Kennyのブログあれこれ

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楮 (こうぞ)の木

2012-01-05 09:16:10 | 日記
 1月5日  (木曜日) 晴れ

昨夕から急激に北風が強く吹いて寒くなった。
今朝は風はないが冷たい日。
いよいよ、会社も稼働し始めて・・・・通りの車がにぎやかだ。!

今日は孫が長男の嫁の実家に泊まりに行くので
朝から、持っていく”おもちゃ”を詰めるのに大騒ぎだ!
少しの間は静かな時間が持てそうだ!
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興味のない方には、つまらない事だが
さて、先日
後で調べる予定だった和紙の材料のミツマタ”と”コウゾ”の木の
コウゾのほうであるが、・・・さても好奇心・好奇心だ。
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楮 (こうぞ)
クワ科とある。

雌花

雄花

コウゾは落葉低木で、厳密にはカジノキとは異なるものであり
楮の字を用い、カジノキには梶、構、榖の字をあてているが識別は容易ではない。

古代では、植物の名前も地方によって呼び名が異なり、
混同や混乱が多い。

『本草綱目』や『農業全書』でも両者の差は葉に切れ込みがあるのは楮
 ないのは構(=梶、カジノキ)」とするだけで
 種別としては「楮」に纏められてしまっている。

「紙麻(かみそ)」と言う語の音便より「こうぞ(かうぞ)」
という語が生まれたとする説も存在するほど、
古くから和紙材料として知られており、
今日でも和紙の主要原料の楮としている


楮の皮の繊維は、麻に次いで長く繊維が絡み合う性質が強く、
その紙は粘りが強く揉んでも丈夫な紙となる。
古くは、檀紙は真弓紙とされているが、
平安後期以後の檀紙はダンシと読まれ、楮紙とされている。

楮の皮の繊維を蒸して水にさらし、細かく割いて作った糸を木綿(ゆう)と言う。
同じ字の木綿(もめん。ワタの繊維)とは別のものである。
神道の祭事に用いられるが、後に紙で作られた紙垂も用いられるようになった。

コウゾの果実は集合果で、甘味があって食べられるが、

花糸部分が残っており舌触りが悪いので、
クワの実のような果樹としての価値はない。

本当に桑の実によくにているなあ!
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「日本書紀」には、610年(1400年前!)に
高麗の僧が製紙技術を日本にもたらしたとあるらしい。
栽培種の楮も、このとき渡来したと思われる。
その後、和紙は「楮紙(こうぞし)」と呼ばれるほど、
和紙の代表的な原料となった。

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歴史はながいんだなあ!