HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

キバナコスモス(黄花コスモス)

2020-12-06 | 【独り言】

雑草然としている。
植栽なのだろうけれど茂るに任されていると雑草然としてしまう。
栽培されている幾つかはやはり手を入れないと自然の姿で育つ。
それが自然だし整備された場所には不向きだと言う事だ。
それを承知の上で植えるのであればやはり手入れを怠ることは出来ないだろう。
手入れを怠っておいて、この花はとんでも無い咲き方をする…などとは言えない。

ここでは放置されたままに咲き続けているから

まだまだ花は咲き続けているし、花殻も果実も残っている。


▲ キバナコスモス、だけれど橙色が多い。時に黄色も咲いている。▼



▲ 雑然としたこの咲き方、節操のない咲き方が似合う??▼





▲ 花弁の背後、茎の上に内外二種の総苞片。▼





▲ めしべの柱頭は「∞マーク」になって受粉完了。▼



▲ 舌状花は早々に萎れ、筒状花も押し出される様に萎れて抜け落ち、橙色は消える。▼

▲ 花柱が伸びてくると子房部分の膨らみも顕著になる。▼

▲ 筒状花の花弁は萎れて落ち、めしべの柱頭の残骸?が見える。
柱頭の残骸…と見ていたものは、冠毛の名残だろう。
花柱の先端部分にあるのだから、センダングサでは果実の上に残るひっつき虫の棘の部分。▼









▲ 総苞片に守られて、花柱はまだ緑を残している。▼





▲ 花柱が少しずつ褐色になるにつれて果実も色付いてきた。冠毛部分は落ち始めている。▼





▲ 全ての筒状花が受粉出来るわけでも無い。花柱が伸びている下部に果実の無いものも幾つも見える。▼



▲ 受粉出来なかったものは、茶褐色の果実と比較して薄茶色に見える。▼





▲ 疎らな果実、余り効率よく受粉出来なかったようだ。▼

キバナコスモス(黄花コスモス) キク科コスモス属 Cosmos sulphureus
オオハルシャギク(普通、コスモスと呼ばれているもの)Cosmos bipinnatus
(2020.12.05 船上)


▲ キバナコスモスも花の構造はコスモスとほぼ同じ。▲


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キバナコスモス 黄色のキバナコスモス キバナコスモスにオオスカシバ コスモス(オオハルシャギク)



4 コメント

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キバナコスモスの全てが・・・ (こいも)
2020-12-06 20:31:20
林の子さん
最高ですd(^ー゜*)ネッ!
お花が咲いてから萎れて・花柱が伸びて・花柱には雌しべの残骸が見えて・子房が膨らんで・緑の花柱になり・果実が色づき・茶色の果実になって・・・
でも全ての筒状花が受粉できるわけではなく・果実のないものも見えました・・・
キバナコスモすの一生を見させていただきました。
どの場面を見ても美しく心に残りました。
大満足です~~~とっても嬉しくなりました。
ありがとうございました。
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訂正です。 (林の子)
2020-12-06 20:48:24
最初、花柱の先端に残っているのはめしべの柱頭だと思っていましたが
カメラを構える前に実物を眺めていて間違いに気付きました。
「花柱の先端部分にあるのは、センダングサでは果実の上に残るひっつき虫の棘の部分」
やはりじっくりと現物を前にしてみておかないといけませんね。
こいもさんの画像で事前にその部分の「刺」が見えていましたので
実物で確かめられて良かったと思っています。
ありがとうございました。
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そうでしたか・・・ (こいも)
2020-12-07 01:12:11
林の子さん
花柱の先端部分にあるのは冠毛なのですね。
センダングサでは果実の上に残るひっつき虫の棘の部分・・・
わかりました。こちらも直しておきました。
この部分は何となく可愛らしくて大好きなところです。
教えていただきましてありがとうございます。
忘れられないキバナコスモスになりました。
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画像追加。 (林の子)
2020-12-07 12:03:08
須磨の見どころ散歩のおりに使った画像を追加しました。
センダングサでは刺の部分がハッキリしているのですが
キバナコスモスではあまり熱心には見ていない部分でした。
それでも花の構造をゆっくり見ていると冠毛由来の部分だと再認識できました。
ありがとうございます。
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