これは1938年(昭和12)年に建設された樺太の名建築「樺太庁博物館」
日本統治時代には樺太の自然や歴史などを展示していたそうです
現在は「サハリン州立郷土博物館」として残っており
館内にはサハリン先住民族、文化、産業、自然等の紹介から
日本統治時代の遺品のほか展示品は多岐に渡っています
第二次世界大戦にまつわる展示もあり
これはソ連軍から見た戦勝国としての記録なのと
日本では上映出来ないような、無残な死体の映像も流されており
日本人としては非常に複雑で悲しい気持ちになりますが
これは仕方のない事ですよね
また、建物は日本の城郭屋根を乗せた、当時流行していたという帝冠様式の建築で
築70年以上経つとは思えないほど、重厚でしっかりとした佇まいです
中庭には日本軍が実際に使用していた大砲も展示されいました
前庭には綺麗な噴水があり、ベンチでのんびりしたり、記念写真を撮ったりと
ロシア人にとっての憩いの場となっているようでした
入口には樺太神社から移設された狛犬も鎮座していました
日本では考えられない事ですが、ロシア人の子供が無邪気に狛犬と遊んでいました
それでも、無下にされるより仲良く暮らしてもらう方がいいですよね
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