ふりかえれば…まろ

まろやパンダは最近露出が減ってますが、時折更新されてます。

「鳥」

2005-04-09 | 
 

前日まで蕾だったのに。
夏日になった次の日。ぱかって開いていました。
まるで「となりのトトロ」の木の実が芽を出すシーンみたいに。
ぽこぽこぽこっって。


ハクモクレンは鳥みたい。っていつも思うのです。
空に向かって。真っ白でふわふわの羽。

思い出す「鳥」というおはなし。
安房直子さんの初期の作品です。
安房直子さんのお話は優しいけれど切なくてちょっと恐いと思うものが多いのです。
寂しくなるのにそれでも何度も何度も読んでしまう。不思議なお話たち。

「鳥」は安房直子『なくしてしまった魔法の時間(安房直子コレクション1)』偕成社に収められています。一緒に収められている「きつねの窓」(ツユクサを見ると思い出すお話)、「さんしょっ子」(これまた切なくて寂しくも優しいお話)なども大好きなお話です。
コメント (14)
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白木蓮が咲くころ(追記あり)

2005-04-09 | 
通っていた中学校の前庭の真ん中にあった。
ハクモクレンの木。
ちょうど卒業式のころに白い色。
雪の積もらない街だったけれど。
3月の雪みたいだなって思っていた。

下級生のころ。
校舎の窓から眺めていた。
ハクモクレンの木の下。
第二ボタンをせがまれる先輩の姿。

ああ。青春なり。
なんて。きゅんとしたんだ。




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追記。
あのハクモクレンの木。
もうあの前庭にはないことを知った。
木々は切られて。のっぺりした花壇になっていた。
農林水産大臣賞を受賞したんだそうだ。
そっか。そっか。
コメント (2)
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