松江の田んぼでは、キャベツが大きく育っている。
その傍らにハキダメギクが点々と咲いている。
どうも、舌状花が貧弱な咲き方になっている。
そろそろ風も冷たくなってきたし、冬支度し始めないといけない。
それでも、この葉の大きさからすれば、コゴメギクとは言えないかな…。
そう思いながら撮っていたのだけれど、ハキダメギクの雰囲気とは違う。
茎にも葉にも毛深さは感じない。
たぶん、これがコゴメギク。
ハキダメギクは葉の表裏ともに毛が密集しているけれど、
コゴメギクは僅かに毛がある程度。
その分、艶のある印象が強い。
コゴメギクは、僅かに毛がある程度で、葉は艶がある感じ。
舌状花はかなり貧弱に見える。
コゴメギク キク科コゴメギク属 Galinsoga parviflora
ハキダメギク(掃溜菊)キク科コゴメギク属 Galinosoga ciliata
ハキダメギク
☆
コゴメギクの葉に隠れている(?)テントウムシ。このまま越冬するのだろう。
アレチノギクの花茎についたアブラムシを食べているテントウムシ。
(2010.12.03 松江)
(2010.12.04 松江)
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ハキダメギクほど毛深くないんですね。
写真で見た感じでも葉はなんとなくすっきりし艶があるように見えます。
第一コゴメギクというのを知らなかったのでハキダメギクを見るときには頭に入れておくことにします。
そういえばこの間はハキダメギクがあまりにきれいだったので写真に撮りました!
田んぼ周辺の陽の当たる場所は春のような気配が漂っていました。
年の瀬になっても暖かな日があるので植物界も年中咲きどきになっているよう
ホトケノザやオオイヌノフグリなども草刈後に元気がいいです。
長い間、キク科コゴメギク属という学名が気になっていました。
それだけのことなのですが、六年くらい前から熱心に撮り始めた雑草類には、
幾つもの類似種があることを知ったので、それじゃあ見比べてみよう…と思った訳です。
学者が自分たちの都合で分類していること、そう思っていましたが、
確かに理にかなった分類になっていると思います。
コゴメギクがあって、その仲間にハキダメギク…、
そう覚えると探す楽しみみたいなものも出て来るものですね。
初冬とは思えない陽射しがあると、外でのんびりとする時間が持てることが、
この上なく幸せな気分になります。
コゴメギクは貴重な存在なのですね。
気をつけて辺りを見ながら歩こうと思います。
見つけた時を想像しながら・・・
ありがとうございました。
いつもそう思いながら、図鑑を読んでいました。
そうすると突然目の前に現れたときに、何となく覚えていることが鮮明になります。
その繰り返して、雑草の類は馴染んでいくしか無いのかな…と思います。
稀少品でも無いでしょうから、ひょんな所でお目にかかることになるでしょうね。