HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

コゴメギク

2014-10-30 | 秋 白色系

忘れかけている花が幾つものある。
その一つがコゴメギク。
二年前に撮ったけれど、その場所では去年出て来なかった。
ハキダメギクはどこにでも出てくるし年中どこかしらに咲いている。
育つ環境は全く同じだろうに、コゴメギクはどこにでも…という雑草ではないようだ。

今日、夏に八千代町の野間川の蛍見物に出掛けた折に
そこに広がっていたスペアミントを持って帰る…と言い出したマドンナを押しとどめ
帰ってから持って行くよ…と約束していたので届けた帰り道
井吹台からの下りに走った永井谷のたんぼの畦で久し振りに対面?出来た。

忘れかけていたけれど、これでまたしっかりと覚えることになるだろう。


ハキダメギクもみすぼらしい姿だけれど
コゴメギクを見ていると立派?に見えてしまう…だろう。

茎の上部の葉は細い。
その上にチンマリと乗っている花は、細い茎に相応しく小型。







茎には目立つ毛、葉にも毛があるけれど、ハキダメギクほどには生えていない。





成長しきった個体だからだろう、花茎が伸びきっているから余計に貧相な印象を受ける。



全体に貧相な印象を受けるのは、舌状花が殆ど伸びないせいだ。





冠毛は白ではない。

苞は冠毛よりも茶色、長い間残っている。



コゴメギク(小米菊) キク科コゴメギク属 Galinsoga parviflora
 (2014.10.25 永井谷


コゴメギクの冠毛 残っている苞より僅かに白い程度。

ハキダメギクの冠毛 僅かに残っている苞に比べて白い。

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二年前のコゴメギク 三年前のコゴメギク 今年のハキダメギク



4 コメント

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コゴメギク (とんちゃん)
2014-10-31 09:05:02
ハキダメギクではありがとうございました
どこにでもある雑草なのにふと視線を変えると違ったふうに見えてしまいました。
何気なしにハキダメギクと思って見ている中にあるいはこのコゴメギクがあるのかもしれないと思い始めています。
ただ気がつかないだけで見逃しているのかもしれないと・・・
でもたいていはそんなこともなくコゴメギクはあまりないのでしょう
冠毛をハキダメギクと比べると色がかなり違いますね
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そうですね。 (林の子)
2014-10-31 13:12:56
どこにでも咲いているからこそ、撮ろうと思わなければ撮ることなどない雑草ですね。
きれいな花を撮っていると、見ていても気にも留まらないでしょうから。
気がつくと周りからそのような草花が次々と消えてしまっています。
そういうものなのでしょうね。
時折、雑草ではなく野草と呼びましょう…と言われる程度で、山野草と呼ばれて珍重される植物でもないし、地域限定の稀少な植物でもないし。
役に立つとか立たないとかでもなくて、勝手に咲いている雑草には、気がつかなければカメラなどは向かないでしょうね。
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コゴメギク (こいも)
2018-12-01 14:37:37
林の子さん
コゴメギクは気になっていましたが
初めて見させていただきました。
ハキダメギクがとても豪華に見えてしまいますね。
ハキダメギクの冠毛の方が白いですね。
控えめなコゴメギクに想いは募ります。
何処にでもあるのではないのですね。
気をつけて見てみたいと...見つけてみたいです。
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もう4年見ていない。 (林の子)
2018-12-01 17:35:11
文中にある『井吹台からの下りに走った永井谷のたんぼ』と言うのは
実は高校時代のマドンナが住んでいるマンションにスペアミントの苗を届けて
その帰り道に下って来た田んぼ脇。
昔、高校時代には自転車を走らせて草の化石採集などしていた懐かしい場。
マドンナとは、旦那も同じ高校の同窓なので、年に何度かは食事するのですが
その時以来、一度もコゴメグサにはお目にかかっていません。
似たような花なのに、ハキダメギクとは違って少し湿気が必要なのかな…と思います。
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