こちらは美味しいパン屋さんも経営なさってるんです。
ご主人がオーストラリアのご出身で、イタリアンシェフなんです。
能登の海の幸は、どんなお料理に変身するのでしょうかね。わくわく。
前菜はさざえ。ガーリックオイルの風味がたまりません。
うずまきの底にたっぷり残っているエキスは美味しいパンに浸していただきます。
アオリイカの手打ちパスタですよ。
イカ墨ソースには「いしり」が入っているんです。
「いしり」は「いしる」とも云いますが、ご存知ですか。
能登でつくられる魚醤なんですよ。
能登の内浦側ではイカで作られるのが一般的。
ふらっとさんは内浦側なのでこちらのは、イカのいしり。
なんともいえない味わいなんです。
こちらの「いしり」は、ふらっとの奥様のお父様がつくられています。
お父様たちもお宿「さんなみ」を経営しています。
さんなみさんは『美味しんぼ』にとりあげられるほどよく知られたお宿。
だからいつも予約でいっぱいなんですよ。
いつかは私もお泊りしてみたいお宿のひとつなんです。
ついでに。「いしり」は、外浦側はイワシでつくります。
最近ではアジやサバでも作られているんですよ。
それぞれ違った味わいがあってとっても美味しいんです。
サラダのドレッシングにもいしりが使ってあるんですよ。
メインはめだいのソテー。
淡白なメダイを引き立てる優しい味わいのソース。
フレッシュトマトのあいだにドライトマトのアクセント。
最後に、こんかいわしと舞茸のピッツァ。
写真、撮り忘れちゃいましたが。
もちろん美味しかったに決まっているのです。
でね。夕食もとっても美味しかったのですけれど。
えっと。実はですね。
朝食が滋味深くしみじみとココロから美味しかったのです。
おから。切り干し大根のたいたん。梅干。
宿の目の前に広がる海は。命はぐくむ豊かな海です。
参考記事
■「いしり」by『能登の醸し』ブランド発信事業推進委員会