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もう何年前になるかなぁ~。
ハキダメギクの名前を知った頃、その花を近所の駐車場の入口で見つけた。
何とも貧相な花…だったけれど、小さいながらしっかりとした菊の花だった。
その出会いから、小さきものたちに惹かれてゆく事になった。
暫くして、そのハキダメギクの学名が「コゴメギク属」になっている事に気付いた。
専門家でも無いから、学名など無用なのだけれど
コゴメギクの名前だけは気になっていた。
実際にはハキダメギクとは別にコゴメギクという名の花がある事を知ることになる。
それから何年経っただろう。
10年前に松江の野菜畑で見つけたのが最初と言う事になる。
六年前にはマドンナにオランダハッカの苗を届けた帰り道
永井谷の田んぼ脇で見つけた。
それからでもさほど多くを見た訳では無いのだけれど大久保の畑の群生は
ハキダメギク??と思わせるほどのものだ。
コゴメギク(小米菊) キク科コゴメギク属 Galinsoga parviflora
(2020.10.26 大久保)
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▲ 左がコゴメギク、右がハキダメギクの冠毛 僅かに残っている苞に比べて白い。▲
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▲ 大久保のハキダメギク ▲
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大久保のコゴメギク 今年のコゴメギク 八年前のコゴメギク ハキダメギク
コゴメギク(小米菊) 林のコゴメギク(小米菊)
コゴメギクを教えていただいてから
もうずいぶん経ちましたが
未だに見つけることができません。
こちらは群生してすごいですね~
ハキダメギクよりもコロンと丸みを感じる・・・そして控えめに見えるのですが
まだ出会うことが叶いません。
いつか出逢えますように…と思っています。
殆ど見ることは無いコゴメギクでしたから、この場所での群生には驚きました。
探す…と言う事をしても、関東時代にはお目にかかったことは無いですね。
こちらに戻ってからも、やっと数株程度しか見かけたことは無かったです。
セリバヒエンソウを、鎌倉で見かけて以降こちらでは一度も見ていませんから
雑草にも地域性がある…と、今は普通に考えるようになっています。
それでも突然どこかで、とは思っていますが。
雑草にも地域性があるのですね。
最近は座り込んでカメラを向けていると
ちょっと後ろに気配を感じることが多くなりました。
そして「何を撮っているの?・・・」です。
そんなふうに気にかけてくださる方もいらっしゃいます。
小さな雑草を知っていただきその時を一緒感動したりして・・・
小さな秋を楽しんでいます。
コゴメギクもいつかどこかで逢えると嬉しいです。
私は最近では『大丈夫ですか??』の声掛けの方が増えて来ました。
確かに高齢者が道ばたでしゃがみ込んだり座り込んだりしていると
声掛けが必要なのだと思いますね。
それでも時には暫く、撮っている草の花をご覧になって
『生まれて初めてじっくり見ましたよ…』の言葉が返ってきたりすると
確かに嬉しいことだと思いますね。
小さすぎて撮れません…などと、撮ることだけの趣味では
こんな丁寧な会話は成り立たないですからね。