ノボロギク、ダンドボロギク、ベニバナボロギク。
襤褸菊。
花が終わると襤褸が飛び交う。
花が終わって綿毛、それを襤褸呼ばわりして名付けられたボロギク。
ところがどうだろう、こんな姿。
残っている方が奇妙だけれどそれを撮るのはもっと奇妙だろう。
▲ 茎が途中で折れてしまって、綿毛になりきれなかった…。▼
▲ まだ茎が健在?な頃に、綿毛が飛び散ったのだろう…。▼
ダンドボロギク(段戸襤褸菊) キク科タケダグサ属 Erechtites hieracifolia
(2021.01.26 明石公園)
☆
▲ 綺麗?? ▲
▲ ダンドボロギク ベニバナボロギク ▲
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ダンドボロギク 2008.09 ベニバナボロギク
いつも懇切な植物の記事を有難うございます。
この植物が最初に発見されたのは、奥三河の段戸山で、本当は襤褸菊ではなく
、騎馬武者が矢を防ぐため背負った母衣に枯れ花を見立て「段戸母衣菊(ダントホロギク」と名付けたと、昔何かで読んだ記憶があります。正式な和名はどのようになっているのでしょうか?
私は今も、母衣を背負い、草原を疾駆する騎馬武者集団の勇姿を連想しています。
命名者はその様に見たと思います。
タケダグサ属に牛のタケダグサ(帰)、タケダグサ(シマボロギク 帰)、ダンドボロギク(帰)の三種が記載されています。
分類表そのものがどの程度権威のあるものかを議論することはないですが
いずれにしても帰化植物として発見者、或いは命名者がどのように命名したのか、それが正式に採用されていない理由まではわからないです。
現実には、キク科タケダグサ属 Erechtites hieracifolia として一般的に記載されていると思います。