HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ノボロギク(野襤褸菊) 

2024-04-02 | 春 黄色系

大昔にはここにガスタンクがあった。
タンクは中学時代に2キロほど北、当時の国鉄線路の南に移設された。
まだ周囲は一面の田んぼだったから、盛り土の上を通過する列車や電車を眺めたものだった。
そのタンク跡は巨大な円形だったし土台のコンクリートは残されていたから
学校帰りの格好の遊び場だった。
今はそこに同じ大阪ガスの営業拠点の建物が建っている。
その建物の南側にはツツジの植栽。
枯れてしまって植栽の無い場所は雑草畑と化しているから
ノボロギクとキュウリグサ畑になる。

 

 
▲ ノボロギクは小花の集合体だが、タンポポとは違ってすべて筒状花の集まり。蕾の先端部分(総苞片)と基部の小苞片には黒い▲が目立つ。
アレチボロギク( Senecio sylvaticus)は数個の舌状花を持つと説明されているが見たことは無い。

 


▲ 咲き進むと黄色い花弁の間から白い冠毛が伸びて来る。これが綿毛となり「ボロ」と呼ばれる。▼
 


 
▲ 綿毛を飛ばし切った後は、黄色い花が残っていたとしても確かにきれいな姿ではない。▼
 
ノボロギク(野襤褸菊) キク科キオン属 Senecio vulgaris
ダンドボロギク(段戸襤褸菊) キク科タケダグサ属 Erechtites hieracifolia
ベニバナボロギク(紅花襤褸菊)キク科ベニバナボロギク属 Crassocephalum crepidioides
(2024.03.30 田町)

 
▲ ベニバナボロギク  ダンドボロギク  ▲

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ノボロギク2023 ベニバナボロギク2023 ダンドボロギク2023
 ダンドボロギク2020 ノボロギク2021 枯れ姿 2008.09 

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2 コメント

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ノボロギクとキュウリグサ畑に・・・。 (こいも)
2024-04-04 16:59:06
林の子さん
ノボロギクとキュウリグサ畑にとは・・・。
とっても素敵ですね。
すご~っく美しい画像を見させていただき、
とても良くわかりました。
忘れないようにしたいと思います。
ありがとうございました。
野襤褸菊 (林の子)
2024-04-04 20:30:58
「襤褸」と書くとなんと読むのだろう?と想像逞しくするのですが
ボロと読まれることを知ると、途端に興覚めします。
それが花の名前に使われていることにもう一度驚きます。
それでも気を撮り直して??、今では歌詞を全て思い出せないほどに古い歌を歌ってしまいます。
タンポポのようには美しいとも思えない綿毛も、何となくかわいいかな?と。
「♪ ボロは纏えど 心は錦 どんなものにも恐れはせぬが どんなものにもおそれはせぬが 可愛いあの娘にゃ 叶やせぬ 可愛いあの娘は……♪ 」

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