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7月30日(火)
食事を終えて、ビアガーデンも楽しんだので
歩いてホテルまで戻りながら夜のユジノを散策しました
「ガガーリン公園」から「サハリン・サッポロ」までは徒歩30分弱くらいでしょうか
地図で見ると結構離れているように思ってましたが、普通に歩ける距離でした
「ガガーリン公園」から大きな通り「カムサモーリスカヤ通り」に出て
「カムニスチーチェスキー大通り」との交差点まで行くと「ロシア正教会」があります
「カムニスチーチェスキー大通り」は樺太時代に「神社通り」と呼ばれてました
プチ観光で紹介した「栄光の広場」にあった「樺太神社」から伸びる通りだからです
この通りには「サハリン州立郷土博物館(旧樺太庁博物館)」がありますし
「ミーラ通り」を越えると「サヒンセンター」「チェーホフ劇場」「サハリン州政府」
「チェーホフ通り」を越えて「アクチャーブリ映画館」や日本料理「ふる里」を過ぎると
「サハリン・サッポロ」や「市役所」がある「レーニン通り」と「レーニン広場」にぶつかります
碁盤の目の大きな通りしか通らないので、迷う心配もありませんし昼間なら絶対に安心なので
これからツアーなどで行く方にも是非オススメしたい散策コースです
ちなみに僕が歩いたのはサハリン時間で午後11~12時過ぎ(日本時間午後9時~10時)くらいですが
2年前と比べて街灯が明るくなったほか、建物のライトアップでも明るくなっていましたし
人も車もたくさん往来しているので、怖さは全くありませんでした
現地の人に聞いても、ここ数年は経済成長とともに治安もかなり良くなっているとの事です
大通りやレーニン広場近辺だけ見れば、札幌の大通り公園より健全かも知れません
※あくまでも個人的見解ですので、夜歩くときはどこの国でも注意が必要ですし
日本だって見知らぬ夜の街の裏通りを歩くのは危険ですよね
暗い路地や狭い路地などは当然避けた方がベターです
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「ロシア正教会」
昼間は青と白と金色の色彩が美しいのですが、夜は夜でライトアップされて綺麗です
これは1990年代に建設されたもので、実はまだまだ新しい建物です
さて、1917年ソ連に共産主義政権が誕生したとき、新政権は無神論政策をとり宗教を弾圧しました
従って共産主義国家には宗教は存在しない、というのがこれまでの公式見解だったかと思います
それがゴルバチョフのペレストロイカでソ連にも宗教の自由が認められるようになったのです
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「サハリン州立郷土博物館(旧樺太庁博物館)」
1938年(昭和12年)に建設された樺太時代の名建築がこの「樺太庁博物館」です
日本統治時代には樺太の自然や歴史などを展示していたそうです
館内にはサハリン先住民族、文化、産業、自然等の紹介から
日本統治時代の遺品のほか展示品は多岐に渡っています
この夜のライトアップは日本料理「ふる里」の宮西豊さんが考案したもので
宮西さん自身が資機材や電気料など全面支援して実施されているものです
宮西さんは他に「ガガーリン公園」などにも桜の植樹などの活動をして
ユジノ市から「ユジノサハリンスク名誉市民」を贈られた方です
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「サヒンセンター」
現在はサハリン州政府所有の総面積19.573平方メートルのこの建物は
ロシア国内外の様々な企業・団体の事務所が入居し、見本市や会議なども催される施設です
夜はレインボーカラーのグラデュエーションのライトアップがされていました
ちなみにこの広い前庭では2005年、THE BOOMが野外コンサートを行ったことがあります
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「チェーホフ劇場前の噴水」
チェーホフ劇場は「サハリン島」など著名な作品で知られるA.P.チェーホフ の名を冠した歴史ある劇場
客席数は約600席あり、年間通じて様々な演劇やコンサートが催されており
ロシアの文化水準の高さと文化への関心の高さが伺えます
稚内でも何度も公演している“ヴレーミャ・ジャザ”の本拠地でもあります
ちょうど改修工事を行っているようで、外観はほぼ見えませんでしたが
2年前にはなかった噴水が出来ていて、夜もイルミネーションが綺麗でした
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「サハリン州政府」
こちらも以前にも増して花壇が整備されたり、お花が多くなった印象を受けました
とにかく街全体が花でいっぱいになったなという感じです
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「アクチャーブリ映画館」
ハリウッド映画も上映しているようです
この前を通ったのはサハリン時間で午後11時過ぎなので、レイトショーもやっているんですね
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「レーニン広場前の時計」
見ての通りサハリン時間午後11時15分
まだまだ人も車もたくさん往来しています
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「レーニン広場」
ベンチがたくさんあるのですが、ほぼ満席状態です
若いカップルやグループが目立ちます
特に何をしているというわけではなく、みんな座って話をしているだけです
札幌の大通公園の方が酔っ払いとか、おだってる奴とかいて不健全かも(笑)
あたたかいし風もないし、ただボッーといつまでもいれる感じ
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「ユジノサハリンスク駅」
かつての豊原駅で、今も使われている線路は日本時代に敷かれたものです
日本時代もロシアになってからもサハリン鉄道の中心駅です
一番長い路線は始発のユジノサハリンスク駅から北端の終点ノグリキ駅まで612キロの距離だそう
ちなみに駅前広場には日本の「D-51」も保存されていますし
駅の並びに何棟かあるレンガ造りの倉庫も日本時代のものです
以降の記事も楽しみにしています。