/07

11月7日~12日、私たちは東京に滞在しました
友達に預かってもらうことも考えたんですが
もし、その間に呼吸困難等の発作がおきて死ぬようなことがあったら・・・
それよりはもし旅の途中で死んでも
11年間ともに生活してきた桂子と共にあった方がいいと考えて
思い切って飛行機にのせることにしました

ショック療法というのかな・・・
意外にもまりちゃんはこういう無理な旅行をするたびに
シャキッとしてよみがえるんです


2001/11/12

東京滞在中のまりちゃん
呼吸困難の発作がおきることなく元気に過ごしました


2001/11/20


2001/11/20

東京に行ったことで、まりちゃんはその直前の状態より元気になった
庭に出してやるとトコトコ歩いて
思いがけない遠いところまで散歩します

まりちゃん、またまた復活!

薬なんですが、実は東京から帰ってからは
ずっと飲ませていません
調子がよくて必要なくなってしまったんです

まりちゃんは、この生の再晩年になって急に波乱の生涯
東京から大分・奥豊後にやって来て
去年は滋賀県・茗荷村、今年は関西そして東京に旅し
ネコ4匹と一緒に暮らすことになってしまった

いつ死んでもおかしくないと思われた、まりちゃんですが
緑豊かな奥豊後の大地のうえで大健闘しています

続く