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サハリン弾丸1泊2日の旅 8「コルサコフ港出航」

2013年08月27日 | Sakhalin

7月31日(水)

文字通り「あっ」という間の弾丸1泊2日の旅

この日サハリン時間朝8時にホテルを出発し、9時にはターミナルに着きました

ターミナルの道路を挟んで向かいには『オレーシャ』という商店があります

酒類やジュースに菓子類、パンやソーセージなどの食品も買うことも出来ます

小さな店ですが意外に商品は豊富で、2年前に来た時よりも小ぎれいになった印象

今回は深夜まで徘徊していたおかげで、スーパー『ピェールヴィー』にも行けずじまいで

何も買い物せず土産の1つも買ってなかったので、ここでパンを1つだけ買いました

まぁ、来週また来れるし良いんです(笑)






さて、コルサコフとは東シベリア総監であったコルサーコフ将軍を記念して名づけられたそうで

日本統治時代には大泊(オオドマリ)と呼ばれており、先端には国鉄の「大泊港駅」がありました

今もコルサコフ港に残る旧稚内航路の桟橋は現在は「南埠頭」と呼ばれているのだそう

そんなコルサコフ港は日ロ定期航路も発着する「南埠頭」

主に漁船などが利用する「中央港区」

にっぽん丸などの大型客船や貨物船、軍艦も利用する「北埠頭」からなるそうです

「南埠頭」は樺太時代から貨客船が発着していた場所で、稚内からの船も到着していました

当時は鉄道省(国鉄の前身)が稚泊連絡船を運行しており「船に乗って樺太に行く」というよりは

「鉄道を利用するため連絡船に乗る」という方が正しいのかと思います

それは鉄道連絡船の性格上、宗谷本線の優等列車と接続するダイヤを組み

1938年からは稚内側では列車が船に横付けできるよう

北防波堤ドーム内に稚内桟橋駅(稚内駅構内扱い)という仮乗降場が設けられていた事からも分ります

当然、大泊側でも線路が敷かれていて連絡船の乗客のために客車が待機して

そのまま当時は豊原方面へ列車で移動したそうです

今もそのままの形で線路と桟橋は残されており

現在は貨物の陸揚げに古いディーゼル列車が走っていました

1925年、当時の皇太子殿下(昭和天皇)が樺太訪問の際に立ち寄ったことが伝えられています

また、戦後多くの人々がこの港から日本本土に引き揚げていった港としても有名です



帰りの船の中でもお弁当は出るのですが、コルサコフ港で積むわけではなく

稚内からの行く際に積んで行くので、日持ちがするものが中心になってしまいます

なのでパンとチーズと蒲鉾といった具合です



それで特に帰りの便に日本人客に人気なのがカップヌードルです

売店には“カップヌードル”系と“どん兵衛”系があります

僕が食べたのは“パジャールスタ・ヌードル(シーフード味)”です(

2011年の稚内吹奏楽団公演では少々思い出がある“パジャールスタ・ヌードル”

ここで説明するのも何ですが、もののついでにエピソードを紹介します

稚吹で初めての渡航の際、同席のロシア人の“大将”と色々なお話(?)をしながら過ごしました

なぜ、“大将”という呼び名になったかというと

その人はホーマックで買ったと見られる炉端焼きコンロ「炉端大将・炙家」を持っていたからです

大将は僕に小樽でもらったらしい日本語とロシア語の小冊子を見せてくれ

「パジャールスタ(どうぞの意)」の使い方を教えてくれました

英語で言う所の「Please」ですが、それ以上に応用が利きますし

ロシア語会話に欠かすことの出来ない単語です

確かにロシア語を聞いていると、ありとあらゆる場面でこの単語を聞くことが出来ます

僕らもこの「パジャールスタ」のおかげで今回のサハリンでの旅が楽しくなりましたし

大将と触れ合ったおかげで、どんなロシア人とも仲良くなる術を得ました

ただ、行きの船旅の終盤には「パジャールスタ」はどんどん暴走し

大将と僕らが座っていた売店前のソファーを「パジャールスタ・シート」

大将が食べていたカップヌードルを「パジャールスタ・ヌードル」と呼び

お湯を入れた後、フォークでフタを止める手法(これはカッコイイ)を「パジャ食い」

などと悪ふざけが始まった事は、今も忘れられない思い出です



帰りの船での写真があまりないのは、仕事をしていたからです(いやホントに)

今回はあくまでも同行取材ですから、帰りの船の中でインタビューを録ったり

それ以外でも旅の感想など色々なお話を聞かせて頂きました

皆さんの貴重なご意見はまとめて稚内市サハリン課にレポート提出させて頂きます

ご協力下さった方、お疲れの所有難うございました

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