大悟が幼い頃、
小さい頃に頑張りすぎると、小学生のうちに燃え尽きてしまうぞ。
とよく言われ、事情も知らないのに利いた風なことを言わないで欲しいと思ったものですが、それって所謂『燃え尽き症候群』のことだったんでしょうね。
燃え尽き症候群、調べてみると、
一つの物事に没頭していた人が、突然、燃え尽きた(バーンアウトした)かのように無気力状態に陥る症状
とありますが、少年柔道の世界においては、小学生時代に結果を残していた者が勝てなくなることを筆頭に、柔道を辞めて別の競技に転向したり、競技者から愛好家になったパターンも引っくるめて、燃え尽き症候群的に扱われることが多い気がします。
私的にはこれは違うと思うんです。
勝負事なので常に勝てるわけがないし、もしかすると勉強や他の競技に才能があるかも知れない。
そもそも柔道だけが全てではないので、競技者として結果を残せば成功、残さねば失敗、後々結果を残せなかった=燃え尽きたからではないと思うんです。
ただ、私なりに危惧する燃え尽き論を言うと、幼い頃から管理、監視のもとで何かをさせられ続けると、この管理がなくなった時に、それまでやらされていた事から解放され、自分の意思で努力することが出来なくなるのではないかと感じています。
子供なのである程度は親の導きが必要な時もあるし、管理し過ぎると後が怖い。
目標設定だと言いながら、それはただのエゴだったのではないか。
間違いなく自分はやらせてました。苦しめてました。
ただ、軌道修正させて貰える機会や出会いもありました。
いろんな事がありながらも、燃え尽きることなくそれぞれの夢に向かって走り続けている子供達を見ると、やっぱり自分は恵まれてたんだなとつくづく思う。